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46話 爆弾発言


流歌は下にある2つの球体に向かってこう念じた。

(・・・"避雷針")


そう念じると、形を変えて地面に生えた長細い棒になった。


「"落雷"!」


今度は上空にある3つがコロシアムで見た様な形に変化し・・・

大きな音を立てて長細い棒に雷は向かっていく。


「ヒィッ!」

リルンが情けない悲鳴をあげるが、周りをみてもどこにも被害がでていなかった。


(よし、成功だな。俺がいた世界の物でも念じれば同じ効果を持った性質に出来るって事だな。)


「あ、あのルカ様・・・今のって・・・。」


「雷をいまの細長い棒に集中させて、被害が出ないようにしたんだ。」


「そ、そうなんですか・・・。」


(まぁ・・・多分この世界には無いだろうな、"避雷針"なんて。)


「さて、戻るぞ。」


「はいっ!」


そして、小屋に戻り流歌はもう一度寝ることにした。

リルンは先程見た光景が忘れられないのか、まだ少し興奮している様子だったが。


次の日、リルンに呼ばれて起きるとまた机の上には食事が出来てきた。

昨日よりも質素な食事だったが、獣族にとっては最も食べられている物だとか。


「これは、パンか?」


「それはコリックパンと言いまして、朝食として獣族が最も食べるパンですね!」


名前の通り、コリコリとした触感だがどこか甘さがあって朝食にはうってつけだった。


(ふむ・・・悪くないな・・・。)


「さて、そろそろ俺は行ってくるぞ。」


「あ、では私も・・・。」


「お前も来るのか?」


「は、はい。私もその・・・ル、ルカ様のお世話役なので!」


「そうか、それじゃ行くぞ。」


こうして、獣王カイルがいる場所へと向かうのであった。


昨日と同じように広間へと通される。


「よく来たな、人族の者よ。」


「ああ、それで何の用だ?」

流歌の言葉に周りにいた兵士が殺気を放つ。


「良い。昨日のコロシアムでの一戦・・・ケルベロスを破ったと聞いたが?」


ギロリとギルを睨む。


「っふ、まぁギルを責めるでない。詳しい事は何も言ってくれないのでな・・・さてそこでだ。」


「どうやってケルベロスに勝ったのか、だろ?」


「その通りだ。だが、それをタダで言う程のバカでは無かろう?」


「分かってるじゃないか、確かに俺は言うつもりは無い。それに出来ればこの力は隠していたいんでな。」


「・・・っふ、強大な力を持ちそれを乱用する輩だったらこの獣王が懲らしめてやろうかと思っていたが、早とちりだったみたいだな。」


「それで、それを聞く為だけに俺をここに呼んだのか?」


「それについてなんだが、旅をするのが目的なのだろう?」


「ああ。ただまだ準備がしたい、だからもう少しこの大陸には居させて欲しいんだが。」


「それについては構わぬ。だがこちらから一つ条件がある。」


「・・・条件?」


次にカイルが放った言葉に流歌は唖然としてしまった。

それは・・・


「我が娘と婚約の儀を交わせ!」


「・・・は?」


「ええええっっっっっ!!!?」

その場にいる兵士でさえも大声で叫んでいた。



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