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アンダーハウル  作者: 室木 柴
第一章 誰しも頭のなかに
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第一章:登場人物

 こちらは第一章時点の登場人物紹介になります。

 なかには第一章の微妙なネタバレもありますが、重大なネタバレはないと思います。

★メインキャラクター


【イーデン・カリストラトフ】

 ネヴ曰く「阿鼻地獄めいた目つき」をした下層出身の大男。

 どうせスラムから抜け出せはしないと悲観的で酒浸りな父親、生活のために体を売り日々悲壮な顔をしている母親を見て育ち、漠然と、だが強く「ここから抜け出したい」と夢見ていた。

 しかし生まれが原因で、結局挫折。悪人面、がたいのよさ、高い身体能力の持ち主であったため、一気に何もかもどうでもよくなり、喧嘩に明け暮れる日々を過ごす。 

 すぐに「どうせ自分は下層の人間だ」と自己否定気味になるくせがあるものの、「スジはきっちりと押すべき」「出されたものは残さない」など妙に律儀。

 甘いものが好き。あきらめがいい。変に柔軟。

 シルバーブロンドにエメラルドグリーンの瞳で、移民であった祖父が北の出身だったせいか色白。


【ネヴィー・ゾルズィ】

 吸いこまれそうなほど大きく美しい瞳が印象的な、黒髪黒目の少女。

 ネヴと呼ばれることを好む。身長が低く、筋肉がつきづらく、胸と尻が大きめという「女」そのものの身体にコンプレックスがある。年齢は二十二のはず(一年間、異界に迷い込む神隠しにあっていたため正確か言い切れない)だが、若干童顔。

 父はANFAのボス、母親は東洋人の移民。

 彼女の運転する車の乗り心地は最悪。母親の残した料理メモをもとに、醤油と酢を手作りしており、ごくごくたまにつくる肉じゃがが好物。甘いものが好きだが甘すぎるのは苦手。

 幼いころ、地震の際に頭を打ち、それが原因か「神隠し」に遭う。


 【アルフ】

 ネヴのお目付け役。

 子どものころから面倒をみてきた彼女をわが子の如く思う。

 イデに対しても、反抗期の息子をもったみたいで、実は結構嬉しい。でも仕事が仕事なので、けがをしないかとても心配。

 実は凝り性。料理で野菜のかたぬきとか飾り切りとかしちゃうタイプ。趣味は家事、筋トレ、子どもの世話。苦手なものはお嬢の運転、写真撮影。赤毛の色男。年齢不詳。


【ライオネル・ドラード】

 獣性を喚起する薬物「Balam」の開発を行っていた、元ANFA所属の博士。

 何者かによって拉致・誘拐された。


【黄金人形】

 今では回収されたはずの旧式機関「恐怖機関」を内蔵されたアンティーク・ニスデール・ドライブ。

 他者から向けられる畏れや想像をエネルギーとし、怪奇としての側面を持つオカルトと科学の合いの子。

 ネヴの命を狙っているらしい。


【巨狼】

 家のなかにぎゅうぎゅうに詰まってしまうような巨大な狼。神出鬼没で、どこからともなくあらわれては犠牲者を増やしていく。イデに執着している様子。

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