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白痴

作者: 秋葉竹
掲載日:2025/07/16


 


蜃気楼

という名で呼ばれていた色街に

夜の虹が架かって照れていた

だれかのおはこが耳障りな雑音に聴こえ


ふと過去の

醜聞まみれの人生を想い出させる

夜のうわさばかりがまるで

SNSのように拡散する街


なぜこんな風になってしまったか

この硬いほおにこれから

やさしい風の奏でる微笑みは

いつまで待っても吹きはしないか


そんな簡単に語るなと教えられた

絶望という言葉の意味を問う

おき捨てられたおとといの

流木みたいな悲しみをどうすればいいのか


いったいどうすればいいのか

造られたしあわせがガラクタにみえる街

優雅に羽ばたく白鳥たちが闊歩する夜

彼女のことを《最果て夢》と呼んではダメか


朝になればカラスが出て

蜃気楼の夜の虹のなれの果てを啄むだろう

僕は誓おうきみよ、白痴のきみの瞳を守る

折れることない意志でありつづける







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― 新着の感想 ―
好きです!!冷気あふれる町の最中で、それでも守りたいものがあるという、強い意志を感じました!!!
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