次回予告
何処かで誰かが嘆いて呟いた
「あぁ・・・この世界にきせきなんて・・・・・・・・・ない」
~Next:Magical Girl Malchut Malko~
ジュリア=ヘンデルをメンバーに迎え、マルコは日常と非日常の両方に新しい友達ができた。
蓮の魔力も回復し、魔術と魔法のかかわる日常もようやく落ち着きを取り戻してきた。
…しかし、それはこれから続く長い闘いへの序章に過ぎない。
新たな脅威が彼女達の前に現れるとき、マルコは…
「ブランクが…こんなに沢山…っ!!?」
「グラディからの話は聞いている。某は魔術師にして無の魔法使い、エリアス・レイヴィ
王国のマルコよ、速やかに消えてもらおう」
新たに表れるは見えざる武器を操る盲目の魔法使い…そして、増え続けるブランク。
男の凶刃がマルコに向けられるその時…
『論証破綻、∴魔術の実行を否定する』
「ぬぅ…!!」
「あらあら、消えるのはそちらではないのかしら…ね?」
あらゆる現象を否定する明の魔法、反がついに戦いの場で披露され、そして魔術師たちの目的もついに明かされる…
「我らが目指すのは神の摂理、言葉に言えぬ11番の魔法。グラディは知らぬが、我々の目的はただ一つ…復讐だ
我が主を壊したこの世界を、神そのものさえも死滅させ、この世界を…終わらせることだ!!」
魔術師の瞳に映るのは、ただ愛した主の姿のみ…
そして現れる第三勢力
「慈悲の魔法使い…!?」
「魔法が全然通じない!!?」
「待つんだジュリア!!そいつに攻撃をし続けると…!!」
「俺らの親友にに手を出すたぁ、頭が高ええええぇぇぇぇえええ!!!!!」
「よっし!!学園祭のテーマ、決まったぜぃ♪」
「えと・・・あのっ私と友達になって欲しいのっ!!」
守るべき『日常』の欠片も、少しずつ非日常へと取り込まれていく…
「これが私の存在理由だから…さようならなの…」
紅い少女の涙は、慈悲の魔法を発動し
「そんな勝手な都合の為に、どれだけの人間が苦しんだと思ってる…
これは僕から貴様等への復讐だ!!!」
「確かにジュリアは今寂しいかもしれない、でもっ…友達も、仲間も、世界も無くなっちゃうのは絶対に嫌だ!!
だから、絶対に死なせるもんか、エトナアぁぁ!!!!!」
「辛くったって、絶望したって、諦めたって、未来は続く…
だからっ!!!私はそれを助けたいんだ!!
どんなに未来を奪われても、また新しい未来を掴めるような奇跡を…掴んで見せる!!
だから…私は負けない、いや…負けられない!!」
常識の壊れた世界の中で尚、マルコは、ジュリアは、蓮は、日常を護るために戦い続ける
果たして、その先にある未来とは・・・
これは…悲劇から始まった物語
~Magical Girl Malchut Malko
王国の魔法使いと奪われた未来