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轟け宇宙へ頂点Sランクへ!  作者: 死神ユトカ
2/2

修行、そして冒険者へ

続きです。気軽に見ていってください。

ルークは絵本くらいでしか修行の内容を知らずその内容は滝行というシンプルな内容だ。

なので父と修行と言われても一緒に滝行するのかな?という感覚だ。

「お父さんと一緒に修行?」

ルークの質問にクロムは、答える。

「そうだ。お父さんとこれから毎日戦いの訓練だ。」

「訓練?」

「冒険者になるには、強くならないといけない、だからお父さんと戦って鍛えるんだ。」

「大人のお父さんと戦っても勝てないよ。」

「大丈夫。父さんは、本気で戦う訳じゃないよ、剣の練習とか異能の練習をするんだよ。」

クロムは優しくルークに教えた。

「分かった。僕お父さんと頑張って練習するよ。」

そう言ってルークの訓練が始まったのである。




翌日朝早くにルークは父、クロムに起こされる。

「う〜ん、もう起きるの?」

と朝早くに起こされたのか欠伸をし、眠そうにルークは言う。

「そら、ルーク顔を洗って走りに行くぞ。」

と普通の人には朝っぱらからキツい事を言う。

「今は、陽の五時だ。今なら人も余り居ないし気持ちよく走れるな。」

とクロムはルークと朝の村を走りながら言う。ちなみに陽の六時は午前六時と同じだ。

「はぁ、はぁ」

いくら異能をもっている。ルークでもまだ三歳なため朝早くから走るのは辛い。

「おいおい、これくらい頑張らないと強い冒険者になれないぞ。」

クロムはルークと一緒に走っているせいかとても余裕そうだ。

「はぁ、はぁ、僕強くなって、冒険者になる!」

ルークは気合いを入れペースを上げた。

朝、村を端から端まで走った後二人は家に戻る。その後アンが作った朝食を食べ、休憩し訓練は次に行く。

「さぁ、次は父さんと剣の練習だ。」

既にかなり疲れている、ルークにさらに追い打ちをかける。

「父さんはな、剣が得意なんだ。」

とクロムは得意分野をルークに教えようとする。

「剣の練習?」

ルークは父に質問する。

「ああ、これからこの木剣で素振りをしてくれ。」

「わかったよ、お父さん。」

ルークは覚悟を決め素振りを開始しようとした。

「まずは、百回だな。」

クロムが回数を言いルークは素振りを開始した。

まだ、はじめなためか綺麗な素振りにはならずクロムが一回一回教えた。

そうして百回の素振りを終えた。そしてそこにある客人が来たのだ。


「はぁ、はぁ」と呼吸の整えようとルークは休む。

「よく頑張ったな、ルークでもこれを毎日して、慣れてきたらきつくするぜ」

とクロム言いルークは強くなることにキツさを憶えた。

そこに

「三歳の子供に中々辛い事をさせてるのだな。」

と言いこちらに近づいて来る人物がいる。その者の見た目は、二十代前半位の見た目で、銀髪であり身長がクロムと同じ位の男だ。そして服装は黒い貴族の様な服だった。

明らかに只者では無い、この村にはこんな貴族のような人はいないのでルークは少し緊張してきた。

「この三年で大きくなったな。なぁクロム。」

「ええ、みるみるルークは成長していきます。」

と、どうやらクロムとは知人ならしい

「は、初めまして、ルーク・オルガと言います。」

とルークは挨拶をする。

「ああ、知ってるさ俺はゼネル・グリム。ちなみに初めてではないぞ実はお前が赤ん坊の時にあっているのだぞ。」

「え、えーーー!!」

ルークは相手の自己紹介に驚く、只者ではないと思っていたがまさかこの星の王が来るとは思っていなかった。それに赤ん坊の時会っていたのは初耳だった。絵本で見た王様は冠をしているイメージがあるためあんまりしっくり来なく、ルークは隣の街位しか行ったことがないので、王の顔を知らなかったのだ。

