第15話 ホクホクドロップ
【滅菌】が抜群の効果を発揮して、黒スライムを無事に倒せた。
せっかく変形してもらった[盾]の出番は少なかったけど、大きな怪我もなく倒せたからよしとしよう。
黒スライムが飛んでいた真下には今まで見たことのない量のドロップが発生していた。
あれだけの強敵に勝てたのだから、破格のドロップもあるだろう。
魔石、強化書、黒スライムの羽らしきもの。
そして小綺麗な小さめの宝箱。
一匹倒しただけでホクホクだ!
魔石に関していえば、ただのスライムより一回り、いや二回りくらいの大きさが3つ。
真っ黒な魔石は輝きも違う気がするが倒せた事による気持ちの補正な気もする。
強化書とかの他のドロップ確認は一旦戻ってからにしよう。
なんと言っても宝箱もあるし。
『私がいたから楽勝だったでしょ!』
顔はないけどドヤ顔が見えるようだ。
そして《ウォーターボール》が華麗に避けられてちょっとピンチだったことは記憶になかったことのようだ。
「そうですね。まぁ、とりあえず帰ってから色々売りに行きましょう。」
大量のスライムと過去最強の相手で肉体も精神も限界が近い。
そんな中、ジュリさんの相手なんかしてられないのでさっさと帰ろう。
『えぇ、やっと調子が出てきたのに。』
この人、改めこの精霊はホントに困った奴だな。
「続きが読みたい」と思った方は、
ブックマークと評価の方をよろしくお願いします。
更新の励みになります!
感想、レビューはもっと嬉しいです!