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Arcana:閑話休題、登場人物・用語紹介

人物

挿絵(By みてみん)

【晶水摶子 (あきらみず まるこ)】

本作の主人公にして、魔法使い明綾乃から【王国】の魔法を授かった魔法少女。

それまではごく普通の小学生だったのだが、2年前に奈良への家族旅行中通り魔に瀕死の重傷を負わされ

それを明に助けてもらったという過去を持つ。

それ以来「誰かの役になてるような人になりたい」という願望を持つようになる。

それ以来類稀なフォロー体質の持ち主となり、美香の良き相棒を勤めているが

美香の影響か「たとえそれが自己満足でもいい」とも思うようになっている。

また、警備員で近所のベテラン野球コーチを務めている父を持ち

彼とのキャッチボールで動体視力の良さを含めた鋭敏感覚を覚醒させる。

しかしやはり普通の女の子なので運動神経そのものはあまり良くないし変身後も魔法使いの中では運動神経が悪い方である。

さらに感覚はよくても恋には疎く、太一の猛烈なアタックにも気付かず彼の事を「ちょっと乱暴だけど優しくていい人」と評価している等の鈍感さも見せる。

実行委員の副委員長を務めている。


挿絵(By みてみん)

【金奈美香 (きんな みか)】

マルコの幼馴染にして親友。先祖代々生粋の日本人なのだが生まれついて色素が薄く

どういう訳だか外国人のような金髪碧眼を生まれながらにして持っている。

その奇妙な外見故か日常的に周囲から一歩引かれて見られる生活からか

「やりたい事をやりたいと思った時にやる、それが自分というものだ」と独特な美学を持ち

その有り余る行動力からクラスのムードメーカーとなっている。

しかしいくら外見が特殊で行動力が高くとも普通の少女でもあり

そんな美香を尊敬しつつもフォローに廻ってくれているマルコの存在は美香からしても有難いものだろう。

美香からすればマルコを尊敬している面もある。

実行委員の設立者にして委員長を務めている。


挿絵(By みてみん)

【葛葉太一 (くずのは たいち)】

実行委員の体力担当、マルコのクラスメートにして鈍感な彼女への愛に生きる頑張る男の子。

実家が古くからマイナーな古武術を伝える道場で、太一も僅かながら鍛えられている。

その為青銅欄小学校の番長を自称している。(実際青銅欄小学校が番長制であるかはどうでもいいとして)

今までだれもが彼の実力を認め彼が番長を名乗ることを承認していたが

第一話で、それもマルコの目の前で蓮にあっさりと組み伏せられてしまう。

番長としても恋する男としてもプライドを傷つけられた彼は果たして今何を想うのか!!

彼の明日はどっちだ!!?


挿絵(By みてみん)

【神賀戸蓮 (かがと れん)】

マルコ達の通う青銅欄小学校3年3組に転校してきた謎の少年。

その正体は十字教の魔術騎士団に所属する魔術師で、青銅欄にはびこるブランクを生み出す魔術師の討伐に来た。

第一話で彼が見せた魔術はブランクに一時的な仮初の意味を与えることで人間に戻す魔術であり

そこからも彼の目的があくまで魔術師の討伐である事がうかがえる。

また明を反の魔法使いであることから敵と疑ったが、後の話し合いによりその考えを撤回したが、いまだ疑っている。

しかし明の手まわしにより社会的にも明の親戚であると登録されてしまい、現在は明と同居中。

また、彼の魔術はその年齢を代償にして得た魔力の絶対量によって行使できる魔術であり

ブランクの攻撃によって魔術使用不能であっても、またしばらく経てば魔力量も元に戻るとのこと。

質年齢は30歳超。

実行委員の補席であり、役割は後に決まるとのこと。


挿絵(By みてみん)

