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現代魔術師の暇潰し  作者: 元音ヴェル
スポーツマン・シップ(笑)
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騙して

 とある日の事。


「ご主人様、オオカミ少年って知ってる?」


「知ってるけど」


「嘘は雪玉のようなもので、長い間転がせば転がすほど大きくなるの。ちなみにルターの格言よ」


 慈愛に満ちた瞳で、天気を見つめる彩華。


「私を騙すご主人様。その嘘に気付いていないフリをする私。お互いにお互いを騙し合う関係。これってとーってもステキじゃない?」


「……え?」


「私だけでいい。ハーレムはノーって言いながら、お母さん達の後ろの処女管理」


 天気の顔色がやや悪くなる。呼吸と血圧が乱れ、心臓が早鐘を打つ。


 ご主人様の手のひらの上で上手く転がる事で、逆説的にご主人様を私の手のひらの上で転がすという、極めて高度な駆け引き。

 これからもずっと偽り合っていきましょうね?


 嘘が下手くそなのに、愛を守る為に嘘つきになってくれる大切な人。


 幼馴染だからとか、一目惚れだったとかじゃなく、この人じゃなければイケない。

 なのに魔法でタフだから身体が持たない。抱き潰されてしまう未来しか見えないので、ハーレムを許容している。

 一人だけでいいと言うが、仕方なくでも、強要させてでも、逆レ〇プだろうと抱けば情が移ると言うもの。

 あと、ヤればデキるので、デキてる間の欲求をぶつける相手にもなる。たぶん。いや、複数で同時だと……面倒なので考えない事にしよう。


 要は一人でも二人でも本当はイイのだ。故に脱衣麻雀とかで処女管理をしている。管理する以上、割り切って騙しているにすぎない。


 虚偽にまみれた記憶を植え付けられたシズルとリノ、あとお母さんはもっとご主人様を責めてイイと思う。


 ハーレムになっている状況なのに、彩華を優先的に接している。この辺は正妻の特権でもあるし、人生を捧げても一向に構わない。

 実際に姉と義妹、お母さんの裸体は見たのだから、責任を取るには抱くのが正解だろう。


 天気が彩華だけを愛しているのは嘘ではない。また、彩華がハーレムをオススメする理由も分かるので、その言質を信じてもいる。


「私の事、好き?」


「愛しているよ」


「信じてますから。ね? 管理人」


「まるで、1200メートル掛ける3は3600メートル、的なニュアンスだね……」


 おっと、リノが処女管理してるけど、いつ後ろを貰ってくれるのかを、ラ〇ンで聞いてきた。

 テキトーに日付を決めて、シズルにも送っておこう。

 捏造記憶は、義理の姉妹丼で貰った事にしようっと。


「ご主人様、姉妹丼の他に親子丼もありますからね?」


 天気は動悸が激しくなってきたのを自覚する。


「彩華、お義母さんと一緒?」


「そこだけだとN〇Kから、個人情報をさらされちゃうから止めなさいっ!」


「う……そうだ。N国もぶっ壊さないと」


「党首が居なくても政党は存続するらしいよ。あと、政党を壊しても別の政党が生まれるだけだから」


「悪党を潰しても、より悪くなるだけってことかぁ」


 彩華はお母さん、シズル、リノにハーレム計画をそれとなく話して、天気の逃げ道を塞いでいる。


 一人一人を区別して、格差や不平等をなくして付き合うなら、それは一対一の恋愛であり、ハーレムではない。とかいうクソ理論を展開するよりマシ。

 一対一の恋愛を三回するだけで、他の二人とは同居や同席しないから、ハーレムじゃない理論もある。

 また、抱く時は棒は一つだけだから、必然的に一対一となるので、周りに女がいても手出しさせなければ複数プレイにはならない。とかいうトンデモ理論だってある。


「そうそう、1800メートル掛ける2は3600メートル。これが最新だから」


「そ、そうか」


「短距離掛ける3は長距離。同じように一対一の恋愛掛ける4はハーレムなんですよ。まだ難しかったかな。このレベルの話は早かったようですね……」


「それ無敵だから止めて下さい」


 ハーレムに肯定的な彼女、いや、幼馴染な許嫁。否定材料が乏しい天気の顔色は蒼白い。


 動揺する天気が見れて彩華は内心愉悦である。

 愛してくれるだけまだマシな方。ハーレムが大きくなったりすると、正妻やら主要な恋人を忘れてしまう事だってあるのだから。

 例えば100カノとか、人数多過ぎとなるし。


 ハーレムに否定的なのは前世にナニかあったのだろうが、今世では同じ(てつ)を踏まなければいいのだ。

 本丸を落とすには、外堀から埋める事が重要なのです。


「ご主人様、ハーレムはお嫌いですか?」


「…………ああ!」


「重い頷き、ありがとうございます。おや? どこかで心臓が跳ねる音がしたような……」


「……そ……そぉ?」


「ひょっとして私、騙されてません?」


 罪悪感から、天気は顔を背けてしまう。吐きそう。

 言葉と態度のナイフで差し、いや、刺してくるじゃん。忍者なら逃げてくれないかな……。大逃げ、遁走術はどうしたのさ。


「……上手に騙して下さいね」


「え?」


 ハーレムの都合上、人数は増える。というか、天気がどう足掻いても増やすつもりだ。それこそ百人とか目指すかも。

 金が目的だろうと、パパ活だろうと関係無い。体の関係さえ許せるなら、性格がブスでも、醜女でも良い。

 たくさんの女性を抱いてしまえば、ハーレムに否定的であっても肯定せざるを得ない。

 別に毎回複数プレイじゃなくても、ハーレムという事には変わりないのだから。

 そう、ヤリ〇ンでも構わない。最後に責任を取ってくれるならば。

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