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みいつけた・・・  作者: 無気力
8/15

第七話 赤い傘

ジリリリリリ・・・


カチッ!


俺は目覚まし時計を止めるとノソノソ起き始めた・・・


いつもどおり歯磨きをし、朝飯を作り、コーヒーを入れて飲む。


俺は窓の外を見た・・・・


【京介】「今日は雨か・・」


外を見ると雨がかなり降っている!


俺がコーヒーを飲んでいると玄関のチャイムが鳴った!


ピンポン!


【京介】「は~い」


何だろ?こんな朝早く・・・


【京介】「どちらさん?」


【配達員】「おはよう御座います宅配便です!お荷物をお届けに上がりました!」


【京介】「うわっ!横芝だ!」


ガチャ・・・・・


ドアを開けると横芝が笑顔で荷物を持って立っていた!


【配達員】「お受け取りに判子か、サインを頂けますか?」


【京介】「・・・・・」


俺は受取にサインをした・・・


【配達員】「有難うございました!では失礼いたします!」


スタ、スタ、スタ、スタ、


無視しても良かったが送られて来た物も気になったし、また玄関に置かれていったら堪らないからな!


俺は送り主を見たが名前が無い・・・


【京介】「やっぱりか・・」


ガサガサ・・・・


中を開けて見ると・・・・


赤い傘だった!


【京介】「赤い傘・・・雨が降っているからかな?」


俺は自分自身がおかしくなっていて恐怖はさほど感じなくなっていた・・・



俺は部屋に鍵をかけて、赤い傘をさして仕事に向かった・・・


いつもと同じ駅に入り、いつもと同じ電車に乗る・・・


俺は次の駅で降りて会社に向かった!



今日もまた得意先の挨拶回りだ、何もやる気がおきない・・・


漫喫で時間を潰し外回りを終えて会社に帰って来た!


成果はゼロだ!


もうどうでもいい・・・


俺は時間を見て5時になると即座にタイムカードを押して会社を出た・・・


精神科の病院にでも行こうかな・・・


ボーとした足どりで向かったのはビルの二階の病院だった・・


あれ?俺は何故こんな所に来てしまったんだろう・・・


こんな所に病院なんてあったんだ!


そんな事を考えていると、看護婦さんが話掛けて来た!


【看護婦】「不和さん、もう先生がお待ちですよ」


看護婦はそれだけ言うと行ってしまった!


先生がお待ち?何を言ってるんだ?俺は今日初めて来たんだぞ・・・


そんな事を考えていると看護婦さんが呼んで来た!


【看護婦】「不和さん、診察室にどうぞ」


俺は看護婦に言われるままに診察室に入った・・・


そこには少し年配の眼鏡を掛けた細身な体型の医者が椅子に座って待っていた!


【医者】「不和さん、今日も治療を始めましょうか・・・」


部屋が突然暗くなり・・・


何処からかクラシックの曲がながれてきた!


【医者】「あなたはあの時のトラウマで記憶を失っているんです・・・」


記憶を失っている・・俺が?


【医者】「大丈夫ですよ、記憶と言うものは完全に消去出来るものではありません・・・

きっと普段の生活の中で思い出す時がありますから・・」


そうだ俺はここでいつも記憶を失ってるんだ!


今日はそんな事させないぞ!


【医者】「あっ!どこに行くんですか!不和さん!」


俺は診察室を抜け出してその病院から脱出した!


俺は今日もコンビニに寄った・・・


ピポポン・・ピポポン・・


【店員】「いらっしゃいませ」


俺は近所のコンビニに寄った。


雑誌を手に取りしばらく見た後、パニーニとビールをレジに持って行った・・


【店員】「パニーニが一点、ビールが一点、パニーニにお箸はお付けしませんよね・・・」


【京介】「いるわけないだろ・・」


【店員】「ひっ!ごめんなさい・・・」


【店員】「全部で480円になります・・・・」


俺はそれらを買うとコンビニから出た。


ピポポン・・ピポポン・・


【店員】「ありがとうございました・・・・」


あの店員の女の子にしっかり顔を覚えられてしまったな・・


俺は足早にアパートに帰った!



カンカンカンカンカン!


アパートの階段を駆け上がり、部屋の前に着いた!



ガチャガチャ・・・ガチャ!


部屋の鍵を開けて部屋に入る!


バタン!


ふと肩を見るとビショビショに濡れている!


傘を見た・・・穴が空いている!


道理で肩が冷たかった訳だ・・


ガサガサ・・・


傘を下駄箱に立て掛けた後、

買ってきたパニーニとビールを袋から出すとパソコンの電源を入れてイスに座わった!


ピシュ!


まずビールを開けて飲む!


【京介】「はあ・・・・」


そして、パニーニを食べながらいつもの出会い系の掲示板サイトに行き花枝さんを探した・・


俺は2チャットの申し込みを送った・・・


ピロリン!


OKの返事が帰って来た。


【京介】「これで会社から家まで帰る空白の六時間の理由は分かった訳だ!」


さっそく部屋に入るとさっそく俺から話してみた。


京介:こんばんわ


【京介】「明日は今日の病院に行って、何故記憶を消していたか問い詰めてやるかな」


花枝:こんばんわ♡


【京介】「花枝さんは今日も元気だな・・・」


京介:今日は病院に行ってきました


【京介】「昨日は俺のせいで中断しちゃったんだよな」


花枝:昨日の風邪が酷いんですか?


【京介】「心配してくれている・・」


京介:いえ、違います・・・



【京介】「正直に言おうか」


花枝:じゃあ、何なんです?


【京介】「ごめんね・・花枝さん」


京介:精神科に行って来ました!


花枝:精神科!!


【京介】「さすがに驚いてるな」


京介:そこで、記憶を消されていたみたいです・・・


【京介】「言っちゃったな・・」


花枝:その精神科に通って何か思い出しましたか?


【京介】「思い出すと言うか記憶を消されてるんだけど・・」


京介:何も思い出しません


【京介】「花枝さん何て返すかな?」


花枝:そうですか・・思い出したら必ず私に教えてもらえますか?


【京介】「さっきから何を訳の判らない事を言ってるんだろ?」


京介:分かりました


俺はパソコンの時計を見た、


午前2時55分・・・・


今日は俺から終わったな・・


俺はベッドに入って眠った・・・・


俺は気付かなかった!


花枝さんが赤い傘の話をしなかった事に・・・・


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