プロローグ2
すいません。執筆中です
だけどシオリ姉が来てからそんな日々は突如豹変した。
シオリ姉が来たのは僕がいじめを受け、入学式を終えたのに小学校に通えていない7歳の時だった。
シオリ姉は妹を連れぼろぼろの服装でやってきた。後から聞いた話によると母親から虐待受けていたそうだ。
妹が生まれてきたころからお母さんの行動豹変したらしい、この話を聞くに育児へのストレス。金銭が足りないとかたぶんそんなところだと思う。
まあ、そんなことは正直あの時の僕にはでもいい話だった、「また僕を傷つける人が増えたな」「僕をサンドバックにしてストレスを発散できるね」
とかそんな感じのことしか考えていなかった。
案の定、シオリ姉はこの孤児院にきて少しすると僕をいじめている上級生のグループの人たちと仲良くし始めた。
その時からシオリ姉はとても美人でみんな彼女に釘付けだったし、彼女は三年間も母親の虐待から妹を守って来たこともありとてもしっかりしていてみんなのお姉さん的な立ち位置になっていた。
あの時の僕からすると一番近寄りたくないそんざいとなっていた。
しかし、僕はシオリとあの日はじめて話すことになる…
そう、あの日は僕が学校に行っているみんなが帰ってくる前に水分を補給確保しに行った時のことだった。
あの日はまだ職員は誰1人きておらず、静かなキッチンだった。
僕はいつも通り水道水をペットボトルにくんでいる時「ガチャン」という音がなりドアが開いたのだ。
ここの孤児院は三階建てでいつも僕は三階の自室にこもっていた。けど今開いたドアの音は今、僕がいる一回の音だった。
僕は顔が真っ青になった。
職員の人の一人とは食事をもらったり服の洗濯をしてもらう時に顔を合わしていて4人いる職員の中で唯一喋れる人でありその人なら…と考えたりもしたがその足音は考える隙も与えないといわんばかりの速さで近づいてきた。
僕は必死に隠れようとしたがキッチンにそんな隙間はなく僕は怯え頭を抱え込みその場に倒れこんだ。
そして意を決し集団でリンチをされる覚悟をした…だけどそんな僕に発してきた第一声は予想と意を反しとても優しいものだった
「どうしたの、そんな頭抱えて…頭痛いの!救急車呼ぶ?ほら、コイト電話持ってきて。」
少し強引なとこもあったけど遊びに行くときは連れ出してくれたし、寝る時は一緒に寝てくれた。
まるで、本当に姉ができたみたいで本当にうれしかった。
僕は成長していくにつれ彼女への恋心と共に彼女のように明るくてみんなに優しくできるような人間になりたいという思いが芽生えていった。
そんなこんなで、シオリ姉のおかげもあり次第に僕は自立していった。
中学に入るときには姉の様な人間になりたいという念願が少し叶い部活の部長をし、みんなで協力することによりバスケで全国大会にも出場し将来も有望視され毎日が本当に充実していて着実に姉にも近づいってるような気がしたんだ。