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アンダーハウル  作者: 室木 柴
第三章 羊喰らいの丘
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第三十三話「嘘つきベル 3」

(なんとかベルの回想を3話で終わらせたく、かなり強引なダイジェスト風味です。

 すみません。いずれ解決案を模索したいところ……)

 

 犬を手に入れたベルは、いよいよ仕返しに踏み出した。


 カミッロが病弱なのは事実だ。

 だが好んでか弱く産まれなかったわけではない。

 本人が気にしていなくても、いつかその言葉がカミッロを追い詰める日が来るかも知れない。

 ただでさえ、肉体労働が多いヴェルデラッテでは、男の子といえば腕白坊主なのだ。


「別に死ぬほど苦しまなくっていいから、死ぬまで後悔しつづけて欲しいわ」


 人の心に最も痛みを与えるものは何か。

 ベルにだって趣味嗜好に違いがあるように、禍福も違う。

 色々考えてみて、ベルは安定した苦しみを求めた。


 そこでベルは、永く人を苦しめるのは「嘘」だと考えた。

 特に「嘘の真実」だ。


 手足がかじかみはじめ、冬の到来を痛感し始めた月の末頃。

 ベルは叔父に押し車で荷物を運ばせた。

 狭くなった叔父の農場で使わなくなった機具を譲るという名目だ。


 その最中に、ある男の子の家の前を通るようにお願いした。

 例のいじめ好きな男子――ではなく。彼の友人の家である。

 カミッロに暴言を吐くのをいさめるどころか、便乗した友人もうまく使いたかったのだ。


 その日、狙われた男の子は家族に頼まれ、お留守番をしていた。

 まあ狭い村なので、来週はどこどこの誰があすこに出かけるらしい、という話もよく流れてきたりする。

 ベルはこっそり家の裏で身を潜める。


 やがて男の子が出てきた。

 腕には洗濯物の入った籠を抱えている。いかにも不服そうに唇をとがらせて、足で玄関扉を閉じる。

 親のいぬまにグウタラできると思ったら、家事を押しつけられた様子だ。

 ベルに気がつかないまま、彼は庭に出ようとした。


 その時、声をかけるものがあった。

 叔父である。


「すまない、ちょっと。手伝ってくれないか?」

「えっ」

「荷物が重くてね、荷台の後ろのほうを押してくれないか?」

「いや、でも、留守番しなきゃだから」

「時間はとらないよ。せいぜい十分、いや五分くらいさ。お小遣いもあげるから」


 頼まれ事を断ろうとしていた男の子の態度が変わる。

 いかにも面倒そうに引き笑いを浮かべていたのが

「困った時はお互い様ですもんね!」

などといい、玄関先に洗濯物を置いた。


 いったん中に入ろうと足をあげかけて、やめる。

「いまいくからー!」

 元気に言って、男の子は叔父の後ろにつき、荷台を押し始めた。


 男の子が振り向く気配がないのを確信し次第、ベルは急いで家の中に飛び込む。

 面倒くさがりな彼だ。

 たかが五分と、わざわざ鍵をとりにいく手間をかけない可能性に賭けた。


(成功するまで手を変えて繰り返すつもりだったけれど、一回で成功してラッキーだったわ)


