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世界最強の武器は「スポンジ」?無限強化で洗い殺す?! 〜スポンジに憑りついたポンコツ精霊と目指す、いつか最強の物語〜  作者: Reone
第二章 初めてのダンジョンは危険がいっぱい

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第39話 策士ユーリ

デカい図体で魔法ばかり放ってくる隻眼のゴブリン。


「なんで遠距離なんだ?」 

思わずつぶやいていた。


『片目が見えないんだから、死角は多いでしょ。接近戦の不安を避けるためじゃない?』


ジュリさんから至極まっとうなことを言われ、妙に納得した。

「確かに。それなら…」

先ずは、攻撃が通用するかを確認しないとだめだ。


【清掃】グライドを使って、真っ直ぐ突っ込む。

その勢いで【分裂】で作った[両手剣]で斬りかかる。


「潔いの。工夫なく突っ込んできても無駄じゃ。」

斬りかかるユーリにカウンター気味に殴りかかる。


いやいや、魔法攻撃主体のやつがグーで殴るなよ。

体格はそうだけど。なんか武器とか使うと思うじゃない。


向かってくる拳に向けて[両手剣]を向ける。

拳を弾くことは出来て、若干傷を負わすことはできた。


「なかなかの威力じゃないか。小僧やるのぉ。」

「そりゃどうも。」


この威力では、倒しきれない。

武器は使ってこない。

そうしたら死角のチェックだな。


次は隻眼のゴブリンの周りで高速で円を描く。

相手を中心に周りながら、斬撃を飛ばしていく。

何回も斬撃を飛ばすと確かに見えない右眼の死角に向けての攻撃は若干反応が悪い。

ギリギリでの反応が多い。


「ジュリさん、こういうの出来る?」

この後の攻め方について確認をする。

『それは出来るんじゃない。そんなに難しい事じゃないわよ。』

「よし、じゃあこれで行きましょう!」


また隻眼のゴブリンの周りを回る。

また斬撃を飛ばす。


「またそれか。効かんというのに。」

その余裕がこっちには重要なんだよ。

そう思いながらまだまだ斬撃を飛ばす。

死角の時は少し控えめに、徐々に斬撃の速度を落とす。


気づかれないように気をつけながら。


「無駄、無駄、ムダァァ」


斬撃を弾きながら、隻眼のゴブリンは咆哮する。


そろそろイラついてきたな。

ここが仕掛け時だろう。


変わらずに周りを回って斬撃を飛ばすが、ゴブリンの死角側の背後に来た瞬間、角度を変えてゴブリンに突っ込む。


さっきまで斬撃を飛ばしていた剣には今までとは違う魔法を纏わせ、

今までより【清掃】グライドのスピードを上げる。


隻眼のゴブリンが振り向いてくる前には、懐に入っていた。


「くらえぇぇ!」


巨体のゴブリンの腹を真横にさっ捌く。


「グァぁぁ」 


魔法を纏った剣で斬ったことで、さっきまでとは威力が違う。


脇腹から大量の体液を流して片膝をつくゴブリン。


「やりおったな!ぶっ殺してやる!」


さっきまでの余裕は何処へやら。ブチ切れてらっしゃる。

こんだけ粘ってるちんちくりんを舐め好きだ。


「やってみろ!」


もう、隠す必要もないので全速力で突っ込み、切り裂いていく。


初めの一撃以外は小さい傷のはずなのに徐々に動きが悪くなることにイラついている。


「ダメージもないのに何故動けない。小僧何をした!」

「剣に纏った魔法が【雑菌液】なんで、状態異常になってると思いますよ。」


黒スライムことイビルスライムから手に入れた【雑菌液】

威力もあったが、木を溶かしていたので、追加攻撃が出来ると思っていたが、効果はバッチリだった。


初めの一撃の傷口はドロドロに腐りかけているし、全身にある小さな傷も同様だった。


もはや動けない隻眼のゴブリン。

それでも消えないのは流石の頑丈さだった。


「敗因は、俺を舐めすぎたことだね。」

動かない隻眼のゴブリンの首を落とす。

消えていくゴブリンを見ていると、

『ちょっとカッコつけすぎじゃない。一言言ってから倒すってむしろダサいわよ。』


せっかく倒したのに、高揚感で顔が赤いのか恥ずかしさで赤くなったのかが分からなかった。

少しでも面白い思ったら評価をよろしくお願いします。

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