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暇潰し  作者: ハズカシダリア
6/15

6(仮)

#「まだ、仮なんですかね~。」


#「え~っと、あらすじ。

倉木 誠を家に帰した帰り、主人公が原付と衝突。

一命はとりとめたものの、主人公の体が…。」


#「続きは下にあります。」

 大きく白い機械…MRIの機械に体を通して、結果を病室で待っていた。


 窓の外に見える山や空を眺めていると、


 コンコンコン…


 学「沖野さん、入りますね。」


 沖「どうぞ…。」


 学さんが白色のファイルを持って入ってきた。


 沖「……それで…結果は…。」


 学「…脳に欠損はなかった。」


 沖「それじゃあ。」

 学「が、脳の一部…つまり、沖野君の感覚を受けとる部分が動いていなかった。」


 沖「…感覚を…受けとる?」


 学「ああ…簡単に言うと、皮膚で触れた時の痛みや熱さが脳に伝わらない状態なんだ。」


 沖「…それって…生活に問題は…。」


 学「そうだね…熱いや痛いなどの感覚は人間の危険回避能力の一種と言われていて、それがないと、例えば熱い物に触れた状態に気づかず火傷…。」


 沖「…それは…治りますか?」


 学「欠損では無いから治りはするだろうが…動いていないとなると、動かない原因を探さないとダメかな。」


 沖「動かない…原因…。」


 学「…これは、精神科医の友人から聞いたんだが、最近、精神的に辛いことがあって、生きる目標を見失うと、そういった症状が現れるらしい。」


 沖「辛いこと…。」


 学「だが、もしかしたら今回の事故での後遺症という可能性もある……。」


 学「でも一応、精神科医を呼んでおいたから相談するといいよ。」


 そういい終わると同時に、病室のドアが叩かれ、


「失礼します。」


 学「ああ、こっちだよ。

 沖野君、紹介しよう。」


 そう言って、入ってきた男性を紹介した。


 学「こちらは、うちの病院の数少ない精神科医の先生で二神 竜夜(ふたがみ りゅうや)先生だ。」


 二「こんにちは、二神 竜夜です。

 よろしくお願いします。」


 そう言って、にこやかにこちらを見た。


 沖「沖野・ヴィレーヌ・太郎です。

 こちらこそ、よろしくお願いします…。」


 学「では、私はここで」

 二「いえ、倉木先生はここに残っていてください。

 知り合いがいた方が話しやすい場合もあるので…。」


 学「……分かりました。

 午後の検診はないので、問題ありませんし。」


 沖「私も…知り合いがいた方が安心する…と思います…。」


 二「…では、ゆっくり話でもしましょう。」



 そう言って2、3時間…いや、それ以上の時間が過ぎただろうか…色々と話した。


 最初は日常的なことを話し、昔あったことを話した……もちろん、彼女に振られたことも……。


 二「……なるほど…もし、事故の後遺症でないとなった場合、それが原因となっているのかもしれません…。」


 二「沖野さんの場合、仕事以外の時間のほとんどが彼女との時間になっているので、可能性は大いにあります…。」


 学「確かに…弟から聞いたが、沖野君…趣味とかはまっているものとかはないのかい?」


 沖「趣味……はまっているもの………学生時代は…部活やサークルをやっていましたが…今は………。」


 二「……その様子を見るに、心当たりがないみたいだね…。」


 沖「そう…ですね…。」


 二「ふむ………沖野さん、体を動かすのは得意かな?」


 沖「体を?

 一応、運動神経は悪くわない方ですが…。」


 二「なら、ゲームをしてみたらどうかな?」


 学「え?二神先生、そこはランニングとか、ジムとかを進める流れでは?」


 二「まあ、確かにそっちを進めたいが、今の心の状態や沖野さんの性格を考えるとあまりおすすめはできない。」


 沖「私の…性格?」


 二「ええ、どうやら、沖野さんは1つのことに集中して夢中になってしまうことが多いようです。」


 学「そう言えば、弟も昔、『今日、部活中に沖野がまた熱中症で倒れたんだよ。』って言ってたな…。」


 二「やはり……。」


 学「でもですよ?二神先生、ゲームだって夢中になったら不味いんじゃ…。」


 二「いえ、ゲームでしたら時間を設定すれば制限できますし、何より最近、精神科医の中でもゲームを医療に組み入れるところがあるようですし、実績も出ています。」


 二「それにこれは、ジムでもいいことなんですが、他人と話すことで孤独感を埋めることができます。」


 沖・学「孤独感?」


 二「ええ、沖野さんは今、彼女さんに振られて、自分では分かっていませんが、かなり精神が弱っています。」


 二「よくある事なんですが、この場合の人はかなりの割合で鬱病になったり、最悪の場合、孤独死になったりします。」


 二「そのため、孤独感を癒すためにも他人と関われる環境が良いでしょう。

 もちろん、ジムに行くか、ゲームをするかは沖野さん次第ですが…。」


 その言葉を聞き、少し考え込む…。


 別に体を動かすのはそこまで嫌いではない…ゲームだって、大学時代に倉木に誘われて何度かやったことある…。


 しかし、両方とも知り合いが居なければ、続けられるだろうか…と悩んでしまう。


 沖「少し…考えさせてください…。」


 二「ああ、そうした方がいい。

 今は、事故の怪我を治すのが先だ…。」


 学「そうだね。

 とりあえず、今日は体を休めて、明日からリハビリでいいかな?」


 沖「はい。」


 その後、看護師さんの運んできた食事を食べてから、少し今までの出来事を整理してから眠った………。

#「いや~早くゲーム本編がみたいな~。

あれ?@君、どうしたんだい?」


@「いや、どうしたもこうしたもありませんよ!

さっき、上層部からきたこれを見てくださいよ!」


#「ん?なになに…うわ、結構直すところが多いな。」


@「いや!おかしいでしょ!ここの呪文は送られる世界基準って!」


#「あ~、まあ最近、あっちとこっちの言葉の自動変換の■★■▲が高くなったからね。」


@「でも、この事をあっちの人間に話したら

『なるほど…でも、その方がリアルさがあって良いですね!』って、頭おかしいでしょ!」


#「まあ、あの世界でも、数百の言語があるけど、一応、標準語を作ったり、その言語を覚えたりするから、別にいいんじゃないかな?」


#「それに、そう言うスキルでも創ればいいでしょ?」


@「バカ言わないでくださいよ!

僕は先輩見たいに、1日に数千創って、数百通すことなんてできませんから!」


#「ははは、分かった分かった、それくらいは私が創ろう…。」


#「と言うことで、読者様。

今日はこのくらいで!次回は時間を飛ばして主人公のリハビリ明けからです。

では、バッハハ~イ(*゜ー゜)ゞ⌒☆」

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