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第3話 最強武器への第一歩[スポンジ+1]

「さてと」


[スポンジ]を机に置き、強化の準備を始める。


「実際【強化成功 極大】の力がすごくない限りほぼ失敗だし、気軽にいってみるしかないな。」


強化書を読み上げ始める。


《ドンイ カルー イフウ ユクイメドルー》


激しく光を放つ[スポンジ]


「これで失敗するってあり得るのか?」

そんなことを思いながらも間違えないように読み上げていく。


《ワザウト トンセ ズイズー リブムー》


読み進めるほどに光が強く大きく部屋に広がっていく。


《ワザクツブ トスキテス イデイ バンブ ギーワパザイ》


そして、読み上げが終わると同時に光が[スポンジ]に収束していく。

神々しいまでの光を携えた[スポンジ]

「この光は絶対成功だろ!」


意気揚々と手を伸ばした瞬間、


『オ前ハ誰ダ』


声が聞こえる。


周りを見回してみるが、当然人影はない。

あまりの光に、周りの家から誰かやってきたのかと思ったが…


『誰ダト聞イテイル』


直接頭に語りかけるような声に、相手の場所が分からない。

とりあえず[スポンジ]に向かって話しかけてみる。


「俺はユーリ…姿を確認出来ていないんですが…

あなたはどなた様ですか?」


威厳を感じるというか、ただただ恐怖を感じる声。

それにビビッて名乗っている自分の気持ちの弱さにはほとほと呆れてしまう。


『ワタシハ、ワールピクトゥー・ジュリ』


「ワールピクトゥー・ジュリ」


『イカニモ……』


ん?変な間が空いている。どうしたんだ?


「どうしたん、『あーもう!面倒だから普通に喋っていい?』


「はっ、はい…それならどうしてそんな喋り方を?」


『先輩が始めに威厳を見せるものだ!とか人間とは気軽に話すなとかいうから仕方なくこんなしゃべり方にしただけ!』

『ジュリって呼んで』


なんて軽くてめんどくさそうな人?なんだ。

このまま下手にでておこう。


「ジュリ…さん、どこから話かけています?やっぱり[スポンジ]の中からですか?」


『[スポンジ]?今あなたが強化した武器から話しているわ』


「それじゃあ、[スポンジ]ですね。」


『えっ、あなたスポンジに強化書使ったの?バカなの?もっといいものに使いなさいよ!!!』

『普通、強化書なんてお気に入りの武器とか、伝説の武器とか、いい武器に使うでしょ!ほんと何なの!』


急に語気強く、文句を言い始めたジュリ(スポンジ)


「成功率1%で、たまたま見つけた[スポンジ]が強化成功をあげる効果がついていたので…」


『あんな表記なんかこっちで隠蔽かけているに決まっているじゃない。

ポンポン使われても困るし。まぁいいわ。これからよろしく』


「はい…」


強化は成功したけど、今後が心配だな…

「続きが読みたい」と思った方は、

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