ひ弱な僕が過去に戻って無双する
youtubeの茶番劇画好きな僕が少し頑張って書いてみました。
これはとある実力至上主義の世界の話である。僕は高校に通っている1年生だ。この世界ではどの学校も「戦闘科」と「頭脳科」の2つの学科に分かれている。ちなみにぼくは「戦闘科」の落ちこぼれ。そして僕の幼馴染は「頭脳科」で名前は古川雫、唯一の友達だ。彼女はトップクラスの成績をとっていて僕と反対で天才だ。
そんなある日、前期中間試験が行われた。戦闘科では1対1のクラス内勝負。クラスというのは戦闘科では、入学時に先生と戦い順位を決められそれに対応したS~Dのランクが決められた。僕は落ちこぼれというのもありCクラスである。僕は試験に向けて鍛えていた。
テスト当日僕は内訳を見ると僕の相手はCクラスでもBに近いといわれている、高遠君だった、僕はこの時、敗北を確信して勝利することをあきらめていた。そうしてテストが始まり僕は結局惨敗した。
そうして、テストが終わり学校の寮に帰ろうとすると雫に呼び止められた。結局雫が僕の部屋に来ることになりテストの話をしていた。頭脳科では座学のテストが行われていたようで相変わらず雫は高得点を取っていた。そのような話をしているといきなり窓が破られて人が入ってきた。すぐさま僕は臨戦体勢をとったが僕はすぐ気絶させられた。目が覚めると雫がいなくなっていた。周囲を探してみると、携帯が鳴っていた、雫からの電話だったのででてみると打撃音や人の悲鳴が聞こえてきた。さらに耳をすましてみると雫の声や僕を気絶させた人の声が聞こえた。この電話は雫が連れ去られる前にかけておいたものだろう。僕は人が普段行かない場所を一通り探すと、本来開いていないはずの屋上の扉が開いていたので、屋上に行ってみると何人かの生徒が捕まっていて雫もその中にいた。僕は気づかれないように隠れていると、犯人と思われる人たちが奥から出てきた。その手には銃があり、その銃が雫に向けられた。雫を助けようと思ったがさっきすぐ倒されたのを思い出して足がすくんでしまった。足が動いた時には犯人が動き出していた。僕は急いで雫をかばったが、犯人が撃った弾丸は僕の左肩を貫通して雫の心臓にあたってしまった。僕はその現実を受け入れられず雫を抱えて保健室へ走った。途中、後ろから弾丸が飛んできたがそんなものお構いなしで走った。だが、保健室についた時には雫は死んでいて、その現実を突きつけられ僕は泣き崩れた。今日、僕は唯一の友達であり幼馴染であった雫をなくしてしまった。そうして、一日にたくさん動いたこともあり疲労により僕は倒れてしまった。
僕は夢を見ていた、とある日僕は雫と話をしていた。この実力至上主義の世界で時間逆行装置を作った研究チームがいるらしい。そして、これを使うと3年以内の特定の時期に肉体ごと飛ぶことができる。ただし、これは時間逆行の時にとてつもない激痛が伴う。そのためその装置を使う前に自分の強い意志を証明する試験を合格しなくてはいけないらしい。
その時僕は目を覚ました、これが雫からの最後のメッセージだろう。最後に僕に希望を持たせてくれた。僕はそんな雫のために時間逆行装置を使ってでも助ける覚悟をした。
僕はこの日からひたすら雫を助けるために手段を選ばずひたすら強くなることだけを考え訓練し続けた。それから2年後、僕は時間逆行装置を使うための試験を受けることにした。僕は年に1度の試験の日僕は試験会場にいった。試験の内容は主に2つ。「精神の証明」と「力の証明」である。1次試験では精神の証明、主に面接と実技である。実技といっても痛みにひたすら耐えるというものらしい。2次試験では力の証明が行われこれは実力至上主義の世界で、どんな小さいことだとしても未来を変えるということであるためその資格があるか試すらしい。2次試験では選択肢があり頭脳を証明するか、肉体を証明するか選ぶことができる。そして、この結果により肉体の証明から1人、頭脳の証明から1人、過去に戻ることができる。