【明綾乃 (めい あやの)】

マルコ達実行委員メンバーがよく通う喫茶店『アヴァロン』のマスター。

本人いわく可愛いもの好きで、養子いわく重度ののロリ・ショタコン。

小さい子が好きというのは本当で常連のマルコ達実行委員メンバーには来客のたびにかき氷やココアを無償で奢っている。

蓮いわく総ての摂理に反発する反の魔法使いで、証拠はないが現在最もブランク発生の犯人として有力な人物。

さらには中国・アメリカ・様々な国の混血で、日本に住んでいる経緯は全くの謎で余計に怪しいのだが

彼女を知る人物が言うには、根は善人であるという。


【エリヤ (サンダルフォン)】

マルクトの魔法使いを選定する役割を持った守護天使。

便宜上天使には3次元的な形も性も無いのだが、召喚に応じた際術者のイメージに沿った形になる。

また、神の剣の片割れであり大天使長補佐でもある彼女?は他にも様々な姿に変身できる。

最も多いのは明の召喚イメージである『マスコットキャラ的造形』と、マルコの武器である『黄金の剣』

また、双子の姉が最高位の預言者のひとりであり大天使長と言う肩書からか反発するようにおてんばでがさつな性格をしている。


≪用語≫

【青銅欄小学校3年3組実行委員】

金奈美香が構想し、設立した委員会。

一般的な実行委員のイメージとは微妙に違い、主にクラス単位で行うイベントや体育自習の監督

いわゆる【レクリエーション委員】としての役割を持つほか

転入生の案内や生徒からの相談を聞き入れるなどクラスのなんでも屋的な面も持つ。


【ブランク】

人間や動物、果ては無機物に至るまで内包する「意味ルーン」を奪われ怪物となった物体。

生物学、物理学的に完全に人間ではなくなり「何でもないもの」として意味を求め思考もなく彷徨い、そして人を襲う。

また、ブランクの意味を求める習性を利用してブランクに呪いをかけブランクが奪った意味を自分のものとする禁忌の魔術師も少なくはない。

また、ブランクは修正されるとブランクだった時の記憶を失うが、仮初の意味で修正されたものは

ブランクの事を思い出すと再び意味を失う危険性がある。

マルコが修正したブランクは循環された魔力を起点に己の内によみがえったものなので再発の危険性はない。


【魔法使い】

天使・悪魔との契約によってマナを操る権限を得た存在

または便宜上、生まれてから内包する運命によってその存在となることを義務付けられた者。

天使の与える権限にもよるがこの小説、【魔法少女マルクトマルコ】の舞台では

カバラの「生命の樹」とそれに至る工程に対応した種類が存在している。

歴史上の聖人や預言者もこれに含まれる。


マルクト(Malchut、王国と訳される)

権利使用者:マルコ

第10のセフィラ。物質的世界を司るそれは即ち世界を形作る大いなる円環を制御できるということである。

数字は10、色はレモン色・オリーブ色・小豆色・黒の四色、宝石は水晶、惑星は地球を象徴する。

魔術的には王座に座った若い女性で表される。

守護天使は片割れにして最後の剣エリヤ・サンダルフォン。


クリフォト(Qliphoth、反と訳される)

権利使用者:明

虚数のセフィラ。通常、反と訳されるがその真髄は伝えられていない。他のセフィラとは存在の定義そのものが異なり。クリフォトは生命の樹の対に位置する。


【魔術師】

魔法使いの起こす魔法や神話上の奇跡を人工的に発現する技術を持った一般人の事である。

しかし魔法使いのような権限をはじめから持っていないので先ずは超常現象を起こすための対価として魔力を稼ぐ必要が出来てしまう。

また魔法使いもこの技術を得ることはできるが、それは魔法の種別における弱点を克服するための手段であり魔術を行使するには魔法に使う分とは別に魔力を稼ぐ必要がある。

寿命や意味或いは人間としての生活を一部放棄するか、難解な儀式を行う事によって魔力を得て

世界中に伝わる魔法や奇跡を再現する事によって魔術は発動する。

魔法使いと同様、幾つかの派閥や学派に分類されている。

例:ペイガン学派 十字伝承学派 ゾロアスター学派 グノーシス学派 錬金学派 仏道学派 道学派


【マナ】

大魔力とも訳され、世界とは別位相に存在する大規模な魔力の集合体。

世界で生成される魔力はマナへと還元し、マナからは世界に様々な奇跡を具現される。

(この流れを大いなる円環と言う)

天使や悪魔、そして妖怪等はマナが多くの人間の信心や願いから触発され3次元空間に生まれ出でる。

そして魔法使いはこのマナから魔力を直接引き出し、権限に応じた奇跡を引き起こすのである。


【オド】

小魔力とも訳され、人間をはじめとしたこの世総ての物体が常時発している魔力の総称。

これは大いなる円環における『この世界で生成される魔力』の事であり、物質が持つ『意味』を物体が為そうとして発せられるものである。

魔術師は与えられた意味に反発する事で魔力の過剰を生み出し、魔術を行使するための魔力を貯めるのである。

たとえば、代償行為に大掛かりな儀式が含まれるのは『その儀式の準備から実戦』までが意味に反する事であり

それに費やした労力や時間がそのまま魔力として魔術師に貯めこまれるのである。

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