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65,いつかのあの日
「あれ、このイベントってさぁ、図書館司書とは踊れないの?」
二人の女の子が、堤防に寄りかかってゲームで遊んでいた。
「マナック・メーテルリンクね」
「覚えづらいよ。マナック・メーテル…?」
「マナック・メーテルリンク」
「そう、その司書。私、結構好きなんだけど」
「だったら、名前くらい覚えなよ」
「司書」
「…っもう。踊れるよ」
「どやって?」
「マナックも、先生たちの手伝いとして会場の見回りをしてるの」
「へー」
「だから、生徒の中に紛れるマナックを見つけ出して、声をかければ踊ってくれる」
「探すの大変そう」
「まぁね。でも、画面がお花とキラキラですごかったから、見応えはあるよ。けど…」
「けど?」
「まずは、王子の攻略をしたほうがいいよ」
「なんで?」
「それはね、」