1次試験の面接が始まりついに僕の番になった。まずは面接を行う。ここで僕はなぜ過去に戻りたいのかをいい待合室に戻った。待合室では次の試験に向けて心の準備をしている者もいれば、ゆったり次の試験まで過ごしている者もいた。どうやら、待合室にいるのは試験管に合格をもらった人だけらしい。僕は周りを観察し、2次試験で敵対しそうな人などを観察していた。そして、面接が全員終わると次の痛みに耐える試験が始まった。これは待合室にいたほぼすべての人が合格した。痛みに耐える試験は面接で合格した人の精神を最終的に試すものだったのだろう。そして、この日は2次試験の説明があり説明を聞いた後、家に帰った。
数日後、僕は2次試験のため試験会場に向かっていた。僕はもちろん肉体の証明を選んだ。テストはトーナメント戦で勝ち残り形式のため一回でも負けたらおしまいだ。全部で5回戦あるらしい。僕は1、2、3試合目を順調に勝ち上がった。そして、準決勝で高校の時に惨敗した高遠君が相手だった。高遠君は試合が始まると、いきなり降参をお勧めしてきた。僕はもちろん降参しなかったが高遠君はこちらを明らかになめているということがよく分かった。確かに僕は高校生のころ高遠君に惨敗した、しかし今は僕が雫を助けるという目標のため絶対に負けるわけにはいけない。これが雫を救う最後のチャンスである。高遠君は断るとすぐとびかかってきた。今では高遠君はA級らしい。確かに今でも僕はC級、でも僕は雫を助けるために必要のないことはしていない。そのため、僕は僕でもどれぐらい強いのかを分かっていない。だから、高遠君がとびかかってきた直後、本気で相手に拳を向け殴った。すると、高遠君は即座に倒れた。そこで初めて、僕は自分の実力をしった。階級は1個上がるごとに、1個下の階級10人分だと言われている。要するに、B級はC級10人より強いということである。僕はたぶんS級である。
そして、2時間後僕は決勝戦の舞台に立っていた。相手はもちろんS級だった。僕は試合が始まり、すぐ相手を警戒した。相手は自分がC級だと思ってはいたようだが、さすがはS級、決勝戦まで来た僕を警戒していた。このまま、膠着状況が続くと思っていた矢先、相手は攻撃を仕掛けてきた。僕は右腕で流し、そのまま蹴った。しかし、相手はS級しっかり躱されてしまった。つぎはこちらからしかけた。僕は右手で殴りつけ、そのまま連続で蹴りを放った。相手も少しは被弾したがほぼ全部受け流されてしまった。僕が蹴りをやめると、相手はすぐとびかかってきた。でもこの時は僕の急所に向けてではなく、左腕に向けてのものだった。僕が左腕を使ってないことから、左腕がけがをしているとでも思ったのだろう。でも、僕は躱すことも反撃することもしなかった。なぜなら、相手が攻撃をした場所には僕の体はなかった。そう僕は2年前雫を失った日に左腕も失っていた。あの日、僕は弾丸が左肩を貫通したことに加え、雫を抱えて走ったことにより僕の左腕は使うことができなくなってしまっていた。だから、今まで左腕のある場所に義手をつけていた。相手が攻撃したのは僕の義手だ。そして、僕は重くて邪魔だった義手がなくなりやっと動きやすくなった。そして僕は相手が距離をとってすぐ、距離をつめ本気で殴るとすぐ相手は倒れた。そして、僕は時間逆行装置を使う権利を得た。そして、僕は時間逆行装置の話を聞いた後、僕は行きたい時間を言って、家に帰った僕は家に帰ってからすぐ過去に戻った後のことを考えていた。雫を助けるためには学校に潜入するのが一番だ。そう考えていた僕は入学試験の申し込みの日の前日を選んだ。先生になったほうが自由に動けるかもしれないが僕は実績もない、奴を先生にすることはないだろうと思い、生徒として潜入しようと思った。時間逆行装置を使うのは明後日の正午だ。僕はとりあえず、2次試験の疲れをいやすために、とりあえず寝ることにした。次の日僕は、起きて過去に戻った後のことを考えていた、僕は入学試験のことをよく知っているため試験は問題ないだろう。問題はそのその後だ。今の僕ではどのクラスに入るかわからない。そして、僕は雫が死んだ日高校をやめていたため、それからの出来事を何も知らない。僕は今日できるだけ学園の話を調べて当日を迎えた。
