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始まり②

その身は赤色の毛で覆われており、太陽の光によって、より一層、赤色に染め上げられる


「にゃー、、にゃー」

と職員の方へ一歩一歩、歩み寄ってくる

小さな足で確実に一歩一歩


テロ現場という一瞬でも気を抜くことのできない、そんな膠着した空気を1匹の猫が壊した


冷たく張り巡らされた緊張状態がほぐれたのか職員の女性が近づいてくる猫を抱きしめ、他の職員の方へと歩み寄ってくる


「ねぇー見てかわいいでしょう?」


女性職員も猫に劣らず綺麗な風貌を持っており、女性と猫 双方のスマイルに現場が徐々に和んでいくのを感じる


しかし、女性が猫を抱いてから数分、猫の様子が一変する


女性に抱っこされてから、特に様子を変えることがなかった猫だが、威嚇するように「目つきがガラリと変わりシャー、シャーと鳴き始める」


猫が威嚇してから5度目の鳴き声と共に

爆発音が都内に鳴り響く

女性職員及び周りにいた同職員、計5名の身体の肉片が辺り一帯に弾け飛ぶ


な、何が起きた?!

今のは何だ?

現場に衝撃が走る


数秒後に事態を把握した地方組織の連中は自身の仲間達が殺されたことに気づく



どうやらあの「猫」は罠だったようだな

反乱軍は平気でこういうことをしてくる

命を何とも思わない

だから俺も手段は選ばない


仲間を殺され逆上した地方組織の職員達が敵が潜む建物の中へと殺気をむき出しにして突入していく


共に命をかけ死線を乗り越えてきた仲間が汚い手で殺されたのだ

当然だろう


「おいおい止めなければ」

政府軍の隊員が制止を試みようとするが、上官の村正によって止められた


「仲間があんな殺され方したら、俺も同じ行動をとるだろう。

俺らもあいつらに続くぞ」


上官の掛け声と共に俺達も突入する



突入から数時間後


殉職者

・地方組織 20名

・政府軍   5名


反乱軍の15名を討伐及び拘束することに成功した


両者痛みわけに終わり、国民の政府に対する不信感が高まるばかりだった

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