 ベルはすばやく品々を物色する。

 わかりやすい金目のものか、子どもがほしがるものがよかった。

 生活にヒビをいれるような致命的な高級品でもいけない。


 最初は現金を狙おうとして、やめた。

 棚に隠された金を持っていった時、十中八九疑われるのは友人自身だ。

 友人の財布から金を抜いても、お小遣いほしさの嘘だと流されるかもしれない。


 数十秒(あらた)めてみても、ろくなものが見つからない。

 時間をかけるだけ危険が増す。

 ベルは男の子の部屋に入り、一番綺麗に整頓された場所を探した。


 基本的にイイカンジの枝だの小石などで乱雑に散らかっている部屋だ。

 そこで一番綺麗に、間違ってもなくさないように飾られているもの――手作りの虫の標本を手に取った。


「虫なんて気持ち悪いの。どこがいいんだろ」


 さっぱりわからない。だが他と扱いが違うあたり、きっとオトコノコはこういうのが好きなのだ。

 ベルはそれを肩掛け鞄にいれて、今度は堂々と自宅に帰った。

 今日はこれでよい。


 1週間後、今度はイジメ好きな男子の家が旅行でガラアキになる。

 その日にこれが活躍する。

 ベルはイジメ好きな男子の家族が、いつもどの鉢植えの下に玄関の鍵をかくすのか、知っていた。


 2週間後。

 親の手伝いをしながら窓の外を見ると、例のイジメ好きな男子がいた。

 ひとりで手持ち無沙汰そうに遊んでいる。

 ここ1週間でよく見かけるようになった光景だ。

 時たま、年かさの村人が通りかかって、彼に説教を喰らわせている。

 イジメ好きな少年はよく泣くようになった。誰も慰めない。


 ベルはそれをみてニッコリ笑う。

 男子の家族が出かけた日、ベルは植木鉢から家の鍵を取り出して、なかに入った。

 そして男子の部屋に蝶の標本を置いてきた。

 ちょうどよく、上着が脱ぎ散らかされていたので、隠すようにその下に標本を置いた。

 ついでに隠されていたヘソクリも抜いて、標本箱にそえた


 元々、どうにもならないことで人の大事な家族を悪し様にいい、憤る家族をみて喜ぶ連中だ。

 友人は、イジメ好きな男子の無実の主張を信じなかった。

 盗まれたと騒ぐ息子を連れ、相手の親はカンカン。

 イジメ好きな男子の両親も無理矢理息子の頭を下げさせた。

 なにせ自分の金まで狙われたのである。ここで矯正せねば、世間体も自分達の将来も暗くなる。

 友人とその親は随分手酷いことを言ったらしい。その場にいられなかったのが残念だ。


 イジメ好きの男の子は最初はひたすら自分ではないと訴えていた。

 罪を着せられたのだと。

 だが、完全に手つかずで金を置いていく泥棒がどこにいる、とバカにすらされた。

 『言い訳』を重ねるほど周りの態度は厳しくなっていった。

 友人を中心に村中に話は伝わり、今や、彼は家でも外でも針のむしろだ。


 当の男の子本人だけはベルの可能性に思い当たったようだが、迫られたときに盛大に泣いてやった。

 かたや普段からイイコな可愛い女の子。かたや迷惑をかける嘘つきな悪ガキ。

 みんながベルの味方になった。


(標本は返したらしいし、お金も使ってないし。結局ぜんぶ元に戻ったわけだから、もう二度としなけりゃそのうちまたナカナオリするだろうけど)


 ベルはまたほくそ笑む。

 いずれ時間が経って、男の子が立派な大人になったとしても、だ。

 周りは完全に彼を悪童だと思っている。

 どんな好青年になったとて、必ず誰かが言うだろう。

 「昔はあんな悪ガキだったのにねえ」と。


 やってはいないことを、やっていたと断定される。

 まるで異なる嘘の自分を、本当の自分のように扱われるのは心底苦痛なものだ。

 なかにはしたり顔で「諦めずに育ててくれた両親に感謝して親孝行しなよ」とまで言うかもしれない。

 息子の無実を信じなかった両親に、悪童なのに見捨てないでくれてありがとうと言わせらえるのは、どんな心地だろうか。


 いい年まで育てば、ある程度は諦めもついて、妥協できる。

 だが痛みは鈍るだけで消えはしない。長く残るはずだ。

 

(天罰が下るなんて信じてない。どうしてもっていうならちゃんと自分で動くのが一番よ。これですっきり寝られるわ)


 手伝いの埃払いを終えて、気持ちよくのびをした翌日。

 カミッロが熱をだした。ほとんど手をつけずに夕食を過ごした後、いきなり床に吐いた。

 熱を測る。今までにない高熱だった。


◇ ◆ ◇


 村には病院がない。

 夜中に急いでカミッロを布団でくるむ。

 車に乗せて、街の医者に連れて行くためだ。

 一緒にいくとねだるも、母が許してくれなかった。


「ベル。あなたは家にいて。先に寝てていいからね。叔父さんも呼んだから片付けは叔父さんに任せない。カミッロが吐いたのに絶対触らないで。よく手を洗って。心配しないで」