僕は試験会場に行き、時間逆行装置を使わせてもらった。すると僕は得体のしれない闇に覆われ、消滅するような痛みが5分ほど続いた後、闇が晴れた。確かに痛みが凄かったがそれぐらいで折れる心はあの日左腕と一緒においてきた。そして、僕は過去に戻ってすぐ学園の入学申込書をだした。過去に戻った後の戸籍はどうするのかと思うかもしれないが、実力至上主義の世界で戸籍はあるが意味をなさない。名前はもちろん偽名で「田中太郎」という名前にした。偽名を使わないと戻った先の僕と同姓同名になってしまう。そして、僕は仮面をかぶることにした。仮面をかぶることにより僕の顔を見ることができなくなるため、もし過去の僕にあっても怪しまれることはないだろう。
その後、入学試験は余裕で合格し、クラス分けのテストが行われた。戦闘科の試験は高2のAランクの先輩と戦い、その状況を先生に見てもらうことで、ランクが決められる。ハンデとして受験者側の生徒は武器の所持を許されている。前回は攻撃を1回も当てられずに5回ほど殴られた後、すぐ倒れてしまった。今回も同じぐらいのレベルにしてCクラスに入ろうと思っていた。だが試験の内訳表を見ていると僕が1人増えてしまったため相手になる先輩が1人増えてしまっていた。そして僕、過去の僕もその先輩にあたってしまった。そして、試験が始まった僕は5番目、過去の僕は7番だった。そして、僕たちの試験が始まって1番目の人が先輩と戦闘を始めた。しかし、先輩はいっさいの手加減なしなしに1番目の人に殴らかかっていった。これを見て僕は先生のほうを見たが何も言わなかった。はじめは先生が気づいてないかもと思ったが、1番目の人が倒れかけても止めていないので、先生に聞いてみようと思っていたら、先生もおびえた目をしていた。これを見て恐らくこの先輩は先生でも手に負えないのだろう。1番目の人が瀕死で倒れてやっと先生が止めた。残る2番から4番の人も同じ目にあった。そして、僕の番になった。僕もすぐ相手に殴られて倒れるというのもありかと思ったが、この後過去の僕が彼の相手をする。これでもし、意識不明の重体になってしまうと、今後に問題が出てしまう。そのため、相手を倒そうと思った。相手は仮面をつけている僕に対して煽りをずっと言ってくるが完全に無視をして、相手を警戒していた。いくらS級を倒したとはいえ、あれは左腕を殴ろうとした後のカウンターだったため実際にやりあうとどうなるかわからない。そして、この人は僕が未来で戦った人よりさっきの動きを見る限り強そうだった。たしか、ランクは自分で試験を受けないとあげることができない。この世界では本来Sランクの実力があっても、相手をいじめるためにランクを上げないという性格の悪い人たちもいる。たぶんこの人もその類だろう。そして、相手は僕が無視をしていたことにきれて、ただ正面からとびかかってきた。確かに、そのスピードは速かったが、それは普通の人に比べたらというだけで僕からしたら遅い。おそらく彼はただただ力と耐久力が凄いだけで今までそれだけで生き残ってきたのだろう、そして僕は早々に決着をつけることにした。僕はその単調な攻撃を余裕でかわし、とりあえずカウンターをうってみた。しかし、耐久力が強かったためあまり有効打にはならなかった。彼は少しずつ正気を取り戻していっていたため僕は攻撃を仕掛けることにした。僕は突っ込んできたところで後ろに回り込みナイフを首元にあてた。そして、試合が終了した。試験官は信じられないと思っていたが。僕はあえて試験官に聞こえるように独り言をつぶやいた。その内容はたまたま怒って突っ込んできてくれて助かった。そうでもしないとよけることもままならいというのだった。その後、高2の先輩が負け、先輩はビビって気絶してしまったため、過去の僕は違うまともな高2の人とやっていた。もちろん、過去の僕は惨敗していた。おそらく、今回もCクラスだろう。そして、入学試験に合格したため学生の寮に泊まっていた。今まではホームレス生活をしていたのでやっと体が休められる。
