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第15話「君は優しいんだな」

昨日は体調不良で寝込んでいました。

すみません。

 小さな声を上げながら目だけを開けたらもう部屋の中には誰もいなくて。ただ背中を丸くしながら両方の手の手首だけを重ねたまま、目元をほんの少しだけ開ける感じにしたままそこを見つめてる。


 ようやく僕が体を起こすところでブランケットが体から滑り落ちるところで、部屋の中に音が生まれる。時間が経っても外の灯りが消えることはないみたいで、来た時と同じ明るさがずっと続いてた。


 深呼吸すると一緒に肩を持ち上げて落とす動きをするけど、それに対して、辺りでは何も聞こえないし何かが動くわけではない。ただストライカーさんから使うように言われてた部屋の様子を一望することも出来るようになってる。


 ただ瞼を少しだけ落っことした状態でただ前を見つめ続けてる僕がただブランケットを乗ってた膝のさらに上に両方の腕を少しだけ折り曲げた状態で見つめ続けてて。その状態のまま一度瞬きして下の方を見つめるだけ。

 ただ、それで手を眺めてた間はいいけど、また部屋の広さを見つめてたらすぐに足にかかってたそれを翻してベッドから飛び降りた。


 それからすぐに部屋から出てドアを開けて首を廊下に出すけど、そっちにも誰もいなくて、ただ首を左右に動かすだけになる。目を大きめに開いたまま首だけで周囲を見渡してからドアノブを回した状態のままそこを閉めて。

 ほんの少しだけ立っちゃうけどなるたけ音を出さないまま、完全に締め切ったタイミングでゆっくりとそこを回しつつ手を離した。


 またドアに背中を付けたまま顔を左右に動かして辺りを見渡す。だけど、周囲の様子は変わらない。白色の壁紙と、それに似たような色をしてる床の様子だけが続いてる。そして、それは曲がり角の向こうを見た時も一緒。体を壁にくっつけて首だけをそっちに向ける感じでそっちの方を見てた。


 片方の手を握り締めて、もう片方ので包んでるのを自分の体にくっつける。その間も歩きながら視線を左右にゆっくりと数歩に1回ずつ動かし続けてた。だけど、向こうから走ってくる2人組の人が来たのに気づいて小さな声を出しながら壁の方に体を寄せつつ小さく謝る。


 しばらくそこにいたけど、すぐに僕も走ってその人たちの姿を追いかける。ただ息だけを切らしながらいるだけで、割とすぐにストライカーさんの後ろ姿が見てて。前にいる人たちがその名前を呼ぶのに合わせてそっちの方を呼びながらも口から息と一緒に声を出す。


 だけどその瞬間、何度も繰り返し銃声がして。ふとした時に咄嗟に魔力を目に込めてその動きを見ようとしたらもう僕の前の前に。でも、それがもう間に合わないって気づいた時には銃弾の方から動きを止めてる。


 そして、それらが床の上に次々転げ落ちていくのを視線でも追った後、ストライカーさんがその内の1つを拾って相手に投げ返してた。


「ごめんなさい……」


 僕が相手の方から視線を逸らしながら、ただ最初の言葉をどもらせながらそっちに小さな歩幅で足を進める。一方で、ストライカーさんはこっちに少し待つようにだけ言うと、いきなり空中を掴み始めて。

 数秒間手をまっすぐ斜め下に向けたまま静止。僕もそっちの方をただ見てるだけにしてたら、ゆっくり持ち上げると、だんだんとそこで体を透明にしてた人が姿を現して。胸元についてた装置をワンパンで破壊。


 すると、当時にその体を僕のさらに後ろにいる人達の方へと放り投げたら、ただ1度だけ「そいつも頼む」とだけ言ってた。


「いいんだ。歩きながらでいいか」


 片方の手だけを向けながらこっちに出してきた声に対して、僕は特に何か言うわけでもなく、そのまま相手の後についていくみたいにしてその足取りを追う。そのおかげもあって建物の中に今もいるけど、向こうが体を動かすたびに髪の毛とマントが揺れてるのを見ることになる。


 だけど、それと一緒にまた何とか起き上がった人が後ろからストライカーさんの名前を呼びながら走って来てて。こっちがそれに負けないくらいの大きな声を出しながら後ろを振り向きそうに。


 でも、それよりも早く近くに飾ってあった肖像画が飛んでくると一緒に相手の首を激突。それに吹き飛ばされて壁に頭を打ったら、そのまままた床の上に倒れることに。そっちの方をこっちは両方の手を上下に重ねながら首を斜め下に下げて見てるみたいだった。


 でも、肖像画が元の位置に戻されて行くのを見るなり、すぐに小走りで少しだけ離れてるストライカーさんの方についていくことに。その間両方の手を小さく振って進んでたけど、曲がり角をまっすぐ進むその背中が通り過ぎたところで後ろからナイフを持ってた人がその体に到達するよりも先に、それが溶けてなくなってた。


 向こうはそっちを見ることすらしないけど、でも僕はその腰が抜けて尻もちを突いてる姿を通り過ぎた後も顔だけでそっちを見つめるみたいに。それから視線を相手に向けた後も、向こうは今もまっすぐ前にしてた。


