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婚約破棄モノが難しすぎる件take3

作者: ひろ
掲載日:2025/11/20

※本作はフィクションです。実在の法律・人物・団体とは一切関係ありません。

 「…ということで、公爵よ。

 私皇太子の名のもとに、あれこれ数々の罪状で公爵位を剥奪する。

 そしてその娘である公爵令嬢。お前とは婚約破棄だ!」


 「くっ、なんてこと!

 流石take3ともなると展開が早いわ!」


 「今までも雑だったがな…それにしても嵌められた。万事休すか…。」


 「そして、此度公爵の悪事を暴いた、ここにいる男爵に公爵の爵位と領地を与え、この男爵令嬢を私の婚約者に迎えよう!」


 「クククっ、ありがたき幸せ…」

 「あざす」


 「これで私の権勢は盤石だ!!フハハハハッ!!」


 「ぐぬぬ、神はいないのか…。」


 「お父様…。」


 「フハハハハ、フハハハハハハッハハハ」

   ヒュバッ!!

 「うぉっ危なっ!!な、なんだ!!…紙の…扇子?」




 ***『この世に悪の栄えたためしは無い』***




 「!!、何奴!?」


 「え?男爵?突然どうしたのその口調?」


   スパアァァァン!!


 「え?紙のドア?何あれ?何時からあったの?ねぇ?」


 「王太子、お主の悪事、たとえ天が見逃しても俺の目は欺けんぞ。」


 「え?だれ?君だれ?」


 「愚か者…余の顔を見忘れたか!」


 「知らねぇよ!誰だよっ!?

 それにお前のいるトコそこっ。なんなのねぇその侘び寂び的な庭。何時誰が作ったの?ねぇ。」


 「う、上様……」


 「え?男爵、アレ知ってるの!?てか、この展開についていけてるの?なんで?」


 「王太子よ…

 その方、そこに居る男爵と結託し悪事を重ねた挙句、公爵にその罪を全てなすりつけようとした事、全て露見しておる。

 その所業万死に値する…潔くこの場で腹を切れぃ!」


 「いやいやいやいやいや、切らないよ?痛い痛い。なにその儀式。」


 「ぬぬぬなぬぬ…この期に及んでは是非もなし!

 上様、歯向かいますぞ…!

 皆の者っ、出会え出会ぇぇい!!上様の名を騙る不届き者じゃ!斬って捨てえぇいい!!!」



   スパパパパーーーーン!!!!!


 「男爵ぅ〜〜〜〜

 紙のドアたくさん〜〜〜〜

 なんだコレ〜〜〜〜」


♪ジャーンジャーンジャーン、ジャンジャンジャン

ジャンジャンジャンジャーンジャーンジャーン、ジャガジャッ!!!♪


 「ちょっと楽団?何してんのねぇ変な音楽で盛り上げないで!

 多分俺、かなりっ!命のっ!危機っ!」




 ザシュ ギャー

 ザシュ グェー

 ザシュ ヤラレター




 「強い強い強い強い!!!

 なんなのアレすごい強い!

 あといつの間にか手下みたいなの二人増えてる し。それに…」


 アレ←峰打ち

 アレの手下←ガチ斬り


 「…だし。

 殺意高いヤバい。誰かー、俺を守ってぇー!」


  •

  •

  •


 「マジか…あれだけ居た近衛が全滅…。」


 「ぐううぅ、もはやこれまで。殿下お先に御免!!」グサー


「男爵…お前もマジか…」


「成敗!!」


 「え、何?俺ホントに死んじゃうの?

 こんな訳のわからん形で死にたくない〜〜〜」


 ザシュザシュ!うわー!!


 ……チーン。



 ナレーション

 「後日、王太子は病死と発表され、王国はなんやかんやで姿を消した。」


 「最後まで雑だったな!」「お父様…。」




【後日】


 「爺よ、異世界とやらに天領が一億石ほど増えたぞ。」


 「なんで!?」


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