表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹がさいつよすぎて怖い【連載版】  作者: おやすみ
第七章:過去の悲劇とミユの真価
19/26

アメリカでの銃乱射事件

7-1. アメリカでの銃乱射事件

僕達は天才児と呼ばれ、アメリカのギフテッド検査に二人で連れて行かれた時に、検査会場前で銃の乱射事件に巻き込まれた。 僕はミユをかばおうと前に立ったけど僕の胸を貫いた弾丸は、ミユの首をすり抜け後ろのレンガに突き刺さったように見えた。 ミユを助けなきゃ手当しなきゃと振り返ろうとするが、膝が折れ地面に崩れ落ちる。 その瞬間、銃声は止みミユの声が響き渡った。 「コール911 アンビュランス アンド ポリス ハリー AEDも持ってきて!」 ミユは僕の手を引くと、それがさも当然かのように怪我人のもとへ連れていき 「貫通は握る!盲管はえぐり出す!」と、謎の言葉を吐きながら次々と止血していった。あんなに怒ったミユは初めて見たのもあって、ミユに言われるまま気道確保、止血補助、側臥位とこなしてると、周りの人たちもAEDなどを使って協力してくれていた。 程なくして救急隊が到着し現場が慌ただしくなった頃、ミユは僕の手を引いて試験会場に入っていった。 「遅刻は大丈夫だったね。」汗と涙と血だらけの両手を粉石鹸のようなので洗いながら、ミユは笑顔を作ろうとしていた。(ミユ、たぶんそれトイレ用のクレンザーとはとても言えなかった)。

胸を撃たれたはずの僕も旅行カバンから着替えを出し、胸と背中の血糊もミユに落としてもらい新しいシャツに着替えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