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オルメニア皇国③

あれから王城の一室を借りて寝る事1日。今日こそはとセリルが城下町を案内してくれると言うので朝早くから起きて準備する健人。


と、いっても朝食も皇様とセリルと食べたので朝から顔は合わしている。周りに護衛の騎士達が構えているので元の世界では絶対に味わう事の無い緊張感の中食事をした。


「はぁ〜〜。昨日の夜もそうだったけど、慣れないだろアノ食事は....」


自室に戻り着替えをする。昨日に購入した服の中から気分で選び袖を通していく。


「今日は冒険者の登録もするって言ってたし楽しみすぎんだろ!」


一人で気持ちが昂りテンションが上がる。昨日の話では身元を証明する為には1番手っ取り早く世界を旅するにも打って付けだそうだ。それに、皇族からの後押しがあれば登録時にスムーズに話が進むらしい。


「よし、じゃ、行くか!」



〜冒険者ギルド〜


色々見て回る前に冒険者ギルドによる。ギルドマスターに挨拶とギルドカードの発行を先に済ませておく事にしたのだ。それにギルドの雰囲気と冒険者の立ち振る舞い、クエストを受ける流れ等知っていて損は無いし見ておきたい。


「で、では。ギルドマスターの準備が整いましたのでコチラへどうぞ。」


オドオドした様子で受付の女の子が案内を促す。流石に最初から王女が居ると目立つのでセリルは馬車の中で待機、健人と護衛騎士2人の計3人のみギルドの中に入っている。


「おいおい、ありゃどーなってんだ?」


「ただの登録にしてはギルドマスターと面会だって?」


「あぁ。しかもさっき見せてたのは皇族の印が刻まれた懐中時計だったぜ?何者なんだあのニィちゃん」


ギルド内がザワザワと騒がしくなる。やはり、護衛を連れての登録というのは目立つらしく注目されていたみたいだ。しかも、王様に貰った皇族の関係者である証が刻まれた懐中時計をギルドで見せるように言われ貰ったのも不味かったらしい。


〜ギルド長室〜


「んで、皇族関係者様がギルドに何の用だ?」


左目に眼帯をし髪の毛を後ろで結っている白髪のイケおじ。ガタイは大きく厳つい見た目をしている。


そんなギルド長と対面して座る健人は緊張した面持ちで懐から一通の手紙を出した。


「こ、これ、王様からギルドマスターに渡すようにって...」


「ほう?」


手紙を開き中身を読み始める。


「.......おいおいおい」


暫くして即に戸惑いを隠せず声が漏れるギルドマスター。


「おい、にぃちゃん。この手紙に書かれてる事は本当か?これにはにぃちゃんがこの前の召喚魔法で召喚されたって書かれているが...」


「一応俺もそうやって聞いてます」


「なるほどな。確かに魔力も感じねぇーしその様子を見るに右も左も分からんと言ったところか。」


「まぁ、昨日に一通りは教えてもらったんですけど...」


「んで、今回は身分証明の為にギルドに来たって訳か...」


「はい!それと普通にこの世界を見て回りたくて、帰る手立てが無い以上どうせなら楽しみたいですし!」


驚いた表情を見せるギルドマスター。目を見開き健人の方をジッと見つめる。


「フン...ハハハ。フハハハハハ!!」


「!!!!!!」


突如として大きな声で笑い始める。


「いや、すまん!こんな状況で本当なら焦ったり不安がったりする所を楽しみたいってんだから!そりゃ笑いも出るさ!お前、名前は?面白い奴だな!歓迎するぜ!」


「俺は天海健人っていいます!ケントが名前です!」


「そうかケントか!俺はこのオルメニア皇国の冒険者ギルドを任されてるギルドマスターのバルガス・バーミリオンだ!

これからよろしく頼むぜ!ケント!」


熱く堅い握手を交わす。差し出された手を躊躇なく握る、それはとても大きく暖かく安心感を感じさせる。


「取り敢えず登録だな!聞いてると思うが改めて説明する!」


そう言うと再び着席し話を戻す。


「ギルドで登録した情報はギルドカードという形で発行され登録者本人に寄贈される。その際の保管方法は個人の自由だが失くしてしまうと再発行は少々困難になるから気を付けるように!」


「ほうほう」


「そもそもギルドってのは国が正式に認可したその分野に長けたプロ達が集まる云わば仕事場みたいなもんだ。だからこそ信頼もあるし信用もある。このギルドカードがあればどんな街や国でも入る事が出来るし、融通も効く。その他にも特別な待遇や権限も与えられる。だからこそギルドの登録ってのはシビアに選別しなきゃならねぇ。まぁ、そんな素行が酷くなけりゃまず登録できねぇなんて事は無いが...ケントに関してはそこんところは問題無さそうだな!」


「なるほど。因みに特別な待遇や権限っていうのは?」


「あ?ああ。例えば宿屋を何日かタダで泊まれたり武器や防具を買うのも割引してくれたり、後は...まぁ、冒険者をやっていけば分かるだろう!!!」


「わ、わかりました...」


大雑把だがある程度の事を教えて貰えたので良しとしよう。取り敢えずギルドカードが発行されると基本的には何処でも行けるという事らしい。


コンコン


「失礼します。マスター、ギルドカード発行の準備が整いました。」


「おう!ありがとうよ!よし、じゃあケント!早速ギルドカードの登録をはじめるぞ!」


ギルドの受付嬢が水晶の様な物と仰々しい機械的な物を運んで来る。


「な、なんか凄い物騒ですね...」


「ケントの世界じゃ見慣れないか?これがギルドカード発行に必要な魔機具達だ。この水晶でケントの情報を読取りこっちのデケェヤツでカードを発行する。ホントはこのデケェヤツは使わねぇんだが今回はケントが魔力が無い事とケントの情報を隠蔽する為にコイツを使うんだ」


「ほぇ〜。って俺の情報を隠蔽?」


「あぁ、お前は異世界人だからな。色々隠しておいた方が良い事もあるんだ。まぁ、これも皇様の手紙に書いてあったんだがな」


王様は色々な事を懸念して健人が少しでもこの世界で生きやすい様に図らってくれていた。


「じゃあ、早速はじめるか!!」


話をしている間に準備が整ったらしくギルドカードの発行を始めるのだった。


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