表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
没落皇子と異世界の姫  作者: 九条ましろ
第三章 シャルル王国滞在
16/19

シャルル王国

シーナのテレポーテーションで、リリアはシャルル王国の王城の前に降り立った。

王城の規模は、フェリカ王国とほぼ変わらない。

それだけ大国ということだろうか。


王城の門前では、皆が歓迎しようと待っていたようだ。

国王・王妃陛下の前までリリアは赴き、カーテシーをした。


「お初にお目にかかります。フェリカ王国から参りました、リリア・ミミリー・フェリカルツォーネと申します。寛大なお心遣い感謝申し上げます。」

緊張しながら挨拶をした。


「リリア王女、ようこそシャルル王国へ。皆、そなたを歓迎致そう。シーナとお友達になってくれて心から感謝致す。滞在中はゆっくり寛げよ。」

とシャルル国王陛下も歓迎の挨拶をした。


「お父様、お母様…婚約お披露目会に連れて行けなくて申し訳ありませんでした。正式な行事ではないそうで、私と数人の従者で参りましたが、やっと願いが叶いました。」


「良いのだ。シーナがやっとジョンヨン殿下と結ばれると思うと…儂も王妃も喜んでいるのだよ。」

良かったな。と国王と王妃とシーナで抱き合っている。仲の良い家族のようだ。


「仲の良い家族かぁ…私にも見つかるのかな。」

とシーナを羨ましくリリアは見つめた。


「国王陛下、いつまで客人を外に立たせるつもりですか?中に入りましょうよ。」

突然リリアの後ろから、身なりの良い若い男性が国王に進言した。


「リリア王女、すまないのぉ。さぁ中へお入りなさい。」

と中を案内してくれた。


「ごめんね。うちの国王陛下が気遣い出来なくて…。」

とその身なりの良い若い男性が、小声でリリアに謝る。


「いえ、娘の望んでいる事が叶ったら、誰でも嬉しいと思いますよ。仲の良いご家族で羨ましいです。」

と微笑ましくシーナを見つめる。


「まぁね、俺もシーナの願いが叶って嬉しく思ってる。ありがとう、リリア王女。君がジョンヨン殿下の告白を断ってくれなかったら、シーナは君とお友達にはなれなかったと思うよ。」


今何か意味深な事を言われたような?

シーナの願いが叶って嬉しい。

リリアがジョンヨンの告白を断った。

何故国外でも噂になっているのか?

そもそも告白されていたっけ?

鈍いリリアは首を傾げた。

その姿に、その身なりの良い若い男性は笑いを堪えながらこう言った。


「君は何故、ジョンヨン殿下に告白されていないのに、断ったという話になっているのか不思議そうだけど、ジョンヨン殿下がリリア王女を好きな話は世界中で有名なんだよ。でも君が婚約破棄した時に自然に話を遮って、リリシア殿下を探すという事を言ったから、断ったという話になっている…。本当可笑しな話だよね〜!」


あっははは!と笑いを隠そうともせず、大声で笑う。

あまりにも大声で笑っているので、国王陛下も振り返り

「これ、シェルディ!それ以上客人を笑い者にするのではない。王族が大声で笑うなど、示しがつかないではないか。」


「ですが、お父様。リリア王女はジョンヨン殿下から懸想されている事をご存知なかった様で、あ〜おっかしい!ジョンヨン殿下には同情いたしますよ。」

とお腹を抱えて笑っている。


「お兄様…。私のお友達を笑い者にしないでください。」

シーナは冷やかな眼差しを、シェルディに向けた。


リリアはやりとりにつけて行けず頭の中には、いくつもの?????だらけだ。


「まだ名乗っていなかったね。俺はシャルル王国第1王子のシェルディ・シャルルと申します。滞在中はよろしくね!」


と良く言えば超フレンドリー、悪く言えば馴れ馴れしい態度と言ったところか。

リリアはシェルディの第一印象は軽い人と密かに認定した。

これからシャルル王国滞在が始まる…。

何とかリリシア殿下の手掛かりが見つかる事を祈って、リリアは情報収集をしようと誓った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