第1章第7話 これからの色々
「無限さん!」
「ん?どうしたの優多」
「どうしたの?じゃありません!一体なんですかあの生き物は!」
「まあまあ落ち着いて」
「落ち着いていられますか!」
優多は前回、気力刀という突然のひらめきで、なぜか出せた刀で黒体という化け物を大回転斬りで倒した。過激的に言えば、殺した。
これで良かったのかは分からないが、あのままでは僕が殺されていた。
「無限さん!聞いているんですか?」
「おっと、ごめんごめん」
どうやら前回いきなり戦闘させるもんだからご立腹らしい。まああの判断はちょっと間違っていたかな?
「だいたいなぜあんなことをさせたんですか!怪我でもしたらどうするんですか!」
「大丈夫大丈夫怪我はしないように黒体の流れを操っていたから」
「そういう問題じゃなくて…」
「?」
約2時間にもわたる口論が続きやっと無限に理解がついたところで、本題に入った。
「では、今から本題に入っても大丈夫でしょうか?」
「うん、全然大丈夫だよ。で、その本題ってのは何なの?」
「はい、僕が無限さんに話すことは、これからの仕事についてです。僕の仕事は…」
「館内の掃除と朝昼晩の食事の用意、洗濯、書庫の整理、多世界の調査:地理、人口、職業、経済。あと僕の執事」
話すスピードがマシンガン急だった。これを聞いて思うことそれは…
『多すぎる』
それだけだ。誰だって思うだろう…
「家事ではだいたい3〜4時間あれば出来るでしょ?この館はそれほど広く無いからね。書庫は館の4分の1ぐらいだから検査と、掃除で2時間ぐらいだね。
畑と家畜は、合わせて4時間多世界の調査は振り分けて作業していいから全ての世界回るにはだいたい10〜12時間はかかるかな。執事の作業はしばらく簡単なのにしとくね。慣れるまでに疲れるだろうから。ということで、計24時間だね」
聞いて、倒れそうになった。まず仕事の多さ。単純な作業だが多すぎて目眩がしそうだった。次に作業合計時間だが、丸一日何てどこのブラック企業なんだ?
「あっごめんごめん!この世界は1日が50時間だから安心して眠る時間もあるから。それに50時間て言っても時や、動きなどの感覚は元いた世界と同じように感じるようしているから安心して♪」
ん?今のを聞いてどこをどう安心すればよかったのだろうか?物理的におかしい…いや、もともとおかしいけど。
「あの…どうしてそういった感覚が元いた世界と同じ何ですか?」
「ここは、香花界。僕の造ったこの世界は1日がとても長いが長く感じさせないようになっている。つまりは実際に何時間もかかる作業も短時間で終わるような錯覚になる。それにここの世界ではその者自身の持つべき者が勝手に身につく優れた世界なんだ」
端から端まで、理解が困難だった。
「…では、普通に過ごしていればいいんですか?」
「そゆこと」
聞くだけでも疲れた。寝させてくれないかな…
「!」
「どうしたんですか?」
優多は突然驚きの表情を見せる無限に聞いた
「いきなりそんな顔して何が起こったんですか?」
「何か来る…デューラスから使者が来た!」
無限は意味のわからない言葉を発した。
デューラスって何?誰もがそう思うだろう。優多もそうだった。だが優多は何も見ていないのに、何故そんなのがわかったのかも気になった。
「デューラスって何ですか?ってか何でそんなのが分かるんですか?」
「日本語で言うところの裏世界っていう意味。裏世界にはまだ38個しか世界が無いんだけど、その中の極強ってぐらいに入る世界から使者が来たんだ!
それと、僕は流れを操って情報を受け取っているからわかるんだ」
デューラスとは裏世界のことだが、裏世界でも裏地極、旧山塊、大炎界、旧雷田、士御倉と呼ばれる裏世界が極強なのだそしてこのうちの裏世界で香花界に誰が来たのかと言うと…
「大炎界から…だって…」
無限の顔が真っ青だった。
皆様今回も見てくれてありがとうございます。
初めて後書きを書きました。
いつもは、本文を書いて「終わりー」なんて言っている僕ですが、今回は小説の形を変えたので後書きを書きました。
言っている通り小説の形を変えました。まず、この一年あまり小説を出さなくてすいませんでした。
完全に舐めていました!
実を言いますと…手書きで小説を書いて友人と見せ合って楽しんでいるんですが、それに熱中しすぎてこっちの小説を怠っていました本当にすいません。
今回からまた小説を書いていくんで読んでくれると嬉しいです。それではまた次回お会いしましょう