表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

AOI 第96話

 (今どこら辺?)

 のあちゃんから、LINEがきた。バスの中、運転手の斜め左上に、次の停留所が出ていた。駅までは、後3つ目とも表示されていた。それを見て、

 (後、3つ目で着くよ。)

 と、返信をした。同時に既読がついて、

 (駅で待ってるね。)

 と、すぐに返ってきた。のあちゃん、もう駅にいるんだな。久しぶりののあちゃんに、少し緊張するけど、男の子達にも会うんだと思うと、少し緊張がなくなる。男の子達の方が何倍も緊張しているから。何話しするのぉ。心の奥底では、バスがもう少し遅く到着しないかなと願っているところがある。

 駅に着いてしまった。バスの降車場から、駅に歩いて、待合室も外から覗きつついると、車の後部ドアが自動で開く音が。ピーッピッピッ。音のする方をチラッと見ると、女の子、私と同じくらいの女の子が降りてきた。よく見ると、ジーッと見つめてしまっていたので、よくないなと思っていたけれど、まって、のあちゃんじゃない?のあちゃん!のあちゃんだ!

 「のあちゃん!」

 と声を出して、駆け寄った。のあちゃんは、

 「さっちゃん。ついたね。」

 と、車のドアが閉まる頃、運転席のきっと、のあちゃんのお母さんかな、私とのあちゃんの姿を見ていたと思う、微笑んでいて前の方に顔を向けた。私の母もお化粧をしているけれど、のあちゃんのお母さんとは違う。綺麗だった。

のあちゃんは、振り返らず、車はいってしまった。のあちゃんの車を目で追っていると、のあちゃんが、

 「バスから降りてくるの見てたよ。」

 って、話しかけてきた。私は、そんなところから、見られていたのと、キョロキョロを見られていた?恥ずかしい。

 「声かけてくれたらよかったのにー。待合室のぞいてたよ。」

 と、言った。のあちゃんは、

 「うふふーっ。」

 と、笑って。

 「みんな、待っているって。」

 と、ハンバーガー屋さんの2階を指差した。もう少し、のあちゃんと話していたいなと思っていたけれど、ハンバーガー屋さんは駅の隣だから、すぐ着いてしまうんだよねぇと、2人でいる時間が短いことに悲しんでしまったと同時に男の子達と会う事話す事のドキドキが出てきてしまった。お昼時だからか、自動ドアが開くと目の前にあるレジには人が並んでいた。入って左窓にそって歩いて階段をあがって2階へ。見渡すと、中は塾帰りで来た時の倍はいる感じ。のあちゃんが、

 「いたいた。」

 と、私に声をかけて、人差し指を出して、2回小さく上下に振った。その先をたどると、手を振っている、翔太君が見えた。のあちゃんは、手を振って、

 「さっちゃん、いこう。」

 と、手をつないでくれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