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世界最強の武器は「スポンジ」?無限強化で洗い殺す?! 〜スポンジに憑りついたポンコツ精霊と目指す、いつか最強の物語〜  作者: Reone
第一章 ポンコツ武器精霊との出会い

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第25話 分裂の有効活用

【分裂】のスキルで作ったものの変形が残っているかを確認したくて。

『どういう事?』


「ジュリさんから分裂した物は形状変化の影響がどこまで残るかが重要で。」


分裂させた屋根板を持ちながら、ジュリさんに説明を続ける。


「分裂した瞬間にスポンジに戻ってしまうなら、分裂はほぼ役立たずになるところでした。武器精霊としてもっているスキルが【分裂】と共に消えちゃうって事なんで。」

「今回の分裂ができるなら、ジュリさんから作った盾を持って、ジュリさんが変形した剣で戦うとか。作り出した矢を使って遠距離攻撃とか。戦闘のバリエーションは大分広がってきます。」


『ふむふむ。』

うなずいてはいるけど、ジュリさん本当に分かっているのだろうか。

あなたがスゴいという話なんですが…


「できるなら入手困難な素材を再現したもので戦えばかなりレベルを無視した戦いができるってわけです。」


ジュリさんには言わなかったが、作った武具を売りまくって大金持ちというところまで妄想している。


「とりあえず、レベリングにもなりますし、もう一回家を作ってもらえますか。できるだけ精巧なやつで。」


……

………


『出来たー。』

質感の再現もあったので、家ができるまでに1時間程度かかった。

その甲斐もあり、かなり精巧でほぼ同じ家が横並びになった。


「おぉ、すごい再現度!ジュリさんスゴいですよ!」


しかし、この家には重大な欠陥があった。

硬さや見た目は完全に同じなのだが、家自体がスポンジの重さしかなかった。

つまり、そこまで力を入れなくても持ち上がる重量だったのだ。


せっかく完成した家だったが、風で吹き飛ぶため、固定しないとつかえなかった。


邪魔なので雑菌液で溶かそうとしても、【滅菌】の効果で影響がない。

大きなゴミ状態。

とりあえず、元の家と紐で繋ぐ。


そして今度は武器で試す。

黒スライム討伐で活躍した[短剣]を作ってもらう。

【硬化】はかけたまま【分裂】して[短剣]を作り出してもらう。

出来上がった[短剣]の試し切りにちょうどいいので、ゴミと化したスポンジハウスを切ってみる。

「スパッ」

【硬化】の能力も残っていて切れ味は良い。

そのまま切っていると、

「ボフッ」


6回目に途端に切れなくなった。

「イケそうだったのになぁ。ステータスチェックしてみるか。」


・作り出した短剣[短剣]

〈スキル〉【硬化】(残:0)

□□


残:0の表示がされていた。

おそらく想像通りだろうけど、

「ジュリさん、[短剣]10本作ってくれますか?」

『はいはいー。よっ、っと』


家を作った事と何度変形してもらっている事もあり簡単に[短剣]作り出すジュリさん。

一本ずつ確認していくと、どれも【硬化】には残数がついていた。

一つだけ、10になっているものがあったのであたり外れがあるのだろう。


「次は、素材を変えて作りましょう。」

[両手剣]を【素材鑑定】してもらって、[両手剣]と[短剣]を鉄製で作ってもらった。

【分裂】で作り出した、武器は素材はしっかり鉄製。

家と同じで重さはスポンジだった。


[短剣]を作るのには時間がかかっていたので聞くと、

『私だから当然作れるけど、イメージが大変なの。』


同じもののコピーよりは大変らしい。

「私だから」…


気を取り直して、【硬化】付きの鉄製武器を作ってもらった。

残数は少なくなっていたが、しっかり【硬化】もつく。


スポンジハウスの残りで試し切りしたがかなりの切れ味だ。


「そういえば、ジュリさんのままで試してないですね。」

『そうね。』

「[両手剣]を試しましょうか。」


鉄製の[両手剣]になってもらって、スポンジハウスをぶった斬る。

【分裂】したものより力を感じるし、切れ味も抜群だ。

さらに【硬化】をかけて切り刻む。

土壁の感触がほぼ豆腐のようだった。


「ジュリさん、これはすごいです。」

今まで感じたことのない爽快感のまま、スポンジハウスの残骸を片付ける。

しまうところもないし、なんかいいスキルはないだろうと、確認していたらあった。

【収納】だ。

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