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今回のエピローグ

 全てを終えた僕とケインは報告をする。

 カエルロッド王子は驚く。

「そんな事だったなんて」

 ローズ王女もまだ対立姿勢だったが少しその姿勢を緩めるようで「まさか蛇たちでもなかったのね」と態度を軟化させていた。

 ケインは言う。

「大使の体調は回復してる」

 王子と王女は言う。

「それなら、仲裁も再開されますね」

「蛇たちと、もう一回話し合ってみるわ」

 僕も言う。

「きっといい結果になると思います」

「ありがとう、小さい冒険者くん」

「中々芯の通った子みたいね。人間も見直したわ」

「魔族同士だけじゃなく、色んな人たちが仲良くなれたらと思います」

 王子と王女は笑顔になり、王子が答える。「そういう世界も来るかもしれないね」

 そんな言葉を掛けてもらえた僕はやって良かったな、そう思えたのだった。


 スネーク連合への報告をする私ローナとヴァリー。

 頭目とおぼしきラミアは言う。

「なんだ、私達の早とちりだったのか」と零した。

 ヴァリーは諭すように言う。

「対立する気持ちが、より深く疑念を呼んだんだ」

 メデューサはため息を吐きながら答える。

「怒りに任せていたら、真犯人に気付きもしなかったのね。反省するべきか」

 私はなんとか彼女たちを取り持つ。

「わだかまりも衝突もあると思う。でも、一旦手を止めるのを考えてみて貰えないかしら。魔族同士の戦いなんて、悲しいだけだから」

「…」

 ヴァリーも言う。

「争いは視野を狭くする。主義主張は結構だが手を取り合う方が大抵の物事は上手く行く」

 ラミアとメデューサたちは黙ってしまう。彼女たちはお互いを見合いながら考え、そして結論を出す。

「分かった。大使はいつ回復するのかしら? 話を聞いて貰わないとね」

 私はすごく嬉しくなり、かなり笑顔になってたと思う。


 全て解決し、フォルトナー大使との面会も出来た。

 小さいお髭も立派だけど少し後ろに撫でつけた髪の生え際には小さい角が見て取れた。これが彼に流れる亜人の証なのだろう。

 お付きのウォートンさんが大使に経緯を伝える。

 大使は僕らに言う。

「そんな事だったのか。コカトリスの石化の呪いだとは…。よくやってくれた、賢者セリアに旅の方たちよ。礼を言う。全力で魔族たちの和解を調停しよう」

 こうして事件の幕は閉じたのだった。


 町を後にしながらケインは言う。

「あとはあいつら次第だ。俺たちに出来ることはやった。今すぐ友達には成れないだろうが、手を取り合う事ぐらいはするだろう」

 僕は言う。

「そうだね、じゃあ、僕らは旅の続きに戻ろう」

「おう、勇者に会いに行くんだもんな」

 魔族同士の衝突を回避した満足感と共に、僕は次の場所を目指すのだった。


 旅のおまけというか、僕らが手伝った後始末。

 コカトリスの鶏小屋を見る人が居なくなって、鶏が逃げてしまった。

 森を探す手伝いをする傍ら、亜人の人たちにも森での行動の仕方、小動物の捜索の仕方、小さいイノシシの退治などを教わる。

 僕らはまた少しだけレベルが上がったのだった。


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