そして、次の日僕は朝早く校長に呼ばれていた。校長には「試験官には、先輩が怒っていたため勝てたとメモされていたが、この学校でも彼に勝てる生徒は、同学年でもなかなかいない。本当に相手が怒ったから勝てたのかと聞かれたが。」もちろん僕ははいと答えた。そして、クラスが発表された。クラスは初日に配布されたスマホに届く。そして、僕がクラス分けを見てみると僕のランクのみ未定で今日もう一度ランクを受けることになっていた。僕はめんどくさがりながら指定された場所に向かった。そこで、僕は試合が始まってすぐおもいっきり殴るふりをしながらすごく弱い力で殴った。僕はその攻撃を受け止められ殴られたさすがにすぐ倒れるのはまずいと思い、僕は吹き飛ばされたふりをしながらゆっくり起き上がった。これを6回ぐらい繰り返した後倒れた。流石に無抵抗で攻撃を受けるとかなり痛かったが問題なく耐えることができるレベルだった。そして、僕は思惑通りCクラスに入ることができていた。
一方そのころ、校長室では校長と理事長が話をしていた。校長も2回目にクラス分けテストを見ていたようで、理事長に彼の話をしていた。理事長も実力について疑っているようだった。
僕は次の日、過去の僕と話してみることにした。できれば、過去の僕と仲良くなることで、雫を含めた3人で遊べるようになれば、雫をもっと助けやすくなるだろう。しかし、僕も過去の僕と根は同じ性格のためばれてしまう可能性があった。そのため、僕は意図的に自意識過剰気味な人を演じることにした。そして僕は過去の僕に話しかけた。最初は仮面をつけていて、自意識過剰のため少しひかれ気味だったが、根が同じため案外すぐ仲良くなることができた。このまま、過去の僕の部屋に入り、窓の外に監視カメラを取り付けることができたら少なくとも、少なくともあの日の惨劇は繰り返さないだろう。過去の僕の私生活を見てしまうため少し気まずいがいつか過去の僕の部屋に入れたらつけよう。そして、ことは順調に進み、過去の僕があまり人と話すことが得意ではなかったため授業内での訓練ではよくペアを組んでいた。おかげで僕は過去の僕の部屋を教えてもらうことができた。部屋は過去に僕が使っていた部屋と同じため一応中の構造を知っている。幸いにも僕の部屋とも近く僕の部屋だったため部屋から監視カメラを設置すれば見ることができるだろう。そして、僕は自分の部屋の外に録画することのできるサーモグラフィーカメラと暗視カメラをつけた。
そして、前期中間試験は過去と同じような内容で行われ、過去の僕の相手は変わらず高遠君だった。僕の相手は普通の生徒で試合が始まった。過去の僕は同じように高遠君に惨敗していた。そして、僕の試合が始まり、僕はあえてある程度拮抗した試合のように見せ、この後の本当の戦いに向け体力を温存していた。一応、目立たない程度に反撃し、相手を倒しておいた。
そして試合が終わり、前期中間試験が終わった。僕は過去の僕と雫が合流するところまでみて、過去の僕の部屋の玄関のところに監視カメラを仕掛け、すぐ僕の部屋に戻った。僕は自分の部屋の窓に仕掛けた監視カメラと過去の僕の部屋の前に仕掛けた監視カメラを確認していた。すると、過去の僕と雫が過去の僕の部屋に戻っていった。僕がカメラを見ていると、部屋の前に一人の男がやってきた、中の物音に耳をすませていた。部屋にやってきた男は過去僕の部屋に窓から入ってきた人とは違うため、たぶんグループでおこなわれている。そのため、僕はあえて放置しておきグループを一斉に捕まえられるチャンスを狙っていた。すると、窓のところに一人の男ロープを使っておりてきた。僕は今捕まえようかと思ったがあのロープの先には人をひっかける用のロープがついていたためたぶん野外から屋上にあがっていっていたと思われ、今攻めると雫を巻き込みかねないと思った僕は屋上に先回りすることにした。僕は正体がバレないように仮面では僕と特定されかねないので大きめのフード付きパーカーを着て外に出た。屋上についてみると、もうすでに何人かの頭脳科の人が捕まっていた。頭脳科と戦闘科の人では制服が違うためすぐに分かった。そして、捕まっている人の多くが頭脳科の成績上位で頭脳科のランキングにのっている人だった。今開放するとどこかに隠れているかもしれない人に見つかる可能性があるため隠れていると、予想通りロープを使い雫と一緒にあがってきた。そして、僕が様子を見ていると1人の頭脳科の女子が出てきた。