「それにしてもなぜ剣の素振りをしていだ?剣士でも目指してるのか?」

グリム王はルークに質問をする。

「あ、えっと、お、お父さんと同じ冒険者になりたいからです。」

と緊張しながら答える。偉い人と話すことはとても緊張するのものだ。それもこの星のトップに偉いとなると余計に。

「ほう、クロムと同じ冒険者になりたいのか、これは将来有望だな。」

「ええ、その通りです。」

クロムは自分の息子を褒められ鼻が高くなった。

「あ、そういえば王よルークは異能に目覚めたんですよ。」

「ほう、なんの異能だ?」

「恐らく、雷の異能です。」

「雷か、」

と王は黙り込み、「因果なものよ。」と静かに言った。

「何かあったのですか王?」

「いやまぁな、かつて雷の異能の持ち主を知っていてな。」

「かつての持ち主?」ルークは疑問をおぼえる。かつて自分と同じ能力を持ったものがいたのだろうか

「ああ、ルークは知らなかったな異能の持ち主が死んでじゃったら別の人に移るんだよ、だけどいつ移るか分からないんだがな。」

ルークは異能についてまたひとつを知った。

「異能はどれくらい使える。」王はルークに質問した。

「まだ全然です。」ルークは、先日目覚めたばかりなので能力を全く使えないのだ。

「そうか、なら時々ここに来て異能の使い方を教えてやろう。」

「ほ、ほんとですか?」

「ああ、嘘も何も無い、冒険者になるというのであれば自分の異能くらい使いこなさないとな。」

「ありがとうございます。」ルークは王にも修行をつけさせて貰えることにとても嬉しく思った。

「早速だか、俺が次来るまでに能力をいつでも使えるようにしてほしい。」

「ど、どうやってですか?」

「そうだな、自分はまず蛇口だと思え。」

「蛇口ですか?」

「そう、蛇口だ。蛇口はひねらなければ水は出ない、それとおなじように自分の異能も出ない、自分のひねたら雷が出ると思い異能使ってみよ。」

「蛇口、蛇口、僕は蛇口、」そう唱えルークは力を入れる。そして

「はあー!」と掛け声をいいルークは雷を放出する。一メートルほど放出された。

「まぁ、はじめはそんなものか」王はルークにそういう。

「そうだな、次俺が来るまでに5メートル位は出るようにしとけ。」

「わ、分かりました。」

「うむ、いい返事だ。クロム俺は帰るとする。この後忙しいのでな。」

「また会いましょ王。」

「ああ、さらばだ。」

そういい、王の足元に魔法陣のようなものが描かれて王は姿を消した。

「さぁ、ルーク今日はここまでだ。明日のためにも今日早く寝るんだぞ。」

「うん、わかったよお父さん。」こうしてルークの修行の毎日がはじまった。

毎日毎日続け慣れてきた頃に走る距離を伸ばし、剣は素振りをした後父と軽く対人をしその後異能の修行に入る。あれから二週間後に王は再び来て、今度は、雷を使い自分にまとわせるという事を教えられた。

残念ながら今のルークには全身を雷で覆い鎧にすることは出来ないしかし

「篭手ですか?」

「ああ、雷を自分の腕につけ篭手にするんだ。」

「どうすればできますか?」ルークはただ雷を放出することしか出来ないためやり方が分からなかった。

「そうだな、まずは雷の放出の強弱を練習しその後方向を変えるように操れるようしにすれば、恐らく腕にもつけ、篭手にすることができるだろう、そうすれば篭手を使い攻撃や防御に使えるだろう。」

「分かりましたりやってみます。」

「どうして、篭手からなのですか?」クロムは王に質問をする。

「うむ、今のルークでは鎧をまとえるほど雷を放出できないのでな、まずは篭手その後脚の鎧をまとわせる。」

「なるほど、そういうことですか。」

そうしてさらに毎日毎日とルークは修行する。何ヶ月か過ぎた時、ルークは雷を篭手にまとえるようになり剣の修行をやめてクロムと対人の練習をした。剣の修行を辞めたのは単にルークには剣が合わなかったためだそれはクロムだけでなくルーク自身もわかっていたため剣の修行を辞めたのだ。そうして三年が過ぎた。ルークは六歳になり雷の篭手を完成させたのだ。その後脚の鎧をつけるためまた修行に取り掛かった。

「篭手が完成したな、ルーク」

「うん、やっと完成した。」

「じゃあ今日も父さんと対人といきたいとこだが、」ここでクロムはルークに新たなる事を教えるのであった。

「こうしゅ?」

「そう、攻守だ。」

「なんなのそれ?」

「攻守とはな、簡単にいうと気をまとうことだ。」

「そうだな、硬い鎧を着るようなものだ。」

「攻守はな、誰にでも備わっているだ、ただ普通に生活したら気づかないがな。」

「僕にもあるの?」

「もちろんルークにもあるぞ父さん位に強くなれば、ルークがどれくらい攻守があるか数値化できるぞ。」

「え、僕どれくらいあるの?」

「そうだな、だいたい三万くらいだな。」

「…それって強いの?」

「ああ、その年だったら化け物だな。」

「そうなの?」

「そうだとも、基本攻守は、戦って成長する。修行でも強くはなるが、戦うのが一番手っ取り早いからな。」

「分かった、攻守の修行も頑張るよ。でも攻守ってそんなに重要なの?」

「重要だぞ、攻守の差で勝負がつくといっても過言ではない多少の差ならまだしも離れていれば離れていくほど勝率は少なくなる。」

「そうなんだ、ちなみにお父さんの攻守はどれくらい?」

「う〜ん、それはルークが強くなってからのお楽しみだ。」

「ええ〜、けちー」

「まぁ、そのうち分かるさ。」

「お父さん。」

「うん?」

「この星で一番強い人って誰なの?」とルークは質問する。単純に誰が強いか興味本意での質問だ。

「それはな、この星の王グリム王だ。」

「王様が?」

「そう、この星の王様だ、グリム王はな宇宙の中で魔法がトップクラスに得意なんだ。」

「よく帰る時消えるように帰るけどあれも魔法?」

「そうだ。王はな魔法王とも言われてる。魔法使いで二番目に凄い名前だ。」

「二番目なの?」

「ああ、でもその上の魔法神は今は居ないから実質グリム王が一番だな、王はあえて魔法神にならないらしいがな。」

「王様ってそんなにすごかったんだぁ。」

「しかもこの星には剣王っていってな、剣の達人もいるんだぞ。」

「剣王もいるの?」

「恐らくこの星二番目に強いと思うぞ、なんだって宇宙で二番目に強い剣士だからな。一番は剣神っていって今も遠い星にいるが、この星には宇宙ですごい人が二人もいるんだ。」

「他にもグリム王の執事の人は、竜人という種族でとても強いぞ、父さんには到底敵わない人だ。」

「そ、そんなに人がいるだ。」

「父さんはな、十歳で冒険者をはじめて、みんなの役に立ちたいと思ってやったんだ、魔物討伐や凶悪人物や組織の討伐とか今まで色々やったけどまだまだ強くならないといけない、父さんもルークも修行を頑張らないとな。」

「うん、僕頑張る。」




そしてまたルークの修行の毎日がはじまり時は過ぎまた三年が過ぎルークが九歳になった頃クロムは、ルークにある提案をする。

「名前?」

「そう、名前だ。」ルークの雷の篭手に対して名前をつけるようクロムはそう提案した。

「んー、といってもなぁ思いつかないなぁ。」いきなり名前をつけろといわれてもルークには中々思い浮かばない。

「いい名前があるぜ。」

「どういう名前?」

「ライトニングガントレットってとはどうだ?」

「うんそれにするよ。お父さんが決めてくれたからね。」

「別に父さんじゃなくてルークが決めていいんだぞ。」

「僕じゃ思い浮かばないからライトニングガントレットでいいよ。それにかっこいいし。」

「そうか、なら良かった。」「ちなみに脚の方はライトニングフロートアーマーって感じだ。」

「分かった。今日からそう言って使うよありがとうお父さん。」

「おうよ、どういたしまして。」

そうして名前を決めてからさらに一年がたちルークが冒険者になる日が来たのだ。

季節は春ルークは10歳になり今日この頃新たなる一歩の日となる。

「成長したな、ルーク」

「うん、お父さん」

「ライトニングフロートアーマーを極めてガントレットの方と一緒にできる所までにした方がいいと父さんは、思うんだが、どうやら行きたいらしいな。」

「うん、早く冒険者になりたい。」

「分かった、まずは朝食を食べて冒険者のなり方を教える。」そういいルークとクロムは家に向かい家族みんなで朝食を食べる。そしてクロムはルークに冒険者のなり方を説明する。

「王都?」

「ああ、王都に行って冒険者組合の施設に行けば冒険者登録ができる。最初はEランクで今のルークなら比較的簡単な依頼が多い。」

「…そういえば今の僕の攻守はどれくらいなの?」

「うーん、大体六万三千ってとこかな。」

「そんなに増えたんだ。あの時は三万くらいだったのに。」とルークは驚きの声と共に言う。

「全く驚くほど成長がはやいなルークは…」

「王都のどこに行けばいいの?」

「王都の中心街にあるぞかなり大きい建物だからわかりやすい。」

「分かった、王都ってことはグリム王もいるの?」

「…あの王はなんだかんだいって忙しいからな、会いに行かなくていいと思うぞ。きっと仕事中だし。」ルークに異能修行をしてくれていたグリム王だが、六歳くらいになってからの一回も顔を出したことがなく相当忙しいということが分かる。仮にもこの星国のトップなので当たり前かもしれないが

「じゃあ、いってきます。お父さん、お母さん。」

「ルークちゃん、つらいと思ったらすぐに帰ってきてね無理はだめよ。」母であるアンは自分の息子の出かけにとても心配する。親として当然の考えだ。

「ルーク、父さんもそろそろ冒険者を再開する予定だからその時は頑張って追いつけてくれよ。」

「分かったよ、いってきます。」とルークは家を出た。

「ルークちゃん……っ……!」アンは熱い涙を流す。母親として子供が危険なところに行くのは酷く心配し心が痛む。本当は今すぐにでも追いかけとめたいのだがその道を息子は夢といい自分で突き進みにいったためアンがとめることはもうできない。そのアンを見てクロムは抱きつき背中をさすった。

「大丈夫、うちらの子だ。必ず生きて立派な冒険者なるさ。」

そういいアンを安心させるため慰めた。



そしてルークは徒歩で王都まで行き冒険者になるのであった。





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