シリスティーナ2
sideシーナ
「賢神の使者は、私を殺しに来たんだ。最初はな。けど私に一目惚れしたらしくて何回も求婚された。エルフの男で嫌な感じがする男だったよ。私は使者を殺すつもりはなかったから追い払ったんだ、ステータスは私のが上だったからな。で、魔物狩りのために迷宮に入ってる最中に食料が尽きてな、空腹で動けなくなってるところを狙われたんだ。無理矢理パーティに入れられそうになったし、服も脱がされた。私はそこでこいつは殺そうと思ったんだが、何せ力が入らなくてな。空間転移でこの大陸に逃げて来たんだ」
「なるほど、そういうことだったのね。クリシュ、どう思う? 私はすぐに追いかけて来ると思うわ」
「そいつぶっ殺す」
「う、うん? まぁいいけど、どうしたの?」
「そいつをぶっ殺すんだよ」
「だから! 分かったわよ! すぐ来ると思うかって聞いてるのよ!」
「シーナの服を脱がすとか……そいつマジぶっ殺す……ぶっ殺す……ぶっ殺す……」
「あ、ダメだこれ」
「零華さん、クリシュ様から何か黒いオーラ出てませんか?」
「出てるわね、私やアリスをナンパしようとしたやつに、いつも出してるやつよね?」
「そうですね……」
「はぁ、こいつヘタレのくせに嫉妬心が人一倍あるから困るのよねー」
「シーナさんの裸を見られたのが、かなり気に障ったようですね」
「へ!? 私か!? 私は裸を見られてないぞ!? 下着を見られただけだ!」
「シタギダト? 賢神の使者ぶっ殺す」
「もうこれ放っておきましょ」
「そうですね……再起するまでには時間がかかりますので、今日はこれで解散です。みなさんはこの城の中がどうなっているのか自分の目で確かめてきて下さいねー」
「「「はいっ」」」
ーーー
sideクリシュ
「賢神の使者なー、あいつはぶっ殺すよ」
「まだ言ってるんですか、その意見には賛成ですが……」
「色欲魔対策はかなりしてあるよ。シーナからどんなスキルを持ってるか聞いてるからな。俺たちが警戒すべきなのは、破神の使者のみだ」
「破神の使者ですか……この前のリリー様からの連絡でレベルはいくつになったのでしたっけ?」
「412らしいぞ。俺たちは誰も300超えしてないからな……シーナは既に獣神の使者よりもレベルが高いから、イリスも含めて俺たちの陣営には、使者並みの力を持つ者が5人はいるんだが、戦闘になったら勝てるか分からないな。向こうには剣神の使者もいるし、他にも仲間がいないとは限らない」
「恐ろしいですね……賢神の使者以外はこの大陸にはいないんですわよね?」
「あぁ、王神、破神、獣神の使者は生まれ育った大陸にいるらしい。んー、やっぱり諜報部隊が欲しいな。使者についてもっと情報が欲しいし、この大陸にある国の情報も欲しい」
「そうですわね、お父様は諜報部隊を持っておりましたわ。ただ、そう簡単には作れないですわ。隠密性に優れていることや、優れた話術を持っていることが前提になりますし、戦闘の実力もないといけませんわ」
「そうだな、今度そういう技術を持つ奴隷でも見てくるか」
「奴隷ですか……難しいと思いますわ。そのような技術を持つ者は奴隷になる前に死を選ぶ可能性がありますし、技術が低い者はいるかもしれませんが、使えないことや、裏切りの可能性がありますわ」
「なるほどな。ウチのメイドさんにそういう技術を身につけてもらおうかな……それかもっと貢献ポイントを稼いで『ダンジョンマスタースキル』を取ってもいいなぁ」
「『ダンジョンマスタースキル』って相当な額ではありませんでしたか?」
「うん、王様になる分の貢献ポイントが10回分くらい必要」
「……それはいささか勿体無く感じますわね。ユニークスキルは高額すぎますわ。この前『魔眼』も手に入れてましたし、もっと建設的に使ってくださいませ」
「い、生きるためには必要なんだから仕方ない! 『ダンジョンマスタースキル』は魔力を使って魔物を生成できるし、この街をダンジョン設定できれば色々と楽なんだよ!」
「はぁ、ダンジョンって迷宮と何が違うのでしょう?」
「いや、なにも違わないぞ。言い方が違うだけだ。迷宮にはコアってのがあって、それを破壊すれば迷宮は崩壊するんだ。俺たちがよく潜ってる迷宮にもコアはあるぞ。勿体ないから破壊しないけど」
「では迷宮にも誰か管理してる方がいるということでしょうか?」
「いや、迷宮はコアが周辺の魔力を吸って魔物を生成してるんだ。だから辺境の迷宮は高ランクの魔物が多いんだよ。辺境は魔素が多いからな」
魔素とは魔力の元になるものだ。辺境は魔素が濃密なため、魔素を吸っている魔物たちは高ランクになる。これが辺境と呼ばれる所以だ。