すると、2人はニヤッと笑って一人ずつ殺そうとしていた。あの時の僕は知らなかったがもうすでにあの時僕が屋上についた時にはもうすでに人が殺されていたのだ。そして、僕もさすがに目の前で人が死ぬのは好きじゃない。相手が銃を構えた。そのため、僕は後ろから制圧しようとしたが屋上にあがってきた先ほど耳をすましていた人に見つかってしまった。そのため、僕は捕まっている人を守りながら戦闘をしなくてはいけなくなってしまった。僕は、相手と捕まっている人間に入り込み銃を叩き落したそのまま追い打ちをかけようと思ったが他にも相手はたくさんいるため捕まっている人を一か所にまとめてから戦うことにした。まず、叩き落した銃をとって頭脳科の女を人質に取った。誘拐の目的はおそらく誘拐の実行犯の男は頭脳科の女と付き合っていて、頭脳科の女の成績を相対的に上げるため成績上位の人を殺そうと思ったのだろう。そのため、頭脳科の女は誘拐した男にとって大切な人だろう。そして、僕の予想通り彼らは動かなかった。そして、僕は足を使い捕まっている人をかき集めた。そして、僕は頭脳科の女を手錠で屋上の柵へ固定して、誘拐した男のほうに向きなおった。誘拐した男は「人質をとるなんて卑怯だぞ」と言っていたが、僕は「殺さなかっただけいいと思え」と返した。そしてすぐ、相手は誘拐した男と耳をすましていた男の2人がとびかかってきたが、即座に鎮圧して私怨をこめて屋上の柵からロープを使い、屋上の外につるしておいた。そして、もうすぐ過去の僕がくると思った僕は屋上から飛び降りて開けておいた僕の部屋の窓枠を使い自分の部屋に戻った。
僕は部屋に戻った後とりあえず安堵していた。とりあえずというのは、僕はこの後起こることをしっている。というのも、僕が未来でこの学校を調べたとき、この後もまだまだ問題が起こる。そして、そのたびに直接的な強さを持たない頭脳科はたくさんの犠牲を出していった。だからこそ僕はこの先も気を抜かない。そして、僕は次の問題に向けてさらに鍛えることにした。しかし、これは僕1人で対処できる問題ではない。そのため、今回はもう実力を明かして、過去の僕にも実力をつけてもらうことにしよう。
次の日、過去の僕は僕を訪ねてきた。話を聞いてみると、誘拐した男はパーカーのフードを深くかぶった人に制圧されたというらしい。そして、彼は襲われた人の顔を少ししか見ることができなかったが見たことがないと言ったらしい。そして、顔を隠しているといえば僕だと思ったらしい。しかし、あまり暴力沙汰で目立ちたくないため違うよと返した。そのあと、一応その後の話を聞いて雫の状況も聞き安心した。そして、僕は次も絶対過去の僕と雫を守ろうと心に決めて、その日の授業をうけた。
次の日、僕は休日なので筋トレをしながら次の問題について考えていた。そのようなことをしていると突然チャイムが鳴った。警戒しながら仮面をつけてドアを開けてみると過去の僕と雫がいた。そして、中に入りたいというためしぶしぶ中に招き入れた。用事を聞いてみると雫と過去の僕が2人で久しぶりの休日に遊びに行こうと思っているらしく僕もさそってくれたようだ。僕は断る理由がないため一緒に遊びに行くことにした。僕は今動きやすい服装から外に出かける用の服装に変えた。僕は着替えながら僕も前期中間試験が終わったら雫と遊びに行こうと約束していたなと考えていた。そして、この日は3人でファミレスによったり、ゲームセンターに行ったりした。僕は案外楽しんでいたが警戒はずっと解いていなかった。すると後ろからずっと朝からついてきている人がいた。しかし、過去の僕と雫は全く気付いてないようだ。そのため、僕はトイレに行くふりをして即座につけてきている人が2人いたので両方とも気絶させトイレの個室に叩き込んでおいた。ついでにGPSをつけたので個室から逃げても相手のアジトが分かる。そして、僕は解散した後スマホでつけてきた人のGPSを見た。するとトイレの個室から出て相手のアジトにいっているようだった。僕もGPSを頼りについていくとアジトを見つけた。僕は通気口から中に入って盗聴してみるとアヴァリティアという組織らしく、優秀な成績の人を殺し学園の中で上位の成績を学園の中にいる仲間に取ってもらいいい組織に入ることで情報を入手し横流ししてもらったりその組織を潰したりしているようだ。そして、アヴァリティアというのは7つの大罪の中の強欲をラテン語でいった言葉だ。確かに強欲そのものだなと思い、おそらくこれからおこるものはすべての原因はこいつらだろう。だからこそ僕はこの組織をつぶそうと思った。
