第20話「代わりにお前が殺せ」
今日から別作品としてコミケで頒布する作品の予告編も公開しています。
そっちもよろしくお願いします。
それを見てたら、そこにいる人は何度も心臓を動かすのを胸元で体現するみたいにそこを何度も上下に動かしてる。それだけじゃない。体中の皮膚が体から垂れ下がるみたいになってる上に、その骨の形もかなりくっきりと浮かび上がってるみたい。
ようやく僕がみぞおちを蹴り飛ばされたせいで出来ないままだった呼吸を何とか取り戻したころ、ずっと苦しくておでこで白い砂を擦るみたいになってたのを何とか戻したら、まだ向こうは穴の下の所にいるだけになってて。
薄い目でそっちの方を見てたら、突然、ンウニュさんがせき込み始めて。それを手で押さえてると思ったら、その指同士の間から血が流れ始め、それが穴にまで落っこちる。そっちを見るだけで、僕は視線だけだったのに続けてハッとした勢いで顔も相手に向けることに。
それから相手の方へと近づこうとする動きと一緒に体を起こそうとする。でも、その瞬間に視界に入った物のせいで、その場で止まることに。
薄汚れて乾燥しきってる上に多くの場所でもう頭皮が見えてる髪の毛を地面へと全くあったバランスではない状態で落っことしたままにしている上に、それが両手足を両手足を這いつくばらせた状態で頭を倒している。
こっちから見ると遠すぎて相手が何をしてるかわからないし動いてる状態にも見えない姿が続いててて。だけど、それも数秒間だけ。なぜか一気に顔をこっちへと向けて持ち上げると、それで髪の毛同士の間から僕と目が会う。
咄嗟に体を立ち上がりかけにさせてた所を起こして、すぐに後ろに下がろうとしたけど、その前の準備で息を吸い込んだところで、次の瞬間には首が折れそうなくらいの痛みで床の上にたたきつけられてて、その瞬間にようやく体をひっくり返されたんだって気づくことに。またもう1回ゲロを吐きそうになるけど、でももう出てくるものもなくてただ咳だけを繰り返す。
しばらくはひっくり返った状態のまま足も頭の方に転がすような体勢で動けずにいた。それも数秒間経った後、何度か呼吸を繰り返した後に霞んでた目を拭くと、空中に浮かんでるその人が口元を拭ってて。その手の甲には血が付いてるのが見えてた。
ただ、僕がそっちを見てたら見渡してた相手と目が会っちゃって。それのせいでまた尻もちを突くことに。それから僕は相手と視線を合わせるだけで、それ以外には何も動けない状態が続く。
目元に真っ黒なクマを作りながらいるのに気づいたのは、それ以上に顔の周りにたくさんの傷がついてて、それらの中心部分がみんな赤くなってるのが見えた時。そっちの方を見てると、それだけでこっちは口を開けてるのか閉じてるのかわからない状態が続く。
それに対して周囲を見渡してるだけのそっちの人は、僕と目を合わせている時間もそこまで長くないことが終わってから気づく。一度瞬きしてからもう一度顔事こっちと反対側を見てるみたいで、そっちにいるンウニュさんの方を見てた。だけど、それも数秒間だけ。向こうは顔を上へと向けながら髪の毛を自分の体よりも遅らせるような形で浮力を失って落っこちてた。
だけど、体が回転しながら頭から落っこちようとしてる矢先、兵頭彩芽が一度舌打ちしながらその足を掴んで落っこちるのを防ぐと、そのまま穴へと大きく体を前のめりにしながら肩で息を繰り返してた。
それだけの時間が数秒間続いた後、相手の方から僕の方へと咄嗟に振り返りながら「引き揚げろ」ってだけ言ってたから、僕もその足を掴んで引っ張り上げる。
それから床の上をズリながら寝転がらせる。その間も、相手はただ白目を剥きながら中途半端に口を開いてるだけ。その中をちょっとだけ見てみるけど、唾液もほとんど出てないみたい。無理やり引き上げた時の力で僕もだいぶ疲れて一旦肩で数回息をする。
だけど、それと時を同じくして、咳をするとさっきは出なかったけど口から血が溢れて。何とか口元を抑えようとするけど最初の1回は間に合わなくて。そのまま正面に飛び出すことになってた。
