踏んだり蹴ったり?泣きっ面に蜂?
最近、主人が体調を崩して退職をした。
職場でのパワハラが原因の鬱だった。でも、精神的なものってほかの人には
理解されにくいし、私だって元鬱だし、今はパーソナリティ障害だけど、苦しさとか
辛さは当人にしか分からないよね。
私も分かって欲しいと思うことは多いし、薬が手放せなくなってるからなんとも。
そんな主人が、今朝トイレで動けなくなってた。
子どもを保育園に送って戻ってきたら、トイレで膝立ちで唸ってた。
その声でそこにいるって分かったわけだけど、だからと言って私にできることは少ない。
何故だか主人は素っ裸でそこにいたのだ。
背中は苦しみから出ている汗で凄いことになっていて、タオルで背中から腕、脇、腰の辺りまでを
拭いてあげて、後は背中をさするくらいしかできない。
冷たいと思われるかもしれないけれど、主人は鬱のほかに糖尿病もあるし片頭痛も持っている。
それ故に、どれが原因で今苦しんでいるのかを理解するのは、専門医でも難しいでしょう。
実際、主人は暫くはトイレで座り込んでいたものの、自ら歩いてお風呂場へと入っていった。
汗を凄く搔いたし、さっぱりしたいんだろうなあって、それくらいのことしか考えてなかった。
歩けた時点でそれなりに回復したのだろうと思っていた。
でも、実際そんな早くに回復は無い。この世界には回復薬も呪文も存在しないから。
それでも自分で入ったし。と、夕飯の支度でもしてしまおうと、少しずつ準備をしていたら、
また吐いてるような音?嗚咽が聞こえてきた。
「大丈夫?」
と、大丈夫のはずがないけれど、何故か大丈夫って聞くよね。
返事はなかった。唸り声すら無かったからお風呂場の戸を開けたら
「寒い」と怒られた。
だからとって、熱いシャワーを浴びているわけではない。
時折声を掛けると、聞こえない小さな声で何かを言っていた。
戸を開けることを告げてから、ほんの少し開けて
「どうしたの?」
と聞いたら「暖房 つけて」と言っていた。
お風呂場には乾燥機もあるけれど暖房も付いていて、これからの時期にはとても助かる代物です。
分からなかったから強弱の強でつけて、吐くものが無くなるほど吐いているから水分を
少し開けた戸から浴槽に置いておいた。
どれだけ声を掛けてもうめき声しかない。できることがない。
かといって、これを置いて用事を済ませるために出て聞くのは如何なものか?
と思い、最近まで面倒を見てくれていた義母にアドバイスを頂いた。
「動けないなら、もうどうすることもできないから、救急車を呼ぶしかないわ、私も
仕事があるからいけないし、行っても多分何もできないから」
とのことで、浴室で素っ裸の主人に救急車を呼びます、と了解を得て、「うー」という
短い唸り声で返事が来たのですぐに呼ぶ。
主人は救急車で運ばれるのは、結婚してからこれで三回目。ちなみに、まだ結婚五年目。
今回はそんなに叫んだり、苦しんだりが前より無かったから、いつもよりは軽めかな?と
思っていたけれど、何しろ持病沢山の患者だから受け入れ先がなかなか見つからない。
とはいえ十分くらいで決まったのかな?
緊急事態の救急車だから、急ぐし道は悪いしで凄く揺れていた。
そういえば、慌てて家を出る時野次馬のご近所さんに「奥さん頑張って」と言って頂けました。
病院に着いてからは、主人はあれこれと検査をしていただき、私はその間待合室で待つ。
今日は本当はとても忙しい日で、子どもの予定が二つもあって、でもどちらもキャンセル
するしかなく、説明したら主人を気遣って下さりよかった。
お医者様に呼ばれて主人のベッド?のところで脇に小さな丸椅子で座る。
通常なら、ちょっとした胃腸炎なんだけど、主人の場合はほかの精神的な病気のせいで
酷くなってる。この病院は今満床だし、それに症状として精神病が原因だから、もし
空きがあっても入院はできない。
とはいえ、胃腸炎もあるから、精神と内科と両方見てくれる病院を探さないといけない。
と言われた。そんな病院、あるのだろうか?と思ったけれど、それなりに近くにあり、
結果としてはそこに移動して、そこで入院が決まった。らしい。
私は途中で子どものお迎えがあったので、義母とバトンタッチしました。
二時間くらい誰もいなくなり、申し訳なかったけれどお迎えの時間がいつもより早く
どうしようもなかったからです。
点滴を打って貰い、それでもそれはあくまでも水分を口から摂れないから点滴でとっている、と
いうだけ。痛み止めでも何でもない。だから、痛みとベッド?の硬さや狭さで落ち着きなく
ゴロゴロと動く。上体を起こし、座ってみたり、狭いベッドなのに足を降ろして前かがみに
なるから落ちそうになる。かと思うと、いきなり寝転がる。
ゆっくり横になる力がないから、ただ自分の体の重さというか重力というか、それで
転がってるので、硬いところに転がるからそれなりにまた違う痛みがあるだろう。
しまいにはベッドから降りてしまい、床で寝そべってしまったりで、先生方がマットレスを
用意してくださった。
ベッドから落ちそうな人とか、危ない人はベッドではなくマットレスを使うので、
こういう時のためのマットレスですから、と大人四人がかりでほとんど動かない主人を
床からマットレスに移してくれてた。ありがたいです。
でも、たまに誰かの悪口を言っているのが聞こえて、それはまあ、いやですよね。
「とっとと帰れれよ」
「おとなしく言うこと聞いて、帰って欲しい」
「一人だけが熱くなってて、回りはどうでもいいんだよなー」
とか、なんか言ってた。
上のはもしかして主人に対して言ってるのかな?とか思っちゃいました。
私はとてもマイナス思考なので、悪いことは全部と言っていいほど自分のことを
言ってるんだろうなあと受け止めてしまうのです。
なので、主人のそばにいる時も持病で苦しくなり服薬する。が二回ありました。
胸が痛くて苦しくて、呼吸すら困難になってしまうんですよね。
でも、主人はそれを上回る苦しみ方をするので、私はどんなに苦しくても痛くても
我慢して家事、子育てをしています。
仕事もしてるのですが、あまりにも体調が悪くなりすぎて休みを頂いてます。
主人は退職してから、好きなことをいろいろやって、家事も育児も協力はなく。
ポチポチと携帯ゲームに白熱してる、と、苛つきますよね。
病気で辞めて、辛い時は辛い。それはわかるけども・・・。
とりあえず、主人は病院が決まり、移動してそこでの入院となった。
明日は子どもの運動会だったのに・・・。
こればかりはどうしようもない。
しっかりとビデオに収めて、主人にも見せてあげたいと思います。
立て続けに仕事を辞めて、お金はないし、でもお金は必要だし。
私は掛け持ちできる仕事を毎日のように眺めてます。
自分も苦しいし、死を考えるほど追い詰められてますが、子どもがいますし
働けないどうしようもない主人でも、離婚までは中々踏み切れず。
私もダメダメ人間だから、本当にこんなところに生まれてしまった子どもが不憫ですね。
おやすみなさい。