表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
粘膜下筋腫の摘出手術をしました  作者: サガ レダ
4/12

4.超低用量ピルと蕁麻疹

 内科K医院の医師にいわれたとおりに再び婦人科M医院に。

 訳を話すともういちど腹部エコーをしてくれた。

「鉄剤の注射しなかったの?」

 と聞かれたのがちょっと気になって検索したら、わたしくらいひどい貧血だと鉄剤注射なるものをするらしい。よくわかんないけど、医師が鉄剤でいけると思ったんだろうからまぁいい。

 案の定、特に問題はなく、次の内科K医院の通院でなにもなかったことを告げる。

「ほんと? 筋腫も?」

 わたしはこのとき、この医師のこの台詞についてもっと深く考えるべきだったと思う。まぁ、もう遅いけど。

 そうやってわたしは、出された鉄剤を飲んで日々を過ごしていた。おかげでちょっと動いただけで動悸息切れめまい、なんてことはなくなった。ただ、イオンやアウトレットなんかの大きめの商業施設に行くとすぐに疲れてしまったりはしていた。

 ま、こんなもんかなぁ、なんて思っていたが、やっぱりおかしいのだ。

 生理がだらだらはじまり、だらだら終わる。だいたい2週間ほどかかる。1ヶ月の半分が生理。止まることは止まるけれど、なんだか量も増えてるような気がする。夕方~夜あたりにどばっとまとめて出たりもする。塊も出る。だが生理痛はない、謎。(30ちょいすぎまで生理痛ひどかったのですが、なぜかその頃からほとんどなくなりました。これも謎。)

 なにこれ。

 そして2018年の10月。

 止まらないといって婦人科M医院に行くと、医師は「注射打てばすぐ止まるけど、まぁ、来週まで様子みよう。止まらなかったらまた来て」と、止めてくれない(結局この医師は止める薬とか注射とかなにもしてくれなかった、なぜ?)。このときは病院に行って2、3日で止まった。

 再び11月に過長月経になって生理が止まらないと婦人科M医院に行ったとき、医師がルナベルULDという超低用量ピルをだしてくれた。

「これ飲めば生理らくになるから。ちゃんと管理できるようになっていいよ」と。

 おおー、これが噂のピルか。

「次の生理がはじまったら飲んで。今月はもう遅いから」

 ということで12月から飲み始める。

 一緒にもらった説明書を読むと、よくある副作用に吐き気、不正出血、重いものに血栓症があるなど書かれている。

 なんかあったらすぐに対処できなくてはな! と読み込むが、吐き気はでない。血栓はいちおう着圧ソックスをはいたりなど対策をとる。

 しかし不正出血……止まらない。まぁ、飲みはじめだから! と前向きに考えるも止まらない。そしてさらに飲みはじめ1週間くらいで夕飯時に足と腕がめちゃくちゃ痒くなり、それをきっかけに、あちこち痒くなりはじめた。

 ルナベルULDはホルモンの入った錠剤を21日間飲み、7日間は休薬ということになっているのだけど、その休薬期間の6日目にふくらはぎにぽつぽつと蕁麻疹ができはじめた。皮膚科個人病院に行き薬をもらうも、夜にぼこぼことでかい蕁麻疹が現れ、市立病院の時間外にかかり点滴をしてもらうも治らない。翌日、全身にあかくてべちゃっとしたような蕁麻疹までできてきて、時間外で見てもらった市立病院に朝イチ行くことに。

 またも血液検査、そして尿検査。このときの血液検査はヘモグロビンが10あったので、「お!? 鉄剤効いてるな」と思った記憶。

 蕁麻疹の正体は多形紅斑というやつでした。たぶん薬疹。このとき飲んでいたのは鉄剤とピルで、わたしはピルのせいだろうと思っていたけれど医師は「ピルでこんなことになる?」と疑心暗鬼な感じ。でもいちおうそのピルは飲むのをやめといてください、とのことで、婦人科M医院に電話で報告。(ちなみにこのときの蕁麻疹、薬を飲んでいないとめちゃくちゃ痒くて、なんせ全身に出ていたものだからほとんど苦行でした)

 実は、蕁麻疹が出る前日にピルの続きをもらいに行っていて、それがルナベルULDのジェネリックというフリウェルULDというものだったんですが(ちょうどこの頃にジェネリックがでた)、まぁ、蕁麻疹出ちゃったしということで飲むのはやめて、「落ち着いたら診察行きます」と連絡をした次第。

 このとき、2019年1月。

 で、生理1回分様子見てからまた婦人科M医院に行くことに。本当は生理を止めてくれる様子もないし、ピルも蕁麻疹だしで、行くのやめようかと思っていたんだけど、この月の生理がものすごく量が多くて。しかも不正出血止まらない。それで仕方なく行くことに。

 そこでまたも医師がピルを出してきた。次は緑のパッケージのヤーズという超低用量ピルで、こっちは24日ホルモンの入った錠剤を飲み、4日休薬というもの。(ちなみにこのヤーズを飲んでいるあいだずっと、あちこち痒くて蕁麻疹まではいかずとも湿疹がちょこちょこできてかきむしってしまい傷だらけに)

 疑心暗鬼で飲みはじめ、やはり不正出血は止まらない。それどころか夕方~夜にかけての出血がほとんど毎日出るように。溜まり次第出してるんじゃないのか? と疑うほど。ただ、ピルのおかげなのか生理自体はそこまで大量ではないし塊もあまり出てなかった。とはいっても、いま思うとピルを飲んでいてエリス40センチをフル活用している時点で多い。

 と、この状況はヤーズ3シート目まで続く。

 というのも、2、3シートは不正出血が続くことがある、という説を信じたから。

 きっと3シート目できれいにおさまるさ~なんて思っていた。

 が、3シートの4錠目でそれは起きた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