そしたら、ぼくの口元をふさぐために当ててた手がいきなり引っ張られて。咳をするために目を閉じてたからそれに気づけなくて、ただこっちは相手になされるがまま引っ張り出されることになった。
そしたら、いつの間にか僕の吐き出した血が顔に付いたのを舐めまわしてる、穴から上がってきた人が起き上がってて。最初は舌の動きと一緒に僕の方じゃない斜め上に視線を向けてるだけにしてる状態だった。
それから戻ると一瞬だけ口元をにっとさせながら僕の方を見て。それからこっちの手に生ぬるい感覚がしたと思ったら、手についてた血を舐めなわしだしてた。
でも、こっちは変な声を出しながら両手を大げさに振り回しながら後ろに下がることになって。だけど、それでも向こうは追ってきて。尻もちを突いたままにしてた僕の方に向けて体を軽く左右に揺らしながら足を進めてくる様子を、下から見上げることになる。だけど、それでも向こうの様子は影で隠れることもない。
ただ、僕の体が止まっちゃって、喉が引き締まる感覚だけを味わってるのも数秒間、すぐにまたこっちの手を持ち上げてその手の平側、へこんでる場所に舌を這わせてる。それに対して口を中途半端に横へと広げるみたいにしてる向こうの様子をこっちは眺めることに。向こうの口の中は唾液がちょっとも残ってないみたいで。
それのせいでただザラザラした感覚がこっちの固まった血を何とかして取り出そうとする動きだけを感じ取る。そこで出てる音はお互いの肌が擦れ合う小さなガサガサしたのだった。
さっきまではこっちが見下ろしてたのに今ではこっちが見上げるようになっている状態でしばらく相手の方を見てるけど、どうしていいかわからなくて左右をきょろきょろしたら、お互いに寄りそうみたいにしてるンウニュさんとトカゲが両方の腕を使って相手の顔の所に抱き付いてる姿があって。それだけで両方の瞼を落っことすことになった。
だけど、そのせいで僕も気を取られてて。気づいた時にはもうもう喉が痛くて息が通らなくて両足をただばたつかせることしかできない。こっちの首を掴んでる手を僕も掴もうとするけど、そこにそのままじゃ何の力も入らないせいでmただ無意味に爪で引っ掻くみたいになる。
だから、魔力を込めてただ相手をはじく。後ろに下がりながら足で着地しようとしたけど、トカゲに蹴られた時のやつの痛みとさっきの息出来なかったやつのせいでとてもそんなのできなくて、また四つん這いになりながら何度も息を繰り返すことになった。
でもその間も、わざと相手はこっちに足音を聞かせるみたいにしながら足を動かして僕に近づいてくる。一方で僕はずっと顔を下に向けながらいることしかできなくて。ようやく相手を見れたのは体勢は同じまま顔だけを向けられた時。その間もこっちは顔を上に持ち上げたまま何度肩を上下に動かしてた。
「待て」
こっちの手首が持ち上げられそうになった時、相手の手首を掴んだ手が出てるのが見えて。それのおかげでようやく僕も兵頭彩芽がこっちにまで近づいてるのに気づいた。
ハッとした勢いのまま相手を見つめる。小さく口を開けたままそっちの方を見てたらしばらく誰もしゃべらないだけの状態が続く。
そしたら兵頭彩芽がまた瞼を落として目元を薄くしてて。それから目線を僕でも誰でもない方に向ける感じにしてて。それが終わってから一旦手を相手から放してた。続けて1回鼻から息を出す。
「こいつはストライカーを殺すのに必要だ」
相手の方が背が高いせいで目を見るには見上げなきゃいけない都合上、兵頭彩芽はそうしてるけど、それ以外には表情を全くと言っていいほど作らないでただじっと相手のことを見つめるだけにしてる。
そのまま出した声は言葉を探しながら話してるみたいに単語を1つ1つ言ってくみたい。それに対して、言われた側は1回息を口から塊を一個だけ吐き出す。それから兵頭彩芽の方に顎を見せつける感じの角度に変えて相手を見下ろしてた。
「なんで俺がそれを気にしなきゃいけない」
言葉の抑揚が文字1つ1つにすらも付いてる感じで話してるけど、兵頭彩芽は一瞬だけ声をだしてる。でも、それが何かの言葉になるなんてこともなくて、ほんとにその時こっちに声を聞かせてくるだけだった。
