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見習い勇者と落第魔王の大冒険  作者: 話太郎
第四章 嘘吐き少年
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三つの分担 その2

 僕とローナは怪我人の面倒を見ていた。

 と言っても、特にやる事はない。

 僕は言う。

「体とか拭いた方がいいのかな」

「どうかしら。汗とか掻いてる?」

「うん、少し」

 手ぬぐいを水に浸し、搾る。

 そして額かた頬など、優しく拭く。

 すると、男性はやや苦しそうな顔をしながら呻く。

「う、うう…」

「だい、大丈夫ですか?」

 ローナは言う。

「うなされてるみたいね」

「まあ、襲われたんだからね、怖かったのかな」

「傷は大丈夫ってセリアが言ってから、気持ちの問題よね」

 そんな風に自分を落ち着かせるように会話するけど、男性は苦しそうに呻く。

「う、く、くそ…これは」

 僕はローナと顔を見合わせて言う。

「何か喋ってる」

 耳をそばだてると男は小さい声を漏らす。

「あま…い、甘い…ぞ」

 ローナは言う。

「甘い? 甘いって言ってるの?」

「どういう意味なのかな、何かあって、見通しが甘い、とか甘い考え、とかかな」

「襲われた相手や揉め事に関係あるのかしら」

 心配そうにしながら、僕らは男性の看病を続けるのだった。


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