表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
見習い勇者と落第魔王の大冒険  作者: 話太郎
出会いと旅立ち
11/69

城門と兵士

 副主任の話を聞いた後、部屋を出た隊長は僕らに資料の内の2つを見せる。

「これを見てみろ」

「えっと…何かな?」

 僕はのぞき込み、ケインもマジマジと眺めながら言う。

「どれどれ…研究日誌と外出、遠征、護衛の申請記録…?」

 隊長が日誌をめくりながら説明する。

「日誌に研究は何も書かれていない日がたびたび出てくる」

 それを聞きながらローナは質問する。

「何してたのかしら?」

「博士は自分で素材取集までしていると副主任が言っていただろう。恐らく研究所から離れている日だ」

 ケインは2つ目の外出記録と見比べながら言う。

「でも外出申請記録とは少し食い違いますね」

 僕は「内緒で出てたって事かな」と聞いてみる。

「秘密主義と聞いている。ありうる事だ」

 ケインはさっそく「城門へ行って確認した方がいいな」と僕らを促した。


 門の兵士は僕らの問いに答えてくれる。

「ええ、最近は入る方は厳しくチェックします、ただ出る方はあまりチェックしない時があります」

「そうなんですか?」と問いかける僕に兵士は続ける。

「町や城への物資の搬入が忙しい時、不審者や不審物の確認に時間が掛かりますので…王都へ入る方は入念なチェックをしますが、出る方は…」

 その言葉にローナが質問する。

「例えば王都の研究員である博士が出て行っても…」

「気にはしないかもしれないですね」

 兵士はそう答えた。


 ケインは言う。

「博士はこっそり外出して遭難したか、魔族に襲われたか…」

 僕も「何かに巻き込まれたのかもしれないね」と同意する。

 隊長は次の行動を決めたようで僕らに告げる。

「今日はもう遅い、明日博士の足取りを追うぞ。精霊や魔族に関する研究が絡んでいるなら行きそうな場所は火山地帯だ」

 こうして1日目の調査を終え、僕らは王様があてがってくれたお城の一室に泊まる事になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