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パドレス城跡⑫

叩き落とされた??に向かい健人は魔槍を手に一気に突っ込む。負荷がかかった状態は維持されておりそのまま追撃する。


「ぶち抜け!!ゲイボルグ!!」


パキィィィィィィン!!!!!


障壁に阻まれる。角と翼が生えた竜型の二足歩行生物は何かしらの魔法で攻撃を阻む。徐々に重力が収まっていき最終的には完璧に立ち上がった。


「ガルルルルルルル」


手を挙げ大きな爪を開ける。すると魔法陣が展開され数粒の隕石が放出されそれが分散、幾数もに連なり増えていき降り注いだ。


ヒューーーーーーーーーーーー


「させん!!」


健人と同じ場所に降り立ったミティーネが魔剣を振り上げ上方向に重力を傾ける。その隙にアミットが合流し健人と作戦をたてる。


しかし、その隙は与えて貰えない。


健人達に向けて逆の手を向け魔法陣が展開される。すると雷が疾る。


「あ!!ケント!!」


「いや、二人とも!!」


健人は二人を一気に抱き込み思い切り後退した。その最中魔槍を地面に突き刺し避雷針代わりにする。


「アミット!ミティ!あれに心当たりは?」


轟雷を凌ぐも幾つかはゲイボルグを避け飛んでくる。隕石も未だ振り止まぬままそれを回避しつつ話し合う。


「あれ多分モンスターじゃなくて魔ジンだよ。私達みたいに魔力を帯びているし、魔法も使うってそれこそ魔剣とか魔槍並の御伽噺だけど...」


「魔ジン...確か魔剣を持った勇者が戦ったとされる太古の一族。魔力探知ができるアミットが言うなら間違いないだろう。」


「なるぼと.....って来る!」


健人が理解したのも束の間魔法を打ち止めこちらへ飛翔して来る魔ジン。鋭く大きな爪は長く距離を縮めるのに優位性を持つ。


「ゲイボルグ!!!!」


魔槍を宙に浮かばせ応戦する。二人を抱えたままでは交戦は厳しいと考えた健人は二人を離し時間稼ぎしている槍に急ぎ戻る。


その間ミティーネは魔剣を抜き健人に加勢する。アミットは魔ジンを魔力探知で観察・何か隙や弱点が無いかを必死に探す。


「ミティ!!」


「ケント!!」


手に取った槍で思い切り魔ジンを弾き飛ばすと走ってきたミティーネと合流し思い付きの連携を披露する。


同時に地面を蹴って魔ジンに向かい思い切り突きの構えで突っ込む。


「「いっっっけぇぇー!!!!」」


パキィィィィィィン!!!!!


再び展開される障壁に攻撃を阻まれる。二人の突きは紫雷と重力の黒が合わさり染まるが障壁は依然として破れないまま弾き返されてしまう。


「クッソ!良い感じだと思ったのに!!」


「ああ、初めてとは思えない連携だったな!」


そう話している間にも魔ジンは魔法を展開し散りばめ同時に近接攻撃も行ってくる。魔法を避けつつ打撃を凌ぐ。


「(二人とも凄いっ!あんな奴について行ってる!!でも...このままじゃ...ん??)」


アミットは自分の存在感を消し魔力も限界まで抑えている。それは探知・観察に集中するためだ。魔ジンの攻撃を何とか二人で凌いではいるがそれも何時まで持つか、そう考えた矢先アミットは一つの可能性を見つけ出す。


「(もしかして、あの魔ジンって...。時間はあんまり無い...もう一度だけ確認しよう!)」


激しい攻防が行われる眼前、アミットの可能性は一つの希望へと昇華する。


「二人とも!!ソイツが攻撃する時は魔法の障壁で防げないかも!!一回やってみて!!」


返事は無いがアミットの声は確かに二人に届いた。攻撃を凌ぎつつタイミングを計り健人が魔ジンの足止めをする。そして一人で惹き付け意識を健人だけに集中させる。その為に追撃・攻撃の手は一切緩めない。


ガンッガンッギャンッ!!ガン!ガッ!!


魔ジンは健人の事を弾き飛ばすとそのまま風雷合わさる一撃をお見舞いした。


「ぐわぁぁぁぁ!!!!」


だが、その魔法を発動した瞬間から健人が攻撃を受けるその僅かな空白の合間、ミティーネは魔剣を振り抜き思い切り力を奮った。


「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


ガキィィィィィンンン!!!!!


込められた魔力に加え質量と重力の力が合わさった魔剣グランディルの一撃は魔ジンの体に傷をつけるだけに留まらず真っ二つに巨体を切断した。


ザシュュュュュュュュ!!!!!!


分断した胴体が地に落ち下半身は直立したまま体内から大量の魔力が外界へと放出される。


「や、やった....?」


「か、勝った....の...か?」


立ち尽くす二人の元へ吹き飛ばされた健人が駆け寄る。


「アミット〜!!ミティ〜!!二人とも最高かよ!!!」


集結し無事を確かめ合い安堵する。幸い怪我もかすり傷程度で特段大きな傷害は見られない。三人はそのままアミットが感知したという魔力の方へと移動した。


「あ!あの光!!霧が濃いけど..多分転移魔法陣じゃない?」


「ん?ってことは?」


「恐らくここで終わりだろう!!!」


「うぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜」


「「「やったぁぁぁ〜〜!!!」」」


幸いにもアミットの予想は正しく青白く光り輝く紋章は転移魔法であった。しかしこれは出口に繋がっている訳ではない。ここまで戦い、最終階層に到達した者のみ辿り着けるとある場所へと繋がっていた。


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