表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

童話

白い訪問者

作者: 星野☆明美

ある夜のことでした。

団地の一室に明かりが灯り、鳥籠の黄色いセキセイインコと青いセキセイインコがしきりにさえずっていました。

外を飛んでいた白い鳥が物寂しい気持ちで、セキセイインコたちの声に惹かれてベランダに降り立ちました。

夜に部屋の明かりは眩しすぎて、白い鳥は、隣の部屋の方に近づきました。

そちらの部屋は、常夜灯がついていて、淡いオレンジの光が灯っていました。

白い鳥は小首をかしげて、ガラス戸から薄暗い部屋を覗きました。

「あっ!お母さん。鳥が来てるよ」

女の子が明るい部屋の方から叫びました。

女の子と目が合うと、白い鳥はびっくりして飛び立ちました。

「かわいい鳥だったんだよー」

「きっと遊びに来たのよ」

母娘は夜のベランダに出て、外の景色を眺めました。

「あっ、流れ星」

「願い事3回言えた?」

「速すぎて言えなかった」

白い鳥がまた遊びに来るといいな、って女の子は思ってました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 可愛らしいお話でした^_^
2023/04/23 18:04 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