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定命の国  作者:
1/19

プロローグ

西暦2075年。

日本では「定命法」が完全施行されて5年が経過していた。


法律第114条、通称《定命法》。

それは、すべての国民に寿命の上限を70歳と定める法律である。

70歳を迎えた国民は、例外なく「定命日」を通知され、国営の安楽施設で静かに“退場”する。

それは祝福され、感謝され、そして何より「当然視」されるものとして社会に浸透していた。


メディアは定命者を「未来への贈り物」と讃え、

子どもたちは定命の日に花を持って祖父母を送り出した。


戦争もない。

失業もない。

経済は安定し、子育て支援も手厚い。

70歳以上の医療・年金・介護に使われていた莫大な資金は、すべて次世代に分配された。


そして社会は言った。

**「これは進化だ」**と。


だが、そう思わない者もいた。

この物語はフィクションです。

実在の人物・団体・事件などには一切関係ありません。

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