第2話:彼女の初体験
彼女は自他共に認める恋愛主義者。
物心ついた時から、常に誰かに恋してきた。
小中学生時代は、全くもてなかった。高校時代は女子高のバスケ部に所属し、朝から晩までバスケづくし。
引退してからは、飲食店でバイトしそこからオシャレに芽生え始めた。
誰にも行った事はなかったが、彼女の初体験は高校の時のボーイフレンドのF君でもなく、短大時代のボーイフレンドのK君でもない。
社会に出て間もない頃、先輩と飲んでた時にナンパされた?君。(もう名前の記憶はない。)
うまれて初めてされたナンパ。しかもかなりの男前。
その時は番号交換だけで終わったが、何回かメールのやり取りをした後に彼の家に行く。
もちろん彼女もそのつもりで行った。
当時はやっていた『リング』のビデオを見ながら(今考えるとベタな手口)、気がつけばその時は終わっていた。
感想。。。。こんなものか。。。
その彼とはそれっきり。てか、やり逃げというやつ。
その時はすごい悔しかったりもしたけれど、今となってはいい思い出である。
そこからの彼女は何かスイッチがはいった様に恋愛しまくる。
一言彼女のフォローをすると、決して彼女は遊び人ではない。
常に全力で愛情をぶつけようとしている。しかし、それゆえに上手くいかない時も多々あるのも事実。