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【完結済】異世界薬局(EP4)/【連載中】世界薬局(EP4.1)  作者: 高山 理図
Chapitre 2 サン・フルーヴ帝都の異世界薬局 Une pharmacie d'un autre monde de la capitale impériale (1145-1146年)
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2章10話 薬神杖と、パッレ・ド・メディシスの帰省

「明後日、パッレ様がお戻りだということです。料理長から教えてもらいました!」

 ロッテはファルマの部屋の掃除をしながら、楽しそうに伝えた。

「え!? 兄上が戻ってくる!?」

 17歳の兄パッレ・ド・メディシス、パッレ(丸薬)という気の毒な名前の兄が戻ってくるということだ。

「ほぼ一年ぶりになりますね。勉強や研修が忙しかったとか」

「ですので、明後日はおごちそうですよ! デザートもたくさんあるそうです」

 えへ、料理長に聞いたんです。と、ロッテは満面の笑みを浮かべていた。明日はおなかをすかせておかなきゃ、と意気込んでいる。料理長は、ごちそうの前にパンをたらふく食べさせようとするけど、今回はおなかをすかせておくんですから、とロッテは警戒していた。

「よかったな、ロッテ。育ち盛りだもんな」

 ファルマが微笑ましく思っていると、ロッテに言い返される。

「ファルマ様だって育ち盛りですよ! パッレ様のことは覚えておられますか?」

「どうだっけ」

 ファルマは、以前のファルマ少年の記憶を部分的に思い出すこともあるが、兄については全くといって記憶がない。直接会えば、これまでのように思い出すかもしれないが。

「パッレ様は旦那様譲りの優秀な水の神術使いで、よくファルマ様はしごかれていました。ブランシュ様もです」

 おそろしや、おそろしや、とロッテは震える。

 手加減なしでボコボコにしたりして、旦那様に「やりすぎだ」と怒られていましたねえ、と恐ろしい事を言っていた。

「しごかれてたのか、俺とブランシュ。俺はともかく、ブランシュまでって」

「パッレ様は愛の鞭と仰っていました。でも、ファルマ様もブランシュ様も、パッレ様のおかげで神術が随分ご上達されたんですよ」

 ノバルート医大から戻るたび、年中行事のように力比べという名のしごきをやるという。

 ファルマ的には御免こうむりたいところだが、逃げても無駄だ、地の底まで追いかけてくるというのがロッテの情報だ。ちなみに、一番ひどかった時はファルマは骨折したという。

「ところで俺、神術はエレンに教わったんじゃなかったのか」

「お二方とも、教えてくださっていましたよ。あ、でもパッレ様とエレオノール様は幼馴染ですが永遠のライバルです。お互いの前では、話題にしないよう気を付けてください」

 パッレとエレンは同い年。お互いにプライドが高く、自分の方が薬師としても神術使いとしても上だと思って張り合っているのだそうで。

「貴重な情報をありがとう、ロッテ」

 地雷を踏んでは大変だ。

「そういえば、体が鈍ってたかな」

 一方的にやられても悔しいし、久しぶりに自主トレでもしておくかな、と、庭に出て白銀の杖で水系の神技の試し撃ちを何度かしていたところ。

 運の悪いことに、杖が真っ二つに割れてしまった。


 …━━…━━…━━…


「ええっ!? 新しい神杖が欲しい? 持ってたじゃない」

 翌日、薬局で話を聞いたエレンが大声をあげる。

「昨日、一人で訓練していたら壊れたんだ。俺、あれ一本しか持ってなかったから」

 杖を持っていないとわかれば兄に半殺しにされる、とロッテが脅かすので、ファルマも今日中に調達しなければと慌てていた。

「上位神術使いの戦闘用神杖じゃないと、また壊れるかもしれないわ」

 診療用を兼ね、多少戦闘用にもなる華奢なつくりのものでは、ファルマの神力を受け止められない。そう判断したエレンは、彼に相応しい神杖は帝都にはないのではないか、という結論に達した。

「ファルマ君、何で今更杖が欲しいの? 杖なくても高度な神術も神技も使えるじゃない。戦闘用神杖は大きいから重いし持ち歩きに邪魔よ?」

 確かにエレンはいつも、戦闘用と診療用を兼ねた上位神術使いの大きな杖を持っている。折り畳み式で携行しやすく工夫されたものだった。

「貴族は神杖を持ち歩いてないとダメだって言ってなかった?」

 神杖というのは、神術を使う際に神力の伝達や神技の発動を助けるもので、思い通りに神術が使えるなら必要ないものだ、とエレンは説明をする。

「いや、でも欲しいんだよ」

「そんなに欲しいなら、皇帝陛下の杖を作っている神杖店に行ってみる? 値は張ると思うけど」

「お昼休みに行ってみるよ」

「やけに急ぐのね、神杖は焦って選んでもいいことないわ。色んな店を回って、長い間悩んで決めるものよ」

 何故そんな話になったのか、エレンは疑問に思ったようだ。兄が戻ってくるから必要なのだ、ということはエレンに言えなかった。ライバルだというのだから、面倒ごとになったら困る。