「この人たちは」


 僕がそう言ってる声ですらも、T字路になってる所の突き当りにある窓が開いたと思った瞬間、そこへと勝手に隠れてた人たちが吸い込まれて行く。そっちは大きな声を出しながらいたけど、距離が出来るせいでどんどん小さくなってたから、こっちの声も多分聞こえてる。


 それからその人たちがいた角の方に曲がったストライカーさんは怖気づいてる人を歩く足の動きと一緒に蹴飛ばして通路の端っこにやってた。


「昔ブラッドガーディアンという街を荒らすやつがいたんだ」


 さっき歩き出す前に話しだした時と何も変わらない口調で話してる声を聞いてたら、ただそっちの方を見ないまま私は自分の唇を潰してるのかそうでないのかわからないままそこを内側に隠すみたいな動きをしてる。


 周囲は今も今までと同じでただ同じ色をしてる壁紙が並んでたり、倒れた人を片付けに来た人がストライカーさんの姿に軽く会釈する声を出しながらそのまま通り過ぎてるくらい。たまに肖像画の中でも両方の手の握りこぶしを腰に当てたまま視線を斜め上に向けるポーズをしてた。


 終わってから一度お礼を言うこっちに対して、向こうは一度振り返りながらその返事をしてた。その間も、正面から来た人のナイフを持った手を掴んで腕を骨折させてて。その人は何度も断続的に叫び続ける。


 こっちはそっちの方に体も向けながら両方の腕を左右に伸ばす感じになる。声にならない声を出しながら、今ものたうち回ってる姿を見つつ蟹歩きするみたいに背中を壁に合わせながらストライカーさんの後を追った。


「ずいぶん前に私が封印したんだがな」


 1回だけ鼻から息を吐くと一緒に向こうは顔を下に向けて。それからまたそれの角度を正面に戻す。それから先はどっかからたまに声がこっちにまで響いてくるくらいで。それ以外で聞こえてくるのは僕とストライカーさんの足音が等間隔でするだけ。


 そうしてたらようやく外に出てこれて。それと一緒に空気の締切になってたのが変わったのを相手も感じ取ったみたいで、首を前に見せるみたいな動きと一緒に鼻から深呼吸をしてる。だけど、それと同じ時にまた新しい敵が現れて、その首にまで飛び上がって足を回すと、何度もストライカーさんの頭に銃を突き付けて発砲。


 だけど、その銃弾が周囲に飛び散る高い音がするだけ。大きい音の方で僕は手を前に出しながら腕で視界を止めるみたいにするけど、そこにしわを作ってるのを辞めて小さく開ける。


 一方で、相手は攻撃してきた敵の体を掴みながら宙に浮かぶと、された側も何度も足をばたつかさせながら大きな声を出してた。そのまま、私は小さく口を開けながらただそこを見上げることしか出来なくて。しばらくすればもう2人が小さくなりすぎてこっちからは見えない。


 ただ、その次に見えてきたのは、ストライカーさんの方じゃない。ただ何度も体を回しながら落ちてくるだけで。それ以外には何もできないその姿を見た瞬間。

 気づいたら片手で標準を合わせてもう片方の手を回してシャボンを作る。でも、声と空気の音の激しさで全然間に合わないことに気づいたら、その回す勢いを高めてた。


「そいつもそう、そいつの仲間の残党だ」


 一度バウンドして地面に落っこちる姿を見てたらいつの間にか僕の後ろにストライカーさんが来てて、慌ててそっちの方に振り向きながら細かく足を動かす感じで後ろに下がる。


 一緒に言葉になってない声を何度か出しながらそっちの方を見てたら、目線を左右に動かすことだけに。片方の手を腰の上に乗せて1回だけ鼻から息を吐くと、僕の方じゃなくて少しだけ先の方を遠目に見てるみたいだった。


「君は優しいんだな」


 その声を聞いたら僕は自分の両手の指を組み合わせながら腕を伸ばしながら落っことしてて、ただ、それと一緒に視線を下に向けながらも頬を前に出すみたいにしてる。しばらく肩を全部にする動きを続けた後。顔を少しだけ下に向けながら上目使い気味に見つめてた。


「ありがとうございます……」


 相手が僕の方をずっと同じ姿勢のまま見てる間、こっちは小さな声で相手に聞こえてるのかどうかもわからないくらいなのしか出せずにいた。それからしばらくお互いに話さない時間が数秒続く間、庭を挟んだ向こうにこの建物の門があるせいかもしれないけど、敷地の向こうからする音は何もしない。


 ドアが開けっ放しになってるおかげでそっちの方で戦ってた人たちが片付けられていく音だけが聞こえてる状態だった。ただ、そんな相手の様子に対して、気づいタイミングでまだストライカーさんが話してる声はしてるけど、「帰ります」とだけ大きな声で言って走って行ってた。


 ただ、大きな門が低くて大きな音を出しながら開いてる間、こっちはしばらく立ってることしか出来ない。だけど、それの時間が経てばたつほど外の方でたくさんの人が行き来しててその人たちが数えきれない様子を見つめることに。

 その人が足で歩いてる音だったり話してる声も一緒に混ざることになった。

読了ありがとうございます。

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