 そうはいっても不安で仕方がなかった。叔父に構う気分にもならない。

 整備されていない村の道を走ると、それだけで車体がガタガタ揺れる。カミッロへの負担は大きい。時間だって何時間もかかる。


 現に両親はお互いに必要なものを確認しあいながら、ドタドタと走り回って荷物を車のトランクに投げ入れている。

 決して余裕があるのではない。

 「これが必要です」と言われても、おいそれとすぐには戻れない。

 むしろ何事も不足があっては鳴らぬと必死に動いていた。 


 ベルは両親が目を離したすきに、薬箱をあさった。

 依然、村に立ち寄った医者がカミッロに薬をくれたことを思い出したのだ。

 医者がくれた薬はとてもよく効いた。

 ドラードと名乗る彼に、ベルは余分に薬を残してくれるよう頼んだ。

 しかし首を振って断られてしまった。


 医者曰く。病には種類があって、その時々で適切な処方があると根気よく言い聞かされた。

 イイコで通っているベルは頷くしかない。

 それでも少しでも弟の体によいものを備えておきたいと願うのは、悪いことではないはずだ。


 ベルはこっそりドラード先生の鞄から薬を抜いた。

 一種類の瓶しか入っていなかったので、多分それだと思った。他の薬と混じらないように、彼の名前をラベルに書いて瓶に貼り付けた。

 親には先生にわけてもらったと嘘をついた。


 医者が劇物を持っているはずはないと思ったが、心配だったので、ベルも味見してみたことがある。

 結果、何も不調はなかった。

 軽い風邪の日に少しだけ使わせると、確かに効いている気がした。


 後になるとやはり得たいの知れないものを使うのは控えようと考える。

 元気になる姿をみると、少しだけならと思ってしまう。

 そうして捨てもせず、大切にとっておいた秘蔵の薬だ。


 その日、ベルは少しだけ。少しだけいつもより多く、カミッロにその風邪薬を握らせた。


◆ ◇  ◆


 ベルは死ぬほど後悔した。

 高熱から1週間。

 二日程度入院して帰ってきたカミッロは、最初のうちはすっきりした顔だった。

 だがそれを過ぎると眠っている時間が増えた。今は完全に自力で動けなくなっている。


「カミッロ。カミッロ……ごめんね、お姉ちゃんがもっとしっかりしていたら」


 仕返しに夢中になって、カミッロの体調管理が甘くなっていたのかもしれない。

 原因は不明。しかしなんとなく、ドラードの薬なせいが気がする。

 ベルもまた、近頃奇妙な音を聞くことが増えたからだ。

 周りの人間には聞こえない、不思議な音。両親にはまだ言っていない。


 焦って薬に頼ろうとせず、気長に体質改善を目指していけばよかった。

 頭がいい気になって、肝心なところで抜けていた。ひたすら己を責める。


「カミッロの苦しみが全部あたしに移ればいいのに」


 日増しに頭のなかがクリアに軽くなっていくのも放っておいた。

 まっさらになったカミッロの代りにベルがカラッポになってしまえばいいと思った。

 そうすればベルと入れ替わりにカミッロが戻ってくる気がしたのだ。


 頭の軽さは健康的な感覚とはまた違う。

 清々しくはないのだ。

 あえていうならネジの一本を外してしまったような感覚だ。

 一応はあった留め具が。


 ベルは適度に搾取できればよかった。

 適当に失敗して、適切に明日を生きる。

 他者を利用して益を得て、子どもらしく失敗して、地道にそれらを繰り返す。

 人として平凡な幸せと不幸のなかを生きる予定だったのに。


 変わっていく感覚は、例えるなら、鐘になってしまったようだった。

 今までベル一人きりだった頭のなかに空洞ができて、槌でうたれるのを待っているというか。

 

 「槌」の欲求は人の前に立つと一層強くなった。

 他人を前にすると、頭の空洞に風が入ってさよさよ揺れる。

 風に吹かれると、ベルはたまらなく鐘を叩いてみたくなる。


 勘だが、やってはいけないことだとわかった。

 しかしベルは、やっていけなかろうが、バレなければやる子どもだ。


 欲求に耐えかねて鐘を叩く。するとその時ベルが伝えようとしたものがごうーんと相手に飛んでいく。

 空洞はお互いのなかにある。

 大小はあるが誰にでもあって、たいてい底なしのおおぐちを開けている。

 共鳴し合って、すぅっと飲込まれていく、ベルの《声》。


 ベルが苛立ちを抱えるたび、ストレス発散に鐘を鳴らした。


 回復しない弟。

 ベルを案じて、家に来る頻度の増した叔父。

 叔父の態度にいよいよ何か感づいたのか、遠回しに叔父と距離をとろうとしだした母。

 ギスギスする家の空気。


 鐘は一方的に送りつけるしかできなかった。

 しかし練習すれば腕があがるように、不思議なチカラの扱いもうまくなっていった。


 叩きたい時に自由に叩けるようになった頃。

 突如、ベルに語りかけるものが現われた。

 それは何も言葉をいわない。ごくたまにぶぉおん(、、、、)と重低音で鳴く。


 サイレンにも似た声をきく時、ベルの胸は夏の白い雲を見上げた時のような切ない懐かしさに胸を締め付けられた。

 遠くからベルめがけてひたむきに投げかかってくる。


 すぐピィンときた。

 他の誰にも出来ないのに、唯一あちからからベルへ語りかけるもの。

 ベルにとって特別な存在――これは(・・・)カミッロに(・・・・・)違いない(・・・・)


 助けなくてはと思った。

 ベルを止める理性は消えていた。これから起きる未来への呵責などなかった。


(ああ、もうだめだなあ、これは)


