なろう小説はクリスマスプレゼントのようなものがいい!
こんにちは、または初めまして!
私しがない書き手兼読み手です!
ところでもうすぐ冬ですね!
みなさん!
クリスマスはいかがお過ごしですか⁉︎
え? 仕事? 塾? 何も予定ない?
予定がある人勝ち組な考えやめた方がいいですけどね……と、まぁそれは置いておきまして。
本来、クリスマスとは25日の事ですね!
なんかイブの方が盛り上がるけどね!
日本人って、恋愛大好きだなって思います。バレンタインしかり? 家族より恋人のイベントの方が、盛り上がる傾向強いね。
でも子供の頃は、そんなイブよりクリスマス当日の方が盛り上がった人もいるのでは?
なんせあれがありますからーーそう、クリスマスプレゼントがね‼︎
12月といえばクリスマス!
クリスマスといえばサンタさん!
サンタさんといえばプレゼント‼︎
少なくとも、子供の頃はこんな思考の人は多かろうと思います! はいはい! 童心に返ってね! プレゼント、盛り上がるでしょ⁉︎
何が欲しいか考えて〜!
25日をワクワクして待って〜!
開けて嬉しいプレゼント!
って感じじゃないですかね?
みんなどのタイミングでプレゼント貰ってたんでしょうか? 私は25日になると、クリスマスツリーの下にプレゼント置かれてたなー!
さて、このクリスマスプレゼント。
毎回決まり事なのに、何で楽しみか?
それについて考えた事はありますか?
欲しいものが貰えるから当然じゃん?
うん、そうだねー!
つまり、どういう事か分かる?
サンタさん(仮)が、用意してくれるプレゼントです。欲しいものが入ってて当たり前ーーそうでしょうか?
楽しいとか嬉しいものに、理由がないわけありません。
私はクリスマスプレゼントが嬉しいのは、以下の要素が含まれるからじゃないかなって思うんですよね。
・お決まりの定番感(安心感)
・当日まで中身が分からないサプライズ感
・需要と供給に合ったリサーチ
・個別性
これ、小説にも言える事かなって思うんですよ。というか多分、何においても言える事なんだけどね?
【お決まりの定番感(安心感)】
「クリスマスになるとサンタさんがプレゼントをくれる!」というのは、まぁ定番ですよね? サンタさんはほぼそのためにいるし。
分かっていることで得られる、安心した期待感があります。わかりにくいかなぁ?
これ、なろう小説でいうならーー。
テンプレ!!!!!!
まさに、そんな感じじゃないですか?
未知のものって、人間は怖いんですよね。
わかっている事の安心感は結構大事。
少年マンガにバトルものが多いように。
少女マンガに恋愛ものが多いように。
そう言う、王道ともいえるイメージはみんなが共有する安心感です。
サンタさんの固定イメージがあるように、テンプレには絶対的イメージが存在します。そしてそれは、裏切りすぎてはいけないものです。
だからテンプレタグ入ってんのに違うと、詐欺だって批判が出ちゃうんですよね。
そこ、詐欺らない方がいいと思いますし、詐欺るならなんか対策取ってくれと思います。安心感を壊す罪は重い。
【サプライズ感】
プレゼントは、ハズレる事もあるかもしれません(え?)
いや大抵はそんな事ないと思うけどね?
でもここで大事なのはさ?
サプライズで新鮮さを保つことですね!
ドキドキ感というものがないと、人はマンネリしてしまうわけです。つまりね、サンタさんが毎年同じものくれるなら、安心通り越してマンネリするのね。
だから小説でいうならーーパンチが効いてないといけません!
「テンプレ書いときゃいいんだろ〜?」って方は、まぁ半分間違ってるわけですよ。それ、そのままだとすぐ飽きられちゃうよ?
先の読めない展開がある事も、大事なんですよ……ねぇ、読者のみなさま?
え? そんなふうに書くの難しい?
逆に言うけど。
小説は確かに書くのは簡単だよ?
でも読まれるように書くのは別だよ?
【需要と供給に合ったリサーチ】
サンタさん(仮)は、毎年頑張ってます!
子供の喜んでくれる顔が見たい!
嬉しいと思って欲しい!
サンタさんを信じさせておきたい!(?)
そのために必要なのはーー自分の価値観の押し付けではありません。リサーチ! 相手が何を求めているか、調べることですね‼︎
小説で言うなら、マーケティング戦略ということになります。
書きたいもの書けばいいだろ?
読まれなくていいならいいんじゃないかな?
それは贈り物じゃなくて自分用だね。
プロの作家がマーケティングしないかっていうと、そんなわけないんですよね。何か、例えば時事的な事とか。取り入れたり絶対してます。
だから流行りに乗っかるのを、よしとしないのも分かるんだけどーーまぁ、喜ばせたいから流行りに乗るっていうのもあるよね。
私は小説は読まれなきゃ意味ないと思う。
自分だけが読者では、意味がない。
誰のために書いてるんだよってなるでしょ?
だから流行りに乗っかるというか、全部取り入れる必要は全然ないんだけど。人気を調べるのは、書き手側にも必要な事だよねと思うよ。
それしないで喜ばれないとか読まれないって言うのはさ? 例えば親がよかれと思って、クリスマスプレゼントに英語教材与えるようなもんじゃない?
いやーまぁ役に立ちますけど。
欲しいかって言うと、ね?
多分、机に積まれて終わるよね……。
【個別性】
サンタさん(仮)、みんなにプレゼント変えてくれます!
それはまぁリサーチあってのことですけど。
あげ方も、サンタさん(仮)それぞれで。
工夫を凝らしてるんじゃなかろうか?
これサプライズ感とちょっと被るんだけど、なんというか……独自のカラー的な感じ?
例えば冒頭で言ったけど。
私の家は、ツリーの下にプレゼントなのね。
でも他の家は多分違うでしょ?
靴下の中、ベッドの上……色々あると思うけど。他とは違う独自的なお決まり感というか。そういうものは思い出に残るんだよね!
小説もそう!
カラーのない小説は記憶に残らん‼︎
消費だけされてタイトルも忘れられる‼︎
結構最近ね、転生もので「この世界、どこの世界だ……? 読みすぎてわからん!」みたいなの、あるんですよね。
気持ちはわかる。
同じような話が溢れてるもんね!
つまり、そんな奴らは思い出せないんだよ。
テンプレが好き! と、作品が好き! は別なわけです。
ただのテンプレの傀儡として終わる作品か。
丁寧に色ある、形だけではない作品か。
ピノキオになれるのはどっちでしょう?
まぁピノキオは喩えだけど。命がない、独自性の死んでる作品はさ。一瞬の娯楽にはなっても、誰の記憶にも残らないんじゃないかな?
そんな感じです!
もちろん、独自性がずば抜けてて評価されるものもあるかもしれないけどね! でもそれは需要と供給がたまたま合致してるだけだからね!
プレゼントでも「特別欲しくはなかったけど、意外といいかも……?」と思うものは、いくらでもあると思う。
でもね、それは大人だけなの‼︎
人間は本来、欲しいものだけ欲しいの‼︎
幅広いニーズに応えるには、独自性モリモリはもう美術品みたいなもんでさ! 大抵「あ、ちょっと自分にはわかんないわ……」ってなって終わり‼︎
ある程度理解させられる文とか!
誰でも入りやすい要素とか!
そういうのがあって初めてウケる‼︎
ただ機械的にプレゼントを選んでも配ってもいけないし、自分の価値観を押し付けすぎるのもいけない。
小説がクリスマスプレゼントと違うのは、受け取らないっていうことができることですね。
書きたい、は大事にして欲しいけど。
読ませたい、はほどほどにして欲しい。
クリスマスプレゼントは、「欲しいもの」だから求められるんですよ。
相手を見てるものだから。
ちゃんと、気持ちが惹かれるものだから。
それは決して自己満足だけでは生まれない。
小説だって「欲しいもの」じゃないと、読まれないんじゃないかなと思います。
選ぶのは作者ではなく、読者なのだからーー何が言いたいのかも分からない、読ませる気のない文じゃ。読みにくい文字の羅列じゃ。
結局、人は読まないで終わるんじゃないかなー?
小説の向こうにいるのは人間だから、喜んでもらえるプレゼントが一番! そうしがない書き手は思うのでしたー!
少なくとも、私はそういうの考えて小説もエッセイも書きがちですー!
まぁ小説でやるのは大変だけどね……(進まない小説を横目に見つつ)