鋼鐵と巖
今回はヴォルティア登場しません。はい。
この世で一番固いものというと、ハーディオスは自分の鎧だというだろう。そしてガンロックスは自分の槍だというだろう(ちなみに、ヴォルティアは自分の意志というだろう)。
ハーディオスは今日、ガンロックスと対談する約束がある。そのために今日は、はるばる遠方からやってきた。
ガンロックスはその時、自分の家で暖炉の前に陣取り、酒を飲んでいた。
ハーディオスは鋼鐵の神、ガンロックスは巌の神だ。
ハーディオスは今まで、闘技場での戦いで、一度も負けたことがない。その鋼鐵の力は、鋼鐵のフィールドを生み出し、相手を閉じ込めるとともに、無数の鋼鐵の刃を飛ばして相手を斬る。
ガンロックスは遊び人で、酒を飲みながら毎日空を飛んでいた。気に入らないことがあれば、嫌いなやつの足元を巌で固めてやって遊んでいた(過去、ヴォルティアにそれをして、まあ、二度とヴォルティアにはしないようになった)。
今日はそのハーディオスとガンロックスが対談――――は決闘だ――――をするということで、野次馬は少なくなかった。
まあ、結果は決まっていたので、すぐ終わった。ハーディオスの勝ち。遊んでばかりのガンロックスに、負けるわけがなかった。
今回は息抜き。短めです。