僕はただ兵頭彩芽の方を見上げることしかできない。向こうの名前を小さく呼ぼうとしたけど、それに対して、向こうは小さく、「そうか」とだけ言葉尻をだんだん縮めながら顔を回す感じで左側に視線を向けてた。
「そいつならやっていい」
「何言ってんだよ」
向こうが顔の向きを変えたと思った矢先に、それを行き過ぎるほどに変えて。それと一緒にサラっと出した声を聞こえた途端、僕が何とか痛い体を無理やり立ち上がらせるよりも先に声が出た。
片方の手を地面に突いたのを頼りにしながらなんとか立った僕は体を小さく揺らす。
立ち上がってからも何度も呼吸を繰り返しながらいるこっちに対して、兵頭彩芽は目線だけを僕の方に向けるだけに。それから一瞬だけもう一度視線を元に戻した。
「こいつがいれば行ける。この3人だけでもストライカーを倒せる」
僕に向こうが話しかけて来てたけど、その間もこっちはンウニュさんの方を見ることしかできない。兵頭彩芽の声が聞こえてないのか、向こうは僕らの視線に気づくまでしばらく時間がかかったみたいで。
それからこっちに視線を向けると、さっきまで穴の中にいた人と目があって驚いてて。でもすぐに向こうは横に行ってワョルユの上に乗ろうとしてた。
だけど、それよりも穴の中の人の方が動きが早いみたいで。先にトカゲの背中についてた座面にしゃがんでる。向こうもそれに気づいたみたいで、こっち側から見るといつまでたっても影から現れることはなかった。
「それともお前が生贄になるか」
そこから背中の上から見上げられてる状態で、この部屋の出口に向かって走っていくンウニュさんの様子を見ている。一方で、僕は唇を強く紡ぎながらいて。
でもまだ穴の中にいた人が大きな声で「逃げろ逃げろ」とだけ語尾を伸ばしながら言ってるのを尻目に、相手の名前を呼びながらゆっくり飛び降りる。
兵頭彩芽の横を通り過ぎると一緒に足に魔力を込めて力を入れたら、その瞬間に向こうが僕の肩を片手だけでだけど掴んで。それでそっちに振り返ることに。でも、すぐに相手のことを無視してもう1回同じことをした。
それのおかげですぐにンウニュさんの横にたどり着けると思ったけど、それよりも穴の中の人の方が早くて、こっちがぶつかりそうになるのを片方の手を伸ばして止められてた。
結果として、相手が僕のおでこを手で止めているだけの状態になってた。
「待て、頼む、娘、殺される頼む、何でもする、何でもする」
ンウニュさんは両方の腕を持ち上げて手を胸よりも少しだけ上の方に持ち上げながら、中途半端に折り曲げた指と手のひらを僕らの方に見せてくる。さらに、声と同じような動きを足にもさせてそれのまま膝も折り曲げてた。
それだけじゃなくて、完全に足とお尻を床に落っことしてしまい、膝の上に手を突きながら頭を首を曲げて落とす。それでも声を相手の方へと向けて何度も声を出し続けていた。
ただ、その様子を穴の人が顎を上へと持ち上げながら見つめてるのを見て、僕も力強く足を踏みつけながら両方の手に水を作り出すけど、でも頭を掴まれながら片手だけなのに僕の体を持ち上げられて。それのせいで足をばたつかせるけど全然抵抗できないし、水も地面に落っこちることに。
相手の手の間から何とかそっちの様子を見るけど、ただ数秒間僕とンウニュさんの様子を交互に見てるだけ。
その状態でほんのちょっとの声を出してるだけにしてる。そして、一度だけ瞬きしてからこっちのことを床に放り投げてた。
「いいぜ、俺は殺さないことにする」
僕が何とか尻もちを突きながら両方の手を床について。瞼をほんの少しだけ落っことす感じにしてるのも数秒。
穴の人はその間もこっちから視線を逸らしてもう1人の方を見降ろしながらわざわざ演技がかった感じの声を出してる。そこから息を吸い込みながら顔を持ち上げてる間向こうはずっとそうしてた。
その間も穴の人は自分の腰の上に自分の両手を乗っけたままいるみたいにしてて。一度目を瞑ってから顔の向きを回す感じにして僕の方を見て来てた。
「代わりにお前が殺せ」
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