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悪役令嬢ですが、シナリオを順守することに決めました  作者: 飴屋


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84/108

83,時計塔が開くとき

ティファニーちゃんが、時計塔の扉に手を掛けた。


その瞬間、カチャリと小さな音が聞こえた。


「えっ…」


恐る恐る扉を押す。


「開いた…」


ティファニーちゃんは困ったような顔をしてこちらを振り返った。

ギィィっと、軋む効果音と共に、扉が薄く開いた。


「開いてしまいました…」

「…あぁ。そうだな」


ビクター様も予想外だったんだろう。

ティファニーちゃんと同じように、戸惑っている。


「中に入っても良いでしょうか…」


ここにいるのは、とても真面目な二人だ。

だから、先生の許可なく見知らぬところには入らない。


でも。


私は、そっと扉から離れた。

そして、ゲームと同じタイミングで雪の降る勢いが増した。

雪混じりの風が髪を揺らす。


「!」


見上げると、ハンカチに雪が積もり始めていた。風のせいか、それとも雪のせいで重みが増したのか、ハンカチが少ししんなりとしてくる。

ハンカチの端がひらひらと揺れた。


「すみません。直ぐに戻って来ます!」


ティファニーちゃんは、そう言うと、扉を開けて時計塔の中に入った。


「待て!」


ビクター様が慌てたように、ティファニーちゃんに呼び掛ける。


ビクター様もティファニーちゃんを追って中へ。


その瞬間、鐘が鳴り響く。



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