ちなみに、ここフリーデンも辺境に属するため近くには魔素が大量にある森が存在する。ゆえに高ランクの魔物が多い。もっとも、ウチのメイドさんや冒険者が定期的に狩っているので、街に攻めてくることはほぼないが……
「そうだったのですか……昔からこの辺境にある魔の森は、森の向こう側にあるビルデン王国と取り合いになってましたが、現在はお互い半分ずつの所有になってますからね。まぁ、森の中心に近づける者が向こうの国に居るとは思えませんが……こちら側の領分に迷宮が存在していることを向こうが知れば攻めて来ると思っておりましたわ」
「はっはっは、そんなバカな。こっちに存在してるなら向こうにも存在してるかもしれないだろ? それに魔の森はかなり広いし、迂回して攻めて来るとしたら、向こうは相当戦争費用がかかるぞ? 迷宮一個のためにそんな……」
「ご主人様、お話中度々申し訳ありません。フリーデンにビルデン王国から戦線布告がされました」
「ほら、言ったでしょう?」
「……そんなバカな」
ステータス紹介
クリシュ=レンメール
魔神の使徒クリシュ=レンメール
lv 260
ランクSSS
称号 【嘘泣きマスター】
【刀聖】
【魔を極めし者】
【頂きに至る者】
HP 60300
MP 72000
筋力 36000
体力 27600
敏捷力 54000
魔力 82000
魔法防御力 54600
知力 27000
運 5
スキル
『全属性魔法ⅩⅩⅡ』『無属性魔法ⅩⅩ』『無詠唱』『剣技ⅩⅧ』『身体強化ⅩⅧ』『魔力操作ⅩⅩ』『俊足ⅩⅧ』『魔力上昇ⅩⅩ』『MP消費半減』『刀技ⅩⅩⅡ』『気配察知ⅩⅤ』『危機察知Ⅹ』『MP増加ⅩⅩ』『鍛治ⅩⅩⅡ』『錬成ⅩⅩ』
ユニークスキル
『スキルポイント』『魔神の加護』『剣神の加護』『メニュースキル』『ユニーク魔法』『限界突破』『魔石加工』『金属加工』『魔眼」
『魔眼』
・クリシュの魔眼は魔力を込めると真実を見ることができる
(例えば喋っている人間を見ると、真実を話していれば白のオーラが見え、嘘を話しているとクロのオーラが見える)
アリス
lv 285
ランクSSS
称号 【クリシュの専属メイド】
【レベリングの鬼】
【魔の森を闊歩する者】
【頂きに至る者】
HP 31000
MP 45000
筋力 21500
体力 19600
敏捷力 26000
魔力 46000
魔法防御 27600
知力 12100
運 180
スキル 『敏捷上昇Ⅹ』『短剣Ⅹ』『投擲Ⅹ』『礼儀作法Ⅹ』『身体強化Ⅹ』『治癒魔法Ⅹ』『付与魔法Ⅹ』『MP増加Ⅹ』『魔力増加Ⅹ』『無詠唱』『MP消費半減』『魔力制御Ⅹ』『聖女の加護』『鍛治Ⅹ』『調合Ⅹ』『気配察知Ⅹ』『危機察知Ⅹ』『錬成Ⅹ』『鑑定』『強運』『闘技Ⅹ』『忍び足Ⅹ』『気配遮断Ⅹ』『家事Ⅹ』
ユニークスキル 『猫耳聖女』
零華
lv270
ランクSSS
称号 【魔王】
【クリシュの相棒】
【レベリングの鬼】
【頂きに至る者】
HP ∞
MP 62000
筋力 17000
体力 37000
敏捷力 18000
魔力 28500
魔法防御 30600
知力 10450
運 15
スキル 『全属性魔法Ⅹ』『無詠唱』『身体強化Ⅹ』『魔力制御Ⅹ』『魔力上昇Ⅹ』『MP消費半減』『威嚇Ⅹ』『剣技Ⅹ』『体力強化Ⅹ』『付与魔法Ⅹ』『威圧Ⅹ』『盾術Ⅹ』『カウンターⅩ』『治癒魔法Ⅹ』
ユニークスキル『魔眼』『複製』『破壊不能』『擬人化』
シリスティーナ
lv 210
ランクSSS
称号【不幸少女】
【竜の巫女】
【クリシュの仲間】
【頂きに至る者】
HP 58000
MP 61000
筋力 24500
体力 24000
敏捷力 17500
魔力 40500
魔法防御 28000
知力 7800
運 0
スキル 『闘技Ⅹ』『身体強化Ⅹ』『MP増加Ⅹ』『MP消費半減』『魔力上昇Ⅹ』『無詠唱』『付与魔法Ⅷ』『豪運』『魔力操作Ⅷ』
ユニークスキル『龍神の加護』『古代魔法』『竜魔法』『竜化』『メニュースキル』『超身体強化Ⅹ』
イリス=バンベス
lv 172
ランクSS
称号【クリシュの婚約者】
【レベリングの鬼】
HP 34000
MP 4000
筋力 29000
体力 27000
敏捷力 28000
魔力 3500
魔法防御 2900
知力 7000
運 30
スキル『光魔法Ⅹ』『闘技Ⅹ』『身体強化Ⅹ』『俊足Ⅹ』『危機察知Ⅹ』『気配察知Ⅹ』『回避Ⅹ』『付与魔法Ⅹ』『カウンターⅩ』『魔力制御Ⅹ』『治癒魔法Ⅹ』『MP消費半減』『無詠唱』
ユニークスキル『闘神』




