表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
気まぐれ戦忌憚  作者: 赤紫
1/3

同盟

絶対なる世界の支配者[神]は、世界の全てのものたちに、あるゲームを課した。選ばれし22人による、サバイバルゲーム。選ばれしものは、ゲーム開始時に[選ばれしものの証]を得る。退場条件は、[証]の破壊及び[死]である。最後の一人、優勝者は一つだけどんな願いでもかなえることが可能だ。


さあ、ゲームの始まりだ。



俺は、佐曽利 舞人。魔術師だ。といっても、治癒魔法しか使えないが……。

神が始めたこのゲーム。俺は関係ないと思っていた。だが、俺のもとにも[選ばれしものの証]は届いたのである。

当然、回復魔法しか使えないようでは、他の参加者にすぐやられてしまう。どうするべきか。


ーー証は、諸刃の剣とすることが可能だーー


今の声は?


ーー証を、そして自分の力を駆使し勝てーー


いったいどこから。誰が話しかけてるんだ?


……何も聞こえなくなった。


諸刃の剣とするってなんだ。どうやって勝てばいいんだ。

「あなたも選ばれしものかしら?」

どこから? って今度は目の前……じゃない。

「あら? 身構えなくてもいいのよ?」

「目的はなんだ。油断させて[証]を壊す気か」

「そんなことしないわよ」

「じゃあ、なにがーー」

「同盟よ」

「同盟?」

「他の参加者を倒すまで、手を組みましょ?」

「なぜ俺が参加者だと分かった」

「疑り深いのね」

「慎重だと言ってくれ」

「女の勘。じゃあダメかしら?」

「だめだ」

「近くにいた人に鎌をかけて回ってたのよ」

「そうか」

「納得してくれた?」

「追及をやめただけだ」

「同盟は?」

「そんな怪しげな誘いには乗れない」

「ならここでやる?」

「それこそ、お互いにとって不利益だと思うが」

「なかなか、賢しい子ね」

「慎重だと言ってくれ」

「ならこれでどう?」

「なんのつもりだ」

「私の[証]をあなたが持っていれば、信頼できるでしょ?」

「貴様正気か?」

「同盟を結ぶ為ならね」

「……わかった。同盟を受けよう」

「交渉成立。うれしいわ」

「俺は佐曽利 舞人、よろしく」

「月影 沙希よ」


助かったぁ。なんとか余裕あるふりして、こちらに有利な条件で同盟結ぶことに成功した。これからの話次第では、戦わずに勝ち残れるかもしれない。


「ところで、あなたの[証]は何?」

「何とは?」

「あきれた。タロットカードになってるでしょ?」

「ああ、確かに」

「で、あなたは何?」

「貴様はなんだ?」

「さっきあげたでしょ」

「ああ、そうだった」


落ち着け、落ち着け、俺。


「俺のは、[吊るされた男]だな」


彼女のは[月]か。


「なるほどね。あなた戦闘経験は?」

「なんどか」サポートだけど。

「期待してるわ」

「貴様はどうなんだ」

「皆無よ」

「もう少し強いやつを、同盟に加えたほうが良いな」

「そうね。もう一人か二人はいてもいいわ」

「ならば、そっちは任せていいか」

「いいけど、あなたは?」

「戦闘準備を整える」

「わかったわ。メンバーが集まったらここに来るわね」

「ああ、頼んだ」


よし。これでひとまず安心だ。あとは、「諸刃の剣とする」か。

と、カードが光を放って姿を変えた。

「そういうことか」

諸刃の剣とする。[証]を破壊されれば負けとなる。だが、[証]は武器になる。だから諸刃の剣か。

「もどれ」

……戻らない。どうしよう。

「タロット」って何を言ってるんだ俺は。

と、光を放って元の形に戻った。


どうやら、俺の当面の武器は同盟になりそうだ……。



「何が目的ですか、[神]よ」

「なんの話だ」

「このゲームです」

「気まぐれだよ」

「気まぐれですか」

「前もそうだっただろ」

「確かにそうですね」

「ただの気まぐれにすぎないのさ」



沙希が帰ってきたようだ。一人後ろについてきている。フードをかぶっているので、顔はよく見えないが女の子っぽい。

「とりあえず一人。期待できる娘が仲間になったわよ」

「彼がリーダーですか」

「そうよ。自己紹介なさい」

「結城 黒音です。よろしくね」

「佐曽利 舞人だ。よろしく」

「まだ言うことあるでしょ」

「えーと、化け猫族で[力]です」

フードを取ると、耳があった。人間ではなく動物の、おそらく猫の。

「信じてもらえました?」

「ああ、信じるよ」

「じゃあ、改めてよろしくお願いします」

「よろしく」


まさかの獣耳キャラ! 実在するのは知っていたが、見るのは初めてだ。ついでに美少女ときている。これは、他種族美少女ハーレムを作れるのでは。



「みぃつけたぁ」


すぐ近くに危険が迫っていることを、その時はまだ理解してなかった。


自由に書いたので、途中で矛盾が生じてるかもしれませんが、ご容赦ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