どうしようもないうんちみたいなしょうもないザコキャラに転生してしまった。 #6 南海電車
「城の外が騒がしいぞ! 城外で何が起こっているんだ!」
俺はそこにいたキノコに聞いた。
「それは…」
キノコはうつむいた。
「それは…」
キノコは顔を上げた。
「お前を倒すためだ!」
キノコは俺にとびかかった。
「バースト」
俺はキノコをぶっ飛ばし、残機をすべて消し去った。
ついに城内に侵略軍がなだれ込んできた。
「(* ̄▽ ̄)フフフッ♪ ハハハハハ…面白い。命知らずどもが、全員まとめておれの魔法で残機を消し去ってやる!」
「流石です! カッコイイです! 太郎さま!」
姫が黄色い声援を俺に送る。(* ̄▽ ̄)フフフッ♪ モテる男はつらいナリ。ボキは姫の為に全力で頑張るナリ。
目の前には大量のうんこ色のキノコとミドリガメ、並びに雲に乗った眼鏡をかけたハゲが現れた。
「エターナルフォースブリザード!」
手当たり次第に残機を消し去っていく。だが、敵の数が多すぎる。
「エターナルフォースブリザード!」
「エターナルフォースブリザード!」
・・・
エターナルフォースブリザードを大量に打ち込み、ようやくザコどもの残機をすべて削除した。
「ふう、これですべて終わりか…」
俺は額の汗をぬぐった。
その時、不思議なことが起こった。
「ぐはッ!?」
俺の身体に口から火の玉が命中した。俺の残機は4から3に減少した。そこには俺が左遷した筈の魔王と、レッドマンが並んで立っていた。
おかしい・・・今の俺にはおかしいことが二つある。
先ずは一つ目、不意打ちほ油断していてよけられなかったが、もし万が一命中しても魔力カウンターが発動してダメージが軽減するようにプログラムを改編している。なぜだ!?
テータスを見てみましょう。
「ステータスオープン!」
それを見て俺は驚いた。
そこには
魔力(MP) : 5/53阿僧祇
と書かれていたのだ。
「53阿僧祇あった魔力の残量が5…だと!?」
そして二つ目、なぜ1-1に左遷した魔王とレッドマンがここにいるんだ? 俺は5-1を誰もクリアできないようにすべて奈落にした。ほかのコーすも同じだ。二人とも魔法が使えるわけではない。じゃあどうやってこいつらはここまで来たんだ?
聞いてみた。
「何でお前とレッドマンがここにいるんだ! 俺はお前らがここに来れないような鬼畜クソゲーに魔改造したはずだ!」
? 魔王が答える。
「残念だったな。お前は吾輩の配下のコノコノ(ミドリガメ)の全ての残機を一匹キノボー(キノコ)の目の前で消し去っただろう。」
「ああ、確かに俺はあいつの残機をすべて消し去った。だがしかし、それがどうした!? 関係ないだろ!? おっぱっぴー?」
「関係大有りだ、おっぱっぴー。その様子をみた吾輩の配下たちはおまえに恐怖を抱き、自分はいづれお前に処刑されるかもしれない、とかんがえ、すべてのコースにお前に内緒で隠しルートを作ったなのだ。」
「ちょっと何言ってるかわからない。」
「わからなくてもそれが事実なのだ。現に吾輩たちはお前を倒すために手を組み、その隠しルートを通してここまで北野田。」
大体わかった。
「『北野田』じゃなくて『来たのだ』な。間違えてるぜ、このクソ亀が。北野田は南海電車の駅名だぜ。快速急行以下の全列車が停車すりゅビッグな駅だぜ。」
今わ全く関係ないおっぱっぴーだから、興味がない人にとってはどうでもいい話だから読み飛ばしてもらって構わないが、俺の前世での名前は二子玉川太郎だ。転生する直前の住所は名前からして東急線沿線住民かと誤解されることがよくあるが、転生する直前の住所は運賃バリ高で有名な北総線沿線だ。それに俺の出身地は関西だ。とくに幼少期の俺は南海電車兼阪和線兼大阪環状線兼近鉄電車兼京阪電車の沿線住民だった。阪和線はよう送れる。
「まあどうでもいい。二人まとめてこの俺様の世界から存在を消し去ったるわ。私は神だ。そのあとでおれは新しいキャラを創ったるわ。」
次回は最終決戦なり、つずく
クロノス
MP;5
固有スキル:プログラム改編
エキストラスキル:エターナルフォースブリザード・人間擬態・キャッキャウフフ・おっぱっぴー・魔力カウンター・南海電車・関西弁
~次回予告~
俺の前に立ちはだかったレッドマンと魔王。俺はこのクソ二人ほフルボッコにした後、この世界の紙として新たな世界を築く!
次回! 第一章最終話・聖剣おっぱっぴー お楽しみに!
~次回予告~
俺の前に立ちはだかったレッドマンと魔王。俺はこのクソ二人ほフルボッコにした後、この世界の紙として新たな世界を築く!
次回! 第一章最終話・聖剣おっぱっぴー お楽しみに!




