カルト
天気達はとある新興宗教のイベントに参加する。
徒競走で一位になれば、三女神の加護付きのディス・アースという、地球型惑星の球体が貰えるとか。中身は脱法麻薬、飾っておくだけで表面の微細な穴から、空気中に麻薬の粉塵が混入し、勝手にラリってしまう。
表向きはカルト内での、運動会やら体育祭のようなイベントとしているので、信者とお布施が集まりやすい。
市民体育館とかグランドを堂々と借りて、市役所の許可もあるので、警察も介入しにくいときた。
「カルトって弱者を肯定する為のモノだよね」
「貧富の差を問わず寄付を募り、やがて腐敗するものよ。お客様はお金様、お金様は信仰心を可視化した、徳そのものってね」
「徳を集め過ぎると、司教やらの服が豪華になる。金持ちとして権力者のように振る舞い、勘違いして破滅する。企業も宗教も政治家も」
「資本主義と共産主義って、金を集める事は共通してる。どっちの政治も税金を集めるのに必死だし」
集めたお金は個人の懐か、宗教に流れる事もある。王族が占い師に騙されたり、国が特定の宗教に入れ込む事もある。
不安を煽り、宗教の信者にしてしまえば、金持ちですら金を払う。弱者に壺を売ったりして、信者の人生がめちゃくちゃになっても、徳が足りなかっただけである。ふざけた話だ。
そう、結局のところ、弱者からも搾取するカルトが日本には多いから、宗教をアニメでは悪党として見せるのだ。
創価〇会とかオ〇ムとか、家庭統〇何とかという、元キリスト教の亜種とか。
作者の祖父の弟は障害者で心が弱かったから、創価な宗教に食い物にされた。勘当されても搾取され、田舎の病院で亡くなったが、遺骨は引き取られず無縁仏として処理されたらしい。
この新興宗教は頂点に三女神を据え、短距離、中距離、長距離の女神として紹介し、運動して適切なトレーニングをしていけば、身体が鍛えられるし加護も貰える上、陸上競技のアスリートとして食っていけるとか。
それでも落ちこぼれは出る。勝者がいれば敗者もいる、それが競技だ。
で、敗者は弱者。弱者を救うには更に弱者同士で競わせ、下には下がいる事を教えていく。
勝てないのは才能以前に、発達障害やら先天性の病気がある事が多い。
親も学校の先生も気付かないのが、先天性の病気である。てんかんに似たモノとか、おかしいと思われるもすぐに動けるので、気をひく行動と勘違いされやすい。検査しても引っ掛からない。
あと、先天的に片目の視力が悪いとか、見てすぐに分かる障害でなければ、健常者として過ごさせる親もいる。
斜視改善のトレーニングをしても治らないのを、本人の努力不足となじり、てんかんに似た病気で、咄嗟に動くのが苦手であり、短距離とかが下手なのを、ただのノロマ、テレビ見て動かないクソガキと罵る母親もいる。
片目瞑ってバイクを運転しても、経験で補えるから辛さが分からない、という父親もいる。
十五年経って子供の異変にようやく気が付き、なんで言わなかったと怒鳴るような両親だ。
生まれてから子供を見ているようで、見ていなかった事を棚に上げ、子供がおかしいと訴えるのを、気を引こうとしていると受け流しては怒鳴る。そんな育児で放任主義な両親に、何を期待しろと言うのだろう。
そんな連中が信者であり、クスリと知らずに依存させるのが、今回のイベントだ。
非情な事に、先天性の疾患や視力の悪さ、生来の運動音痴、味覚障害等は貧富の差を選ばない。
環境ガチャ、親ガチャ、肉体ガチャ、どれか一つでも失敗というか、ノーマル以下ならリアルが充実する事はない。生き地獄となる。
アメリカで貧困層がドラッグに溺れるのも、カード・ローンの債務やら、借金地獄で首が回らないし、パーティーでバーベキューして騒ぐ以外の娯楽が少ないのもある。
海外は日本と違って、サブカルチャーやアニメ、小説が豊富ではないのだ。
だからこそ、パーティー、クスリ、宗教への信仰に逃げる。イスラム教の中東方面で戦争が絶え間ないのは、信仰心からの闘争であるとか。
日本人は無宗教というか、節操がないというか、初詣、盆休み、ハロウィン、クリスマスを楽しむ。八百万の神々の一柱に、ヤハウェ、アッラーフも加わっているからこその芸当だろう。
日本は神道という宗教に該当しない宗教が基礎となっている。神社仏閣は神社と寺を合わせたものとして、神道と仏教は合同となって残った。
ちなみに仏教は、自分が悟りを開く事で神に近い存在へと至るのが最終目標。神道、神社の神主は神様に使えるのが仕事である。
キリスト教は善行を積む事で天国に、イスラム教は神の教えを忠実に守る事で天国へ行けるらしい。その辺は死んでみないと分からない。
ヒンドゥー教は良く分からない。カースト毎に別れるのだろうか。
神道の頂点は天皇陛下、男系の血筋が絶えればその他の王族と同等となるので、日本の皇族の価値は失くなり、日本という国も価値がなくなる。
女系皇族の例えは、サザ〇さんのマス〇が婿として加わり、波〇の血筋としてタ〇ちゃんが生まれる。磯野王朝からマ〇オ王朝に切り替わるのだ。
上流階級の家とは一流の血筋である。成金からの成り上がり、下剋上での仲間入り、それらと上流階級の家は、歴史の重みが違う。
一流の血脈には一流の良血を取り入れる。その繰り返しが皇族、王族、公族、貴族となる。
一流の血筋は地頭が良くても、肉体面が弱くなりやすい。あるいは頭が弱くて肉体面が強い脳筋となる。
そこに先天性の疾患、肉体的欠損が加わるので、華麗なる一族の面汚しとか、結果を出せない落ちこぼれと後ろ指を指される。
財閥だろうと、華族だろうと、冷遇されて育つ。これが病弱や先天性の四肢欠損なら冷遇はされない。
だが、斜視といった、一目で見ても分かりにくい場合は別だ。
瓶底メガネを掛ければ視力は補正されるが、話しを聞いていて相づちとして頷いていると、起きているのに寝ていると勘違いされるし、メガネザルとバカにされる。テスト中は斜視の方の目が他人の机を見てしまうので、カンニングを疑われたりする。
球技はボールが見えにくいし、距離感がとりにくい。
これは親でも寝ていると思われる事があるので、家の中で家族と過ごすのは苦痛となる。話し掛けて欲しくない。顔も見たくない。
だからといって自室に引きこもると、外で遊べとうるさいものだ。
まぁ、それはともかく、そんな状況や状態の子供を言葉巧みに誘導して、宗教に加入させて依存させる。
良いところの子供を通して親、または祖父母から金を毟り取り、レース・イベントでは観客の信者が賭け事に興じる。
胴元は宗教団体なので、賭ける際はお金やタバコといった物納も可能だ。支払いは賭けの倍率に応じたクスリ。
観客も一位を取った子供もハッピーとなる。