 ベルが、自分で最も優れているとおもう美点は、賭に負けても損をしすぎないように動くところだと評価している。

 恨みを買わず。買ってもナアナアで済む。子どもが不満がっても大人が仲裁してしまうような範囲を狙っていたのに。

 ベルの願いは既に犠牲を出すことを前提に思いついていた。


 今はまだ影形も得られていない、《声》だけの弟。

 弟の体は動かず、無理矢理食事をとらせる必要がある。

 だが今まで、いくら懸命に栄養をとらせても、弟は正気に戻ってくれなかった。

 鐘だけだ。鐘を磨き上げて、ようやくカミッロが戻ってきてくれた。

 彼を育てるには、おなじく形がないがちからしか餌にならないと、早々に気がついてしまった。


 不幸中の幸い。食事の与え方は割合簡単だった。

 ベルの鐘で人の心を大きく響かせること。大きな感情を呼び起こせば、カミッロの《声》が力強くなった。

 今の彼は人から生まれるものを栄養にするらしい。


 始めは喜怒哀楽を煽っていた。

 成果はあったものの一時的な刺激では微々たるものだった。

 カミッロの成長は日進月歩もいいところ。

 

 早々にもっと効率のいい方法を得ることに意識を切り替えた。

 最も感情が爆発するのはどんな時か。それならここ一ヶ月で勉強したばかりである。


 人は空気に流され、無責任に望みを振りかざす時、安易に暴走する。

 それを「必要なこと」「よいこと」と思わせた日には、行動力の爆発に制限がない。

 加えて、それにさらされた人間の苦痛や恐怖もひとしおのものであった。


 カミッロのために、安定して人々が暴走する環境が欲しかった。

 それには仕事がヒントになった。


 仕事をするととても疲れる。

 しかし成果があがればうれしがり、再び成果を得るために同じ仕事を続けていく。

 嫌になったところで、生活するためにはやめられない。

 同じ事だ。


 大まかに決まったルーチンを作る。

 そこから生まれる喜びを味わわせる。

 自分は安全だと思える条件で安心させてやる。

 そうすればベル自身が積極的に動かなくても、勝手に自分達から流れをまわしだす。


 ベルは晒し台(ピロリー)に目をつけた。

 晒し台は村の老人から聞いた昔話で知った。

 大昔、そこに悪い人をくくりつけると、義憤に駆られた人達が石を投げつけてこらしめた、と。


 「悪いやつ」が現われると、晒し台(ピロリー)に固定する。

 痛い目に遭えば、その分反省する。それに怒る自分達の正しさも証明される。いなくなれば今度は二度と「悪いこと」は出来ない。だから村人達はいいことをしたことになる。

 固定されるのは「悪いやつ」だけなのだから、大丈夫。

 死んでしまっても、みんなやったのだから、それは正しかったのだ。

 どんなに石を振りかぶって投げても許される。


 イジメ好きな少年に対する態度で、かなり成功率が高いように思われた。

 問題はベルの能力は一方的に「伝える」だけであることだった。

 そこでベルは、唯一ベルに語りかける側であるカミッロに、《声》を借りることにした。


 カミッロの《声》は、成長して名状しがたい美声に生まれ変わっていた。

 また《声》はベルの内側に眠っていたアイデアを掘り起こし、実行する気力を与えてくれた。

 ベルに対しては強制力を持っていなかったが、うまく使えば、村人達を確実にお祭り騒ぎに乗せられると思った。


 カミッロに頼むと少し形をかえた《声》をわけてくれて、ベルはますますこれはカミッロだと確信を深めた。

 《声》を拡散すれば、あっという間に村人は私刑に溺れた。


 自滅へのレールに乗せたうえで、保険もかけた。

 いざというとき、肉体の主導権を奪って、殺し合いをするようスイッチを仕込んだ。


 どうせ、お互いにつぶし合って、村人はどんどんいなくなる。

 廃村になるまですぐだ。証言する人間が残るのも面倒だ。

 死に際の感情は強い。カミッロにとってもご馳走だ。村人の命は余さず使い切る。


 何人か奇跡的にベルが怪しいと気づいたが。

 そういった人間は「か弱く未熟な少女を理不尽に痛めつける悪」として、速やかにお亡くなりになってもらった。


 晒し台に反対していたものが二割。異様な空気に、的になるのを恐れ、黙っていたものが四割。空気に乗って参加したものが三割。本気で自分が善と信じていたものが一割。

 二割はあっという間に一割と三割に追い詰められ、あとはのんびり終わりを待つだけ。


 ベルとカミッロは二人だけの悲劇の生き残りになるのがいい。

 村がなくなった後は、いい人になるのが好きな人間に助けてもらって、またどこかで姉弟で仲良く暮らすのだ。


――結局その計画も、奇妙なデコボコ夫妻の到来で台無しになった、というわけだ。




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