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近付かないで!!
「もしかして、、、君、、、何か覚えてるの?」
「何のこと?」
私はわざと知らないふりをして誤魔化してしまった。
「え?!何?!」
学園長は私の目をじっと見つめながらだんだんと近づいて来た。
「近付かないで!!」
「何を怯えてるの?君、、、覚えてるんだね。」
「何も、、、何も覚えてなんかない!!」
「じゃあ僕の目をしっかり見て。」
だめだ、、、、、また、、、、、、
この人のペースに持ってかれる!!
今、、、、目なんか見たら、、、、、!!
もう私、、、また力が抜けて、、、、、。
私は目を見たらもうダメだと思い目を咄嗟に閉じた。
もしかして、、、もしかして、、、、、
あの事を覚えていたら私に危害を加える気じゃ?!
それか私もこの人に血を吸われてしまうの?!
だめだ!!
このままじゃ!!
そう思い私は勇気を出して閉じていた目をゆっくりと開けた。
その瞬間温かいものが私の唇に触れるのを感じた。