「失礼、薬神様。神杖をお探しですかな」

 口を挟んだのは、薬局の隅で聞き耳を立てていた守護神殿の神官長だ。神殿業務の休憩時間になると毎日のように薬局にやってくる。そして、何やら(おそらくファルマに)祈りをささげ、薬を買って水を飲み帰っていく。薬を買っているのでれっきとした客なのだが、日々の祈祷が主な目的のような気がしてならない、とエレンもファルマも思っている。


「あ、はい。その呼び方はやめてください」

 何回ファルマが注意しても聞いてはもらえなかった。もちろん、客の前で大声でそう呼ぶことはなかったが。神官長がそう呼ぶたびに、ロッテはきょとんとするのだった。

「薬神様に相応しい秘宝を我が神殿に取り寄せてございます。すぐにお持ちしましょう」

 四属性神術の使用に耐え、攻撃用、診療、治療用を兼ねた「薬神杖」という秘宝があるという。守護神殿間では各神殿に祀っている秘宝を交換する習慣があるようで、神官長は無理を言って、いくつかの秘宝と引き換えにそれを取り寄せていた。

「貸してもらえるんですか? また壊したりしたら怖いな。あと高価そうだから盗難も」

「盗難などありえません、真の神杖は人間には触れられないものでございます」

「それ、俺も使えないんじゃ」

 ファルマは不安になる。兄の手前、明日までに使える神杖が必要なのだ。人間に使えない杖を貰っても仕方がない。半殺しにされるだけだ。

「はっはっは、まさかまさか。御冗談を。あなたに使っていただけるなら、神杖も喜ぶでしょう」


 その日のうちに、神官長は20名もの警備の神官を引き連れ、馬車で薬局に乗りつけてきた。話の早い神官長だ。まさに秘宝らしく、警備の人員や厳重さが段違いだった。患者たちは、何事かと騒然とする。

 神官長は裏口から店舗に入り、宝箱のようなものを恭しくファルマに献上する。宝箱の内側にはびっちりと幾何学模様が描かれていて、杖には鎖が幾重にもかけられ、神杖を封じているようだった。中身は人間には触れられないのだという。

 薬神杖は大人の背丈ほどもあり、青みがかったクリスタル素材でできていて、美麗な装飾と、持ち手の部分にはいくつかの透明な宝玉、そして薬神の聖紋がついていた。

「うっとりするほど綺麗な杖。透明な晶石が5つもついてるし」

 エレンは高価な宝石を見るように溜息を洩らした。

「晶石って何?」

 ファルマが聞くところによると、晶石は神力をストックしたり、ブーストをかけるときに便利な、神力のバッテリーのようなものだという。大きく、透明に近い晶石が多くついていればいるほど、強大な神術が使えるようだ。そう言われて見ると、石はまったくの透明だった。

「いーなー、これファルマ君が貰えるの? タダで? 前の杖壊れてよかったわね」

 杖マニアのエレンが大人げなく羨ましがる。彼女は珍しい杖の蒐集に余念がなかったので、羨ましいのだ。今、彼女が普段使いに持っているのは、青い晶石が2つついた長い杖だが、石のサイズはかなり小ぶりだった。

 ファルマは宝箱の中に手を突っ込んで、厳重に絡みついている鎖を外し、両手で取り上げる。杖が軽いことに驚く。ファルマが手にした途端、杖は淡く青いネオンのように鮮やかに発光した。

「おお、さすがでございます。これはあなた様のものでございます」

 神官長は感涙に咽いでいた。杖の使い手が現れたことで何か宗教的な意味があるのだろうが、ファルマは知ったことではない。

「エレンも触ってみる?」

「え、いいの?! わー! 少しだけ触らせてー!」 

 エレンが喜んで手を差し出すのでファルマがそっと手渡すと、杖は光を失い、エレンの手をすり抜けて床の上にゴトンと落ちた。

「は!?」

 ファルマとエレンは同時に声を上げる。エレンは驚いてのけぞり、メガネを床に落としてしまった。

「申し上げましたように、人間には触れられない杖なのです」

 神官長は面白そうに笑う。これは現世のものではないので、と言う。伸縮自在で、人の背丈ほどのサイズから、数十センチ程度にもなるらしい。

「なるほどねー。やっぱりファルマ君、そうだったのねー」

 居心地悪そうに杖を拾い上げるファルマを眺めながら、エレンは思わせぶりに頷いた。神官長は、ファルマが杖に触れられるかを試したかったようだ。

 ロッテが一人だけ意味が分からずに、「どうして人間に触れない杖にファルマ様が触れるのでしょう」と首をかしげていた。そして、考えても分からなかったので、神官長に出すお茶を用意しにキッチンのある3階に向かった。

