白い空間
光が収まると、ドーム状の白い壁と床がある空間だった。
「……よ、ようこそ、異世界の……。ゴホッ、……ちょ、ちょっとタイム。……三十分くらい休憩させて下さい」
白いオーラに包まれた女神が、肩で息している。説明しようとして断念し、タイム休憩。
大丈夫か、この女神。略してダ女神だね。
銀髪、紫の瞳、天使とかの翼、抜群のプロポーションをした肢体。よくある女神の容姿。
テンプレっちゃテンプレか。
魔力だか、神力だか知らないけど使いすぎたみたい。なんで呼んだのかね。
召喚されたのは、僕と彩華、リノちゃんにシズルお姉ちゃんのみ。他のクラスメイトはいない。
「四人揃ってるね」
「むしろ、いつものメンバーしかいないわね」
「オムリンとかは来なかったみたいっ」
「召喚魔法で呼べるから、会いたいなら呼ぶけど?」
「弟君っ、そういう意味ではないよっ」
「姉さん達は素手でもいいかもしれませんが、リノはちょっと……」
ハンターは裸装備でジンオ〇ガを倒すけど……。初期装備はどうみてもカルバ〇・クラインの下着にしか見えないというか、服のモデルがカルバン・クライ〇だったんだろうね。
「ご主人様、見ます?」
「朝から見たので、遠慮しておくよ」
彩華のはカルバン・クライ〇のじゃないよね。それっぽいスポブラでしょうに。
(ちゃんとしたカルバン・クラ〇ンの下着ですよ)
(小学生サイズあるの!?)
(アマキちゃんが着るのもソレですし。というか、家の下着はほぼ全部がカルバン・クライ〇です)
(マジで知らんかった……)
リノちゃんが初期装備でうろうろしてるのって、ハンターのコスプレじゃなくて、半裸族ってことだったのか。
「お義兄ちゃんどうしました? リノの下着でも見ます?」
「弟君っ、メイドちゃんのに飽きたんなら、お姉ちゃんのを見てもいいよっ!」
似たり寄ったりの下着を見て喜ぶ性癖はしてません。
「逆にさ、僕のを見る?」
「見る。脱いで!」
……まぁ、いいけど。制服とズボン、上履きと靴下を脱いでいく。
「スマホ、ない! 唸れ彩華アイ! あぁ! 目が! 目がぁああ!」
なんでムス〇大佐してるの!?
「お姉ちゃんの脳内メモリには永久保存出来たよっ!」
嫌だなぁ。記憶喪失になっても、知らない男子の下着姿を覚えてるとか……。
「ちょっとスケッチしますね。紙も鉛筆もない……。床でいいや」
リノちゃん、その床のタイルを持って帰るつもり? 邪魔すぎない?
なんで爪で細かい部分まで引っ掻いて描けるの?
「はい、本日はおしまい!」
「次回は!?」
「帰ってからだね」
「なるほど。……下着も脱いで下さい」
「なんで?」
「思ったんですけど、ここからさらに異世界へと転位するなら、衣服や手荷物はオーパーツになりますよね」
「そうなるね」
「お義姉さん、リノ、衣服を脱いで。ご主人様に預けましょう」
「全裸監督ってヤツかっ!」
カメラ要素はどこだよ、お姉ちゃん。
「これが本当の、全裸装備」
リアル・ハンターが言うと違いますねぇ。
「あれ、彩華は脱がないの?」
「メイドですから。中世ナーロッパならメイドはいますよね!」
中世ナーロッパじゃなかったらどうするのさ……。
「彩華、令呪の名の下において命ずる。脱げ!」
「ご主人様の命令!? メイド、脱ぎます!」
「絶対令呪関係無いっ……」
「この姉、チョロいよ」
シズルお姉ちゃんとリノちゃんから言われて、彩華は額に青筋を浮かべる。
「ねぇ、ご主人様。スティックって女の子の時に使ったらどうなるの?」
「……えっと、うーん。敏感なところがリンクするんじゃないかな」
「姉妹にリンクさせた、ご主人様のスティックを用意します。次に姉妹にリンクさせたホールへツッコミます」
コイツ、やりやがった!?
レズっぽくなるから、あえて言わなかったのに!
「不正アクセス、ダメ、絶対」
「お仕置きですか?」
「説教だよ! 眼鏡かけてするから、正座して」
「おっ、弟君っ。その前にコレをどうにかしてっ?!」
「シズルお姉ちゃん、もう少しヨスガってていいよ……」
「なんでっ!? ニセモノの弟君なのに、リノちゃんのを感じるっ。このダブル・スタンダードが分からないのっ!?」
「ちょっとナニ言ってるのか分かりませんねぇ」
「あの、リノはホンモノがイイです。シズルお義姉ちゃんの言う、ダブスタ・スティックではイヤなんですけど?」
「イロハのも尻に突っ込むぞ!」
「待って姉さん。イロハ兄さんを受け入れたら上書きされちゃう……!」
これがリアルなNTRか。
「お義兄ちゃん助け、あああ!!」
「待って、お姉ちゃんまでっ!?」
「……彩華、僕の収納魔法の亜空間に、勝手にアクセスするのは止めてね?」
姉妹の抗議をBGMに、彩華へと向き直り、苦情を言う。
「しかしだねぇ、ご主人様のモノはメイドのモノだから」
「そんなメイドが多いから、海外では使用人を信用していないらしいよ?」
「アレは窃盗とチップを混同してるだけのメイド。私は借りたモノはきちんと返すメイドよ」
「リンクを繋げたり切ったりしてる程度だから、怒られても怖くないと。……高校生になるまで禁欲しようか」
「どうしてですか!?」
「反省が薄いから。……僕も苦渋の決断なんだっ」
「ど、どうせ隠れてシコシコするんでしょっ!」
「そう言えば、お義母さん達にお誘いされてるんだった。ちょうどイイから、しばらくはお義母さんと、ホマレお義母さんを相手にするよ」
「母二人、三姉妹、まさにハーレムですね!」
ちっ、悔しげにもしないし、嫉妬もしないか。いや、嫉妬してたらハーレムを勧めたりしないかー。
彩華、高校生になるまで放置が決定したけどいいの?
「ご主人様、膜チェックはするんですよね?」
「え、彩華にも? まぁ、リノちゃんとシズルお姉ちゃんにするから……。あぁ、アマキのもイロハ君に送った方がいいかな?」
「是非! あ、私が送った後くらいに撮って下さいね」
「いいよー。……イロハ君に撮らせるとかは追々話し合おうか」
「そうですね。オムリンはどうします?」
「擬人化してるとはいえ、異種姦になるかもね。……それとも精液を渡しておけばいいのかな?」
波打ち際のむ〇みさんは、魚卵にブッカケるとかだったね。スレイヤー〇だと卵を出して、ブッカケるとか魚人に言われてたな。
「あのー、そろそろいいかな?」
駄弁っていると、ダ女神が復活したみたい。




