第32話 襲いかかるコンビネーション攻撃
新たに襲いかかってきた、ゴブリンメイジとゴブリンライダー。
5体のゴブリンメイジが一斉に《ファイヤーボール》を放ってくる。
うわっ、これ当たったら鎧燃えるじゃん。
「ジュリさん魔法で水の壁を」
『はいはい。《ウォーターウォール》』
飛んできたファイヤーボールは全て水の壁に飲み込まれた。
燃えずにすんで安心していたところに、横から黒い影が向かってくる。
ゴブリンライダーが突っ込んできていた。
『右からきてる』
ジュリさんに言われ、チラッと確認してすぐに後ろに飛んで避ける。
オオカミの素早い体当たりをなんとか避けたがすぐに2体目も飛び込んでくる。
遠距離攻撃で行動制限してる間に素早い敵で落としにかかる。
コンビネーションがいいし、バランス抜群だな。
そして隻眼のゴブリンといるロードと強そうなライダー。
同じ方法で攻められても厄介だろうしバリエーションが増えるだろう。
考えただけでも恐ろしい。
ゴブリンライダー達の連続体当たりを回避し、距離をとる。
『このままだと防戦一方よ。どうするつもり?』
「まずはゴブリンメイジを倒して、自由に動ける環境を作りましょう。」
『燃えたくないし、いいじゃない!いくわよ!』
ゴブリンライダーの追撃を避けながら、ゴブリンメイジに迫る第二波を準備している一角に斬りかかる。
「グオォォ」
迫られたゴブリンメイジから《ファイヤーボール》が放たれる。
いきなり襲われるとは考えていなかったのか、さっきの魔法より小さい。
しかし、至近距離からの魔法は躱し切れない。
「ジュリさん、[盾]!」
ギリギリ過ぎて返事もなかったが、[盾]になり《ファイヤーボール》を受ける。
緊急用に持っていた[短剣]でゴブリンメイジの首を刎ねる。
一体倒せた瞬間、残り4体からの《ファイヤーボール》が背後から迫ってくる。
距離もあり、速度も遅かったので難なく避ける。
しかし、仲間いた場所への攻撃にしては躊躇がなさすぎる。
この辺りが狙いどころなのだろうか。
『もう、焦げちゃったじゃない。』
うちのスポンジの関心は自分のようです。
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