そして後日僕はこの前と同じようにパーカーをかぶり一回カチコミに行ってみた。さすがに今回は本番ではなくただの戦力調べだ。そして、僕が入ってみると何人か僕に気づき突っ込んできたがすぐに返り討ちにした。しかし、相手側から幹部のような人がでてきた。僕はそいつと対峙し向き合うと相手はいきなり手元にナイフを出現させて投げつけきたと思ったら、周りにいきなりナイフが現れた。流石に全部さばくのは難しいため後ろに逃げて全部のナイフが当たらない位置に移動した。原理のわからないマジック相手には分が悪いためさすがに撤退するしかなかった。
部屋に帰りあの時の状況を思い出しながら考えていた。いきなり相手がナイフを出し、周りナイフを出現させた。光学迷彩やワイヤーなどを使った可能性を考えたが光学迷彩なら僕が入ってきた時点で当たっているし、狙うときに光学迷彩を解く必要がない。ワイヤーあのスピードは出せないし、はじいたナイフがおかしな挙動をするはずだ。そう考えたときにあのマジックの種が分からず考えていると、時間逆行装置の説明を受けた時を思い出す。確かあの時説明の際、何かおかしなことを言っていた。この装置は単なる時間逆行装置ではなく、これは自分の力を開放した反動により過去に吹き飛ぶというらしい。そして、飛ぶ時間の調整は力の開放度合いで決めるらしい。そして、あの痛みも力の開放によるものらしい。その時は力というものがどのようなものかわからず、過去に戻ってから運動神経や頭脳を試してみたがいっさい変わっていなかった。そして、この力というもののことを忘れ、実力でやっていた。その時、僕は一つの可能性が浮かんだ。彼らが使っていたのはその能力とやらかもしれないと思った。そのため、僕は時間逆行装置を作った研究チームのことを詳しく調べ、そして研究所に行ってみた。もちろん、アポを取っている。研究チームにこのことを話して少し圧力をかけてみると研究チームは時間逆行装置のことを話してもらうことができた。時間逆行装置の本当の効果は人間の力ではできないような超常現象のような能力を脳の思考や体のつくりからあったものを作り身に着けさせる、能力作成装置らしい。そして、テストはこの装置を使う権利をもらうものでもあり、個人個人にあった能力を作るためのものでもあるらしい。そして、三年が限界なのは最大限力を開放して人に植え付けても3年が最大らしい。そしてそのことを聞いた僕は自分の能力について尋ねてみると能力の探知機を使わせてもらえた。すると僕の能力はスキル。僕はいっさい意味が分からなかったので詳しく見てみると、よく異世界転生などである魔法や魔眼などを使える能力らしい。それと研究チームから聞いた話によると今まで3年の過去戻りをした人は良くて廃人、悪いと心肺停止でふつうは植物人間だったらしい。そんな中で普通に3年の過去戻りも余裕で耐えていた僕は異例らしい。そして、装置を使う前になぜかたくさんやめる気はないと聞かれたのはこれが原因らしい。そして、僕は能力が全然使えないので研究チームに聞いてみると普通は過去に戻ると新たな手が生えてきたような感じで自由に使えるらしい。結局僕がなぜ能力を使えないのかわからないままだった。
