無駄にした日
寝る寸前、少し後悔する。
今日1日何してたんだろうって。
今日も1日無駄にした。
何をやっていたかと聞かれれば、
何もやってないと答えるだけ。
若き日の1日は一杯の水に等しい。
コップになみなみ注いだ水を一口飲んで満足し、
あとは流しに捨ててしまう。
休みたいと望んでいた日をただ寝そべって過ごすだけ。
どこかに飲み水を心から欲する人がいて、
どこかにあと1日を生きたいと願う人がいる。
大量の水を無駄にした。
有限な1日を無駄にした。
その水で美しい花を育てられたかもしれない。
その日に素敵な出会いがあったかもしれない。
水を無駄にした。
命を無駄にした。
まぁでもいっか。
疲れてたんだもん。
お読みいただきありがとうございました。