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VOICE  作者: らんぷー
9/12

「9時になりましたので、始めたいと思います。

え〜、山内 緑さんですね、最近の様子について、私、四宮から、報告させていただきます。」


AM 9時


一階の会議室で、山内さんの担当者会議が始まる


相談事業所の担当者2名 地域活動支援センターの職員1名 私と相原君が出席している。


最近、生理前になると、体調が不安定になること。

今回は酷くて、入院手前までいったこと。おばあさんが入院したこと。

双子の妹さんも不安定で入退院を繰り返していること。

お母さんも鬱をわずらっていて、山内さんが影響を受けてしまっていること。


半年位はとても安定していたが、お母さんと妹さんの体調不良が重なり、今後もっと悪くなることが懸念されることなどを報告した。


「グループホームを希望している話は聞いていますか?」


地域活動支援センターの水川さんが発言する。


「以前、面談のときにチラッと聞いたことはあります。でも、お母さんから反対されたとかで、具体的な話にはなりませんでした。」



「グループホーム……考えてもいいかもしれませんね……」


相談事業所の担当者がそう言うと、少しの間沈黙が流れた。



「お母さんと本人と、一回話し合ってみますか?」



「以前から、主治医からも、お母さん、妹と離れたほうがいいと言われてはいたみたいなんです。結局、メンタルもらっちゃうんで…具体的な話をしてみますか?」



相談事業所の担当者がそう言って、私達は、山内さんがグループホームに入る道を探ることにした。





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