またアヴァリティアに向かった。理由は僕の元居た世界では1週間後二回目の問題がおこっていた。しかも、この前潜入したときに前の次元と同じ日に攻めるといっていた。だから僕は前もって組織をつぶすことにした。そして、僕はカチコミをした。僕はさすがに能力者を相手に勝てる自信はそんなにないためあまり正面戦闘をしないようにした。そして、僕は通気口から奥のほうまで入ってから、通気口から出た。もちろん、ここに来るまでに入口のほうで爆弾を爆発させることで入口のほうに人を行かせた。流石に最高クラスの幹部は残っていると思うので全員とりあえず後ろから不意打ちしようと思う。僕は事前に調べておいたボスの部屋まで最短で向かった。ボスの部屋の前にはボディーガードがいたため相手が能力を持っている可能性を考え遠距離から銃で2人とも射殺した。念のため心臓と脳にナイフを刺しておいた。ボスの部屋に隠れて入るのは難しいためドアを蹴破って中に入った。すると、ガタイがとてもよいボディーガードがいた。おそらく能力者だろうそう思っていた。その時後ろからナイフの音がしたのでかんでよけて後ろを振り返るとこの前の潜入の時に追い返されてしまった男がいた。僕は2人を同時に相手するのは普通の人間だったら問題ないが能力者相手では分が悪いと考え一度この前の男を押し出しながら外に出てタイマンをすることにした。もちろん、相手が他の仲間を引き連れてきてないか常に警戒をしておく。そして、相手はいきなりナイフをあたりに出現させた。僕は今頭の中に相手の能力だと思われる候補が3つある。それは、時を止める能力か、武器を出現させる能力、ナイフを出現させる能力だ。はじめの二つの場合僕は相手に手加減されている、もしくは相手にナイフ以外の攻撃手段がないとミスリードをしていることになるが、今のところ肉弾戦もやったがずっと単調だったため、相手はそんなことを考えてはいないだろう。そのため、おそらく相手の能力はナイフを出現させる能力だろう。そう考えた僕は相手がナイフを飛ばせないようにするためなるべく近づいた状態で戦闘することにした。そして、相手はさすがに近距離戦中にナイフを飛ばしてくることもなく体術戦では僕が勝っていたため相手を余裕で倒すことに成功したが、次の瞬間後ろから何か飛んできた。僕は急いで身をひねってかわすとそこにはさっきの男がいた。何かと思ってみてみると相手は銃をもっていた。銃を使っているため能力者ではないのかと思ったが次の瞬間相手の周りにAK47がでてきた。僕でも全部かわすのは無理だ。だから、僕は撃たれるより前につめようとした。しかし、僕のそんなもくろみがかなうより前に僕に向かってたくさんの弾丸が降ってきていた。僕はその量の弾丸をかわすことができずたくさんの弾丸が体を貫いていた。そして、僕は死を覚悟したとき新しい何かがはえるような感覚がした。それはまるで新しい四肢が生えてくるような感覚だった。そして、僕はその新たな腕のような能力に頼るように言霊を紡いだ。「発動」すると僕が弾丸に貫かれたはずの体が左手を除き回復した。おそらく治癒を想像しながら言霊を紡いだからだろう。熟練度が足りていなかったせいか何年も前に失った腕は治らなかった。そして、僕はもう一度「発動」いった。今度は僕の身体強化をイメーしながら行った。すると相手が撃ってきている弾丸がとてもゆっくりでとても当たるようなものじゃなかった。すると相手に当たってないことに気づいたのか今度はスナイパーのM40を出してきた。しかし、身体強化した僕にはとても遅く見えているため余裕でかわせた。そして相手も身体強化の存在に気づき今度はレーザー銃のZKZM-500を出してきた。さすがにかわすのは難しいと考え僕はまた言霊を紡いだ。「放出」僕は炎が相手の銃に向かうようにしてはなった。すると炎は相手の銃を砕いた僕はその瞬間相手に詰め寄り相手の心臓にナイフを突き立てた。そして僕がボスのいた部屋に戻るとボスこちらを向いて待ち構えていた。僕は最速で「放出」と唱えたが相手には当たらなかった。そして僕は相手のほうを見てみると相手は何もしていなかった。もう一度僕も「放出」と唱えたが何も出なかった。相手の能力はおそらく能力を封じる力だろう。相手は余裕な様子で僕に銃をむけてきた。僕は自分の体を鍛えておいてほんとによかったと思いながら僕は相手が引き金をひくまえに制圧した。相手に何者か聞かれたので僕は「過去に戻ったバグだ」と名乗りボスを殺した。
こうして僕は無事目的を果たし学校をやめ、裏世界で雫たちに災いが降りかかりそうな種を消すためにヤクザなどをつぶして回っている。
どうでした。かなりダラダラしていたつまらなかったかもしれませんが、最後まで読んでいただきありがとうございます。