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次元融世アルスディア  作者: 河内三比呂
第一章 立志編
8/46

奴ら

 AM11:55


 基地内で待機していると、アラートが鳴った。

 ストレッチをしながらソールが愚痴る。


「敵襲っすね!まーた朝から!」


 それにツッコむカカイ。


「お昼に近いわヨ?」


 それに対して反応するベネット。


「どっちでもいいわ!」


 その会話をさらりと流すドゥー。


「隊長、指示をお願いします。」


 四人それぞれに対し、指示を出すジャック隊長。


「お前ら、緊張感を持て!行くぞ!第四小隊、

 出撃!!」


 号令に従い全員が敬礼し、答える。


「「「「了解!」」」」



『敵影視認出来ず。ソール、そっちはどうだ?』


『見えないっすね。んー、ベネット先輩が面白い事言ったら、出てきたりして。』


『お前、撃つぞ?』


『暴力反対〜!』


 二人のやりとりを聞きながら、ドゥーも敵影をモニタリングする。

 が、


(おかしい。なんだ?この違和感は。)


 アラートは鳴ったはずなのに、敵影を確認出来ない。

 何かがおかしい。

 そう思った瞬間だった。


『ぐぁあ!!』


 ベネット機から声がした。


『ベネット!どうした!?』


『敵が………空から!くっそ!離しやがれ!!』


 空。

 上空を見ると、モニターでは無反応だった、敵が確認出来た。


『飛行形態!?今までに見たことないワ!!』


『アイツら、等々飛んだか!』


「隊長?等々って?」


 ジャック隊長の反応が気になったドゥーが聞き返すが、隊長が答える前に敵から攻撃がきた。


『各機!!散開して敵を討て!!』


 指示どおり散開し、それぞれで敵を迎え撃つ。

 ドゥーは、三体を相手に応戦する。


(初めて対応する個体………。気を緩めるな、俺!)


 サイズライフルをセットし、ビームで牽制。

 一体を落とし、二体が分散して襲ってくるのをかわす。


「!ウィングピット!セット!GO!」


 ウィングピットで敵の分散を止め、


「サイズライフル!セット!スラッシュ!」


 サイズライフルで二体同時に切り裂いた。


「よし。成長してるぞ、俺!」


『はぁイ!聞こえてるわヨ?』


「失言でした!」


 思わず顔を赤くし、敵の第二波に備える。

 すると、

 遠くから、岩が飛んで来た。


「な!?」


『投擲してきた、だと!?まずい、奴らか!?』


『隊長、奴らってなんすか!?』


 ジャック隊長のいつに無い雰囲気に、全員が息を飲む。


『奴らってのはな………ゴーレムだよ。』

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