どうしようもないうんちみたいなしょうもないザコキャラに転生してしまった。 #7 おわた
俺はまずプログラムを改編して手に入れたスキル・ポーズで俺以外の全世界を停止した。それで現在5しかないMPを回復させるるのだ。さすがに53阿僧祇まで回復を待つのは時間がかかり過ぎる。とっととこの二人わ倒したい。53万ぐらいまでに回復すればいい。それくらいのMPがあれば、あいつらは倒せるだろい。
ポーズしてから一週間ーー
ついにMPが53万に回復した。(* ̄▽ ̄)フフフッ♪ 時は満ちた。ポーズを解除する時間が訪れた野田。
俺は早速ポーズを解除した。
「二人まとめてお得に地獄行の快速急行に乗せてやる夫!」
俺は興奮のあまり自分でも何を言っているかわからないことを口走りながら利き手の手のひらを二人にむけた。
「これでおしぃまいよッ! 最終秘奥義・エターナルフォースブリブリザード!」
その時、不思議なことが起こった。
魔王が俺の目の前に飛び出した。二人nいまとめて命中する予定だったエターナルフォースブリブリザードは魔王だけに命中してしまった。
「グオオ…」
魔王は吹っ飛ばされて、天井に命中した後、バウンドして、地面に叩き付けられた。
マリモは魔王の目の前でしゃがみこんだ。
魔王はマリモの手を力なくにぎった。
「マリモ…お前はいきろ…そして吾輩のかわりにあのう…ちをたをして アアアアアアアアアアアアアアアッーーーーー…。」
魔王はバグり、じょうたいいじょうお起こして消滅した。普通、おれの最終秘奥義の餌食になったものは一瞬で消滅してしまうよう設定されているだ。瞬間的に消滅せずにしばらくたえたのはさすが魔王だと称賛してやらう。おそらく「瞬間的に消滅する」というプログラムにバグを起こしてまで耐えたのだ。魔王としての意思が強かったのだろう。
「ああ…やってやるさ。魔王、お前の望みはこのおれ・マリモがかなえてやってやるさ!」
主人公みたいなセリフを吐きながらマリモが立ち上がった。え? 主人公俺だよね?
「エターナルフォースブリザード!」
おれはマリモにエターナルフォースブリザード!をかました。マリモは一瞬で消滅した。フン、魔王よりいしが弱いな。
しかし、俺もさっきの最終秘奥義・エターナルフォースブリブリザード!のせいでMPの残量が5300しかない。残機も残り3しかない。新しい世界を築くために一度っ回復しなくては。ゆっくり寝て休もう。
「ぐはッ!?」
sonotoki, 後ろから攻撃を食らい、俺の残機が2になってしまった。
「おのれ、何奴!?」
俺は振り返った。
そこには…
マリモがいた。
そう、俺にドロップキックを喰らわせたのは、マリモだった。
「な、なんでお前が生きているんだよう!? お前は俺のエターナルフォースブリブリザードで残機を全損したはずだろ!」
「お前…俺のスキル知らないのか? 俺のスキルは死に戻りだ。俺のスキル・死に戻りは残機を全損して『ゲームオーバー』になっても『コンテニュー』を選択することで何度でも蘇ることができるんだよ。」
「はあ!? そんなの聞いてねえよ!?」
「そりゃ言ってねえもんな。」
そこからは一方的だった。MPが残り5300しかないオレは攻撃の手段を失っていた。いや、厳密にはMP5300ならエターナルフォースブリザード!を残り一発ぐらいなら十分打てる。だが、それをマリモに放ったところでどうだろう? 現状のなにを変えることができるだろう? やつのスキルは《死に戻り》だ。効果わない。
すべてをあきらめた俺はマリモのフルボッコを無抵抗でうけていた。
想定外だった。まさかボス亀とレッドマンが手を組むとは…。あのときそこまで想定しておけば…。今となっては後の祭りだ。忌々しげなり。
とうとう俺にもその最後の時間がやってきた。残機が1となった俺に、マリモが攻撃を叩き込む。俺の残機はついに0になった。
断末魔の声を上げる。
「うわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp;@:アッー」
痛い…意識が薄れていく…目の前がドンドンかすんでいく…これが死ぬってことなのか?
いたみもなくな…てきた。もお、メもみえなくなた。うすらとコエ…きこえ…
「マリモ! 助けに来てくれたのね! あたし怖かったわ! この男に無理矢理侵されそうになったのよ。良かったわ。私はあなたと一生一緒にいるわ。」
オレの…ヒメ…うらぎら た…
オレ しょけ された
ピーー
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GAME OVER
CONTINUE?
→YES
NO
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〜はっぴいえんど〜