「神官長さん。この杖ってもしかして、浮力がある?」

 ファルマはすぐに気付いた。手にしていると、体が浮きそうなほどの浮力を感じるのだ。

「はい、強い神力を通じれば飛べるはずです。古文書にはそう書いてあります、誰も試すことはできませんでしたが」

 魔女が箒にまたがって空を飛ぶように、杖に乗って飛べるのだろうか。ファルマは神力を通じ、杖に腰かけてみた。すると、ファルマの体は宙に浮く。その場にいた者たちは驚いて、悲鳴に近い大声をあげた。

「杖で空を飛べるなんて、聞いたことないわ」

 エレンがふらついて数歩後ずさった。

「人間には出せない出力ですからな、前例もないでしょうな」

「それよりエレオノール様、メガネを踏みましたよ」

 セドリックが気の毒そうに指摘すると、きゃー、とエレンはお約束通り悲鳴を上げた。エレンは、集中を切らすとすぐにメガネを落としてしまうらしい。耳に眼鏡のつるがしっかりかかる、落ちないメガネが必要なんじゃないか、とファルマは思う。それにしても、

「往診に行ったり、マーセイル領に行く移動時間が節約できそうだ」

 馬での移動は時間がかかる。

「空を飛んで薬師が往診に来たら、患者さんがびっくりして死んでしまわないかしら」

 エレンは真面目にそんな心配をしていた。


「いいものをありがとう、神官長さん」

「喜んでいただけて何よりです。大神殿には、貴重な秘宝があります。そうだ、薬神様になら大秘宝の神聖文字が読めるかも。あれが何なのか、学者が何人集まってもまったくわからないのです」

 神官長は興奮気味に話す。

「大秘宝……?」

 へー、とエレンもセドリックも感心する。二人とも、その存在すら知らないようだった。

「一度、大神殿の大秘宝をご覧になってくだされば。小さな板状の半透明の秘宝で、青みがかった色に、黒髪の人物の精巧な絵と、神聖紋章と、神聖文字が刻まれています」

「へー、カードみたいだな」

 ファルマは興味をそそられる。そういえば、黒髪の人間にはこの世界ではまだ会ったことがなかった。そこに描かれているのは、アジア系の人種だったりはしないだろうか。

「でも俺、神殿本部に乗り込んで行ったら、また殺されかけるよな」

 異端審問はもう勘弁してほしい。相手を傷つけないように戦闘したり、脅迫したりのゴタゴタは疲れるのだ。神官長は、私が説明すれば異端審問はないでしょうが、と前置きをしたうえで、

「生ける薬神様の御身とわかれば、大神殿にお祀りされる可能性はあります」

「げっ」

 ファルマは思わず声が出てしまった。

 薬神云々は置いて、大神殿には近づかないほうがいい、とファルマは胸に刻む。

「私の配下の大神殿の技師に大秘宝の精巧な模造品を作らせて取り寄せましょう、ぜひとも一度見ていただいて、神聖文字を判読していただきたく」

 レプリカを取り寄せるのは数か月ほどかかる、とのことだった。


 …━━…━━…━━…


「パッレ・ド・メディシス。ただいま戻りました」

 翌日。三名の従者を引き連れ、意気揚々と、軍馬に乗って長旅から戻ってきたファルマの兄パッレ。引き締まった体つきをした精悍な雰囲気の、ファルマとはあまり顔立ちの似ていない、長い銀髪をした碧眼の少年だった。

 彼は真っ先に両親に挨拶を済ませる。

 ブリュノは、ファルマが宮廷薬師として女帝じきじきの赦しを得て独立し、帝国勅許の薬局を創業したということについては、パッレがノバルート医大を卒業し宮廷薬師としての資格を取るまでは伏せておくと言っていた。 

 パッレの帰省は一週間ほどであるし、嫡男であるパッレを差し置いて、大学も卒業せず先に宮廷薬師になったとわかれば、パッレが勉学の意欲をなくして大学をやめてしまいかねないから、とブリュノは言う。ファルマもその通りだと思ったので、同意した。

 何も知らないパッレは、ファルマの部屋にやってきて兄貴風を吹かせまくっていた。

「元気にしていたか、我が弟よ!」

「久しぶりだね、兄上」

 ファルマは、ノバルート医大での寮生活、大学で何を習っているのか、などの土産話を詳しく聞きたかったのだが、まずは兄として、軟弱な弟妹をしごく通過儀礼があるらしい。

「よーし、ではさっそく夕食まで兄がしごいてやるぞ! 少しは歯ごたえが出てきたか?!」

「雨が降ってるから、晴れてる時にしない?」

 外は雷鳴轟く豪雨だった。ファルマは風邪をひかないが、兄は本格的に風邪をひくだろう。兄は少し鼻声だったからだ。

「雨ぐらいで勘弁すると思ったか? 水属性神術使いはどうせ撃ち合えばずぶ濡れになるんだ。エレオノールなんかに教わってるんじゃ、根性まで貧弱だな。その根性、叩き直してやるぞ!」

 そして兄は、恐ろしいほどの脳筋というか熱血漢だった。

 ファルマは豪雨の中、無理やり兄に連れられてだだっ広い領地内の原っぱに連れていかれてしまった。ブランシュは上手く逃げおおせたらしい。普段からロッテとかくれんぼ耐久戦をしているだけある。

(せめて豪雨の中でやりあうのは勘弁してくれ)

 ファルマは右手の負の能力で豪雨をぴたりとやませてみせた。

「何だ、雨があがったな。これはおあつらえ向きだ。杖を出せ、徹底的にやるぞ」

 パッレは赤い晶石が二つついた、高そうな戦闘用の長い黒杖を抜き、ファルマは昨日入手したばかりの、腰に佩いていた薬神杖を、兄の眼を盗み長く伸ばして携えた。その価値を知らないパッレは、

「まさかそんな装飾だけ立派なガラスの杖を買ったのか。形から入るやつだなお前は。杖ごとその根性も叩き割ってやる」

 とご立腹だ。薬神杖は、持ち手の部分を両手で握ると、5つの透明な晶石を隠すことができた。パッレにはただの長いガラスの棒に見えているらしい。

「いくぞ、ファルマ。お前の力、見せてみろ!」

 パッレは黒い杖を高く掲げると、大きく一回転回した。

「”水の戯れ(Jeux d'eau)”」

 兄ははっきりとした滑舌で、杖を振りぬきざま発動詠唱を打つ。ロッテの情報によると、ノバルート医大でもパッレの神術の腕前は学年1、2を争うらしい。

 無数の水の弾丸が、音速を超え衝撃波を発生させながらファルマに襲い掛かる。威力は手加減しているようだが、ファルマはひらりと跳んで避け、時に杖で打ち返し、攻撃をさばいた。薬神杖に神力を通じると相手の攻撃が非常に遅く見え、身体能力は高められてゆく。


「歯ごたえがあるじゃないか。どんどんいくぞ」

 それを見たパッレは、戦闘本能が疼いたらしい。


「”水の精(Naïade)”」 

 エレンも手こずっていた上位神技を、難なく撃ってきた。杖より放たれた水は水の巨人となり、ファルマを押しつぶそうと襲い掛かってくる。

「”水の竜巻(Tornade de l'eau)”」

 ファルマも発動詠唱を打ち、巨人の攻撃は竜巻によって吸収される。巻き上げた水をそのまま手なづけて、

「”水聖域(Sanctuaire de l'eau)”」

 ファルマは兄を水の結界で包囲した。これで動きを封じたかと思えば、内部から水の砲弾を作り、物量で包囲をぶち破る兄もなかなかのもの。


「パッレ様、ファルマ様。お夕食の時間でございます」

 すっかり日も落ち家令のシモンが馬で彼らを呼びに来たころには、兄弟はまだずぶ濡れになって撃ちあっていた。一時間ほどぶっ続けで戦闘を行っていたのだ。兄は傷だらけになっていたが、ファルマは無傷だ。

「なかなかやるじゃ……ない……か」

 ファルマを指さしながら、兄は大の字になって草原にばったり倒れてしまった。

 顔が真っ赤になり、高熱を出している。ずぶぬれの訓練で本格的に風邪をひいてしまったようだ。ファルマは、その場で傷の手当をしたが、兄の風邪は治療せずしっかり熱を出させたほうがいいと思った。

 

「ほっほ、今回はファルマ様の勝ちでございますかな」

 家令は髭をいじって、目を細めた。

「まだ決着はついてないって言うと思うよ」

 その草原には強大な神力だまりが発生していたが、その場に神官がいなかったので誰にも見えなかった。


「はあ、また料理長にやられましたぁ」

 その日、ロッテは料理長の作戦通り焼きたてのパンを食べてしまって、思うように、彼女の言う「おごちそう」がお腹に入らなかったという。